記憶屋

卯月青澄

文字の大きさ
上 下
70 / 149

70

しおりを挟む
年が明けた。

2024年2月。

残り少ない時間で自分に何が出来るか考えていた。

ネットで記憶屋という存在を知った。

都市伝説的な話だ。

記憶を消してくれるらしい。

ならば消して欲しい記憶がある。

先輩の中の僕の記憶。

僕との思い出、記憶がなくなれば、先輩と僕は付き合っていたという事実は先輩の中からなくなる。

僕が死んでも、同じ高校の後輩が死んだという話でしかない。

ただの赤の他人の死に悲しむ事はないだろう。

そして記憶屋に連絡する方法はネット上で色々と書かれていた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

AI生成イラストで色々とやってみた

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

髪寄りな話~完全ノンフィクション

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:28

推しが尊過ぎてっ!

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:48

異世界で婿養子は万能職でした

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:92pt お気に入り:2,163

忘れられた財宝:古い家と新しい始まり

O.K
エッセイ・ノンフィクション / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

言いたいことは、それだけかしら?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:781pt お気に入り:1,239

アレンジ可シチュボ等のフリー台本集77選

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:0

薔薇の耽血(バラのたんけつ)

キャラ文芸 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

処理中です...