55 / 55
55
しおりを挟む
俺が反論もせずに頷いていたら、フランソワ君にニヤニヤとした表情を向けて笑ってきたんだけど何で。
そんなにやけるような会話あったかな。
「大事にされてるなぁ、ジョエル」
「え?誰に?」
「ジルに気まってるじゃん。あんな無口で俺たちに興味ありませんっていう態度を取っていた奴が自分以外にジョエルに手を出しても容赦しないって言ってきたんだぞ?お前らいつの間にそんな仲になったんだよ」
このこの、と肘をつつかれてもなぁ。
ジル君としては『俺』じゃなくて昔の俺に何か起こるのが嫌だから、やむ終えず今の『俺』も守ってやるかって感じなわけで、『俺』との関係性が変わったわけじゃないと思うんだけど。
「フランソワ君が想像しているような関係性ではないよ。だけど、そうだね…ジル君が言いたいことをちょっと言えるようになって、考えてることが分かるようになったってだけだよ」
そんなにやけるような会話あったかな。
「大事にされてるなぁ、ジョエル」
「え?誰に?」
「ジルに気まってるじゃん。あんな無口で俺たちに興味ありませんっていう態度を取っていた奴が自分以外にジョエルに手を出しても容赦しないって言ってきたんだぞ?お前らいつの間にそんな仲になったんだよ」
このこの、と肘をつつかれてもなぁ。
ジル君としては『俺』じゃなくて昔の俺に何か起こるのが嫌だから、やむ終えず今の『俺』も守ってやるかって感じなわけで、『俺』との関係性が変わったわけじゃないと思うんだけど。
「フランソワ君が想像しているような関係性ではないよ。だけど、そうだね…ジル君が言いたいことをちょっと言えるようになって、考えてることが分かるようになったってだけだよ」
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
15
この作品は感想を受け付けておりません。
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる