光と影はいつも側に

mahiro

文字の大きさ
上 下
53 / 55

53

しおりを挟む
「ど、どうしよう」


まさか、こんな手紙が来るなんて……。
ジル君との約束もあるし断りたいけど、どう断れば良いんだろう。
身分的立場からすると断れないしなぁ。


「何悩んでるんだ?」


「フランソワ君………」


頭を抱え込んでいた所に、フランソワ君がやってきて俺の前の席に腰かけ、机に置かれた手紙を見て首を傾けた。


「ジルの不安材料は失くなったんだろう?なのに、まだ監視するつもりなのか」


「そうなんだよ……それにジル君、城には居たくないんだって。だから、断ろうと思うんだけど、良い方法が思い付かなくて」


「まぁ、長年地下にいて俺たちが知らないだけで、嫌な思いとかしてたかもしれないし、城に戻ったらカルロス陛下たちに何されるか分からないもんな」
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【完結】それは愛ではありません

恋愛 / 完結 24h.ポイント:433pt お気に入り:400

追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:142pt お気に入り:1,530

割れないしゃぼん玉

現代文学 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:6

ロイヤルブラッド

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:1,689pt お気に入り:72

異世界で魔道具にされた僕は、暗殺者に愛される

BL / 完結 24h.ポイント:291pt お気に入り:1,026

魔王の秘密

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

異世界召喚された俺はチートでした

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:351

処理中です...