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そうまでして人間にさせたのは、ジル君にとって、『魔王』が大切であったからで、何者にも変えがたい存在だったっと。
今の俺はジル君が望んだ姿、形というところまでは理解できた。
だから、俺がジル君に謝る必要も特にないっていうのも何となく分かった。
「俺は『魔王』討伐後、消え失せそうになっていたお前の魂を無理やり止めさせ、お前の魔力を全て奪ったら俺が『魔物』になった。そのとき吸収できなかった魔力が全身に張り付いて動けなくなったんだ」
「あ、それがあの氷の正体か」
あ、そうか。
もとは俺の魔力だったから、俺には影響が出なかったし、氷も消滅したわけか。
漸く納得がいったな。
あれ、でも、あのときのジル君、分かっていないような反応だったような。
今の俺はジル君が望んだ姿、形というところまでは理解できた。
だから、俺がジル君に謝る必要も特にないっていうのも何となく分かった。
「俺は『魔王』討伐後、消え失せそうになっていたお前の魂を無理やり止めさせ、お前の魔力を全て奪ったら俺が『魔物』になった。そのとき吸収できなかった魔力が全身に張り付いて動けなくなったんだ」
「あ、それがあの氷の正体か」
あ、そうか。
もとは俺の魔力だったから、俺には影響が出なかったし、氷も消滅したわけか。
漸く納得がいったな。
あれ、でも、あのときのジル君、分かっていないような反応だったような。
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