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しおりを挟む「健さん、早く挿れて……」
「前戯は要らない?」
潤んだ瞳と同じように、すっかり濡れている未悠の後蕾だ。
健に奉仕しながら、自分も昂っていたのだろう。
両脚を擦り合わせる未悠の悶えは、まるで誘っているかのようだ。
「じゃあ、挿れながら可愛がってあげるよ」
健はひとまず、未悠の体に杭を打ち込んだ。
「う、っふ。ん、うぅ、あ!」
じっくりと挿れられる時間は、途方もなく気持ちがいい。
体の中を全て暴かれる。
そんな心地を、未悠は感じていた。
(まだ二度目だから、優しくしないとな)
健はそう思い、ゆったりと腰を使っていたが、未悠は喘ぎながらも注文を付けてきた。
「も、っと。もっと、う、うぅ、あ! はぁ、んん!」
「もっと欲しいのか?」
せわしく首を縦に振る未悠に、健は唇を舐めた。
「解った。もっと激しくしてやるよ」
そして、今までの倍のスピードで動き始めた。
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