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俺の心配とは裏腹にジルは特に問題行動ひとつなく生活していた。
制御装置も知らない人からするとただのアクセサリーに見えるようで、無愛想だけれどお洒落な店員が一人増えたと常連さんたちは言っていた。
お客さんも増え人手が足りないから増員したと思われたのもあり、疑問に思う人もいないようだった。
「ジル、凄い馴染んでるな」
フランソワ君が仕事終わりに本人にそう言うと、ジルはどうも、というなり自分の部屋に戻ってしまった。
「………カルロス陛下から何か連絡は着たのか?」
「全く。恐らく意見が分かれてるんだと思う。城で様子を見るべきかこのまま俺の店で様子を見るべきかって」
「国民が知ったら絶対に城にいて欲しいだろうな」
「だろうね。でも、何の問題もないんだよ。暴走の兆候も見られないし。まぁ、見られたら遅いんだけど」
「だよなぁ」
制御装置も知らない人からするとただのアクセサリーに見えるようで、無愛想だけれどお洒落な店員が一人増えたと常連さんたちは言っていた。
お客さんも増え人手が足りないから増員したと思われたのもあり、疑問に思う人もいないようだった。
「ジル、凄い馴染んでるな」
フランソワ君が仕事終わりに本人にそう言うと、ジルはどうも、というなり自分の部屋に戻ってしまった。
「………カルロス陛下から何か連絡は着たのか?」
「全く。恐らく意見が分かれてるんだと思う。城で様子を見るべきかこのまま俺の店で様子を見るべきかって」
「国民が知ったら絶対に城にいて欲しいだろうな」
「だろうね。でも、何の問題もないんだよ。暴走の兆候も見られないし。まぁ、見られたら遅いんだけど」
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