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第一章・ブラウ誕生
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真希は小柄で華奢な体型の少女だった。あまりにも華奢なので病弱なの? なんていわれるのもしばしばだった。でも、今の彼女はメタリックボディに身を固めた戦闘ロボのようだった。もしかすると、機械に改造されたと錯覚しそうだった。
「まさか・・・改造手術を施したの?」
「それはないわよ。そんなことをしたらママもパパも捕まってしまうわよ。ちゃんと、元に戻れるわ! でも、一度着用したら十二時間は最低でも脱げないわ。ちなみに最長一週間着用できるわよ!」
真希の質問に対するママの回答は嬉々としていた。どこの世界に、就寝中の娘をロボット姿にする親が・・・目の前にいた! 狂っているわ絶対に! そう思うしかなかった。
「それって、今日一日この姿でいないといけないわけ? 折角の日曜日なのに! 買い物に出かけたいのに・・・」
「出かけたっていいじゃないのよ! 折角のメタリックな衣装を着ているから!」
ママはそういうけど、どこの世界に・・・ロボットのコスプレで買い物に行く娘がいるというのよ! こんな姿で行ったら警察沙汰になるしかないって!
「嫌よ! それにしても、寝ている娘をこんな姿にする親がいるのよ! これって何なのよ!」
真希は泣きたかったが、視界が・・・それにしても、フェイスカバーの下ってどうなっているのか分からなかった。よく考えると、しゃべってはいても、どうもスピーカーから出ている感じだし、口の中になにかマウスピースのようなものを入れられているし、色々と違和感だらけだった。
「それか? 真希はガーディアンガールズの三号機のブラウだ。ドイツ語で青色というのだ。ちなみにママは初号機のヴァイスだ。カッコいいだろう!」
パパは明るく言うけど、妻と娘にロボットのコスプレ衣装を作って悦に入っている様だった。
「そうそう、ガーディアンガールズは五人いるから、あと三体を製造中だ。そうだ、真希よ! お前のお友達でスーツを着たいという娘がいたら紹介してもらえないか?」
「そんなの・・・出来るわけないわ! 変な趣味を持っていると思われるわ! はずかしいよ!」
真希は地団太を踏んでいたが、自分がロボットに同化していることに気付き嫌で仕方なかった。そして、そのあと真希いやブラウはヴァイスとともに無理やり連れ出されてしまうのであった。
「まさか・・・改造手術を施したの?」
「それはないわよ。そんなことをしたらママもパパも捕まってしまうわよ。ちゃんと、元に戻れるわ! でも、一度着用したら十二時間は最低でも脱げないわ。ちなみに最長一週間着用できるわよ!」
真希の質問に対するママの回答は嬉々としていた。どこの世界に、就寝中の娘をロボット姿にする親が・・・目の前にいた! 狂っているわ絶対に! そう思うしかなかった。
「それって、今日一日この姿でいないといけないわけ? 折角の日曜日なのに! 買い物に出かけたいのに・・・」
「出かけたっていいじゃないのよ! 折角のメタリックな衣装を着ているから!」
ママはそういうけど、どこの世界に・・・ロボットのコスプレで買い物に行く娘がいるというのよ! こんな姿で行ったら警察沙汰になるしかないって!
「嫌よ! それにしても、寝ている娘をこんな姿にする親がいるのよ! これって何なのよ!」
真希は泣きたかったが、視界が・・・それにしても、フェイスカバーの下ってどうなっているのか分からなかった。よく考えると、しゃべってはいても、どうもスピーカーから出ている感じだし、口の中になにかマウスピースのようなものを入れられているし、色々と違和感だらけだった。
「それか? 真希はガーディアンガールズの三号機のブラウだ。ドイツ語で青色というのだ。ちなみにママは初号機のヴァイスだ。カッコいいだろう!」
パパは明るく言うけど、妻と娘にロボットのコスプレ衣装を作って悦に入っている様だった。
「そうそう、ガーディアンガールズは五人いるから、あと三体を製造中だ。そうだ、真希よ! お前のお友達でスーツを着たいという娘がいたら紹介してもらえないか?」
「そんなの・・・出来るわけないわ! 変な趣味を持っていると思われるわ! はずかしいよ!」
真希は地団太を踏んでいたが、自分がロボットに同化していることに気付き嫌で仕方なかった。そして、そのあと真希いやブラウはヴァイスとともに無理やり連れ出されてしまうのであった。
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