愛されたい少年

星夜るな

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1章

63  リオ目線

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エーリルが清瀧を呼び出した。

流石にその年でまだ、学園に入って初日なのに呼び出せるとは思わなかった。

だから、一緒に通うために…頑張ったことが伝わってきた。

多分。苦しい日もあったと思う。誰にだって難しいことがある。

エーリルにとっては、新しい人と関わるときに。

でも、仲良くなれたら、大丈夫。
人は、最初の一歩がなかなか踏み出せない。
 けれど、エーリルは、自分でその一歩を踏み出した。

苦手なのに…。


だから、僕は手を抜かない。












周りが、清瀧をみてざわざわしている。

清瀧は、人を選ぶから。

もちろん朱雀も人を選ぶ。でも、清瀧ほどではない。

人間で言うと嫌いなものは食べない。
という感じだ。

だから、ことさら珍しく見えたんだろう。


 

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