愛されたい少年

星夜るな

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1章

55 リオ目線

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エーリルがぐっすり眠っている。


今日は、エーリルにとって大変だった日かもしれない。

一時は大丈夫かな。と心配していた。

お茶会をするのも最初乗る気ではなかったみたいだし。

でも、僕としてもエーリルに仲のいいともだちがいてもいいと思う。というか増やしたい。

まだ、エーリルにできることが僕自身少なくて。


だから、僕と仲のいい三人が友達として紹介できたのは嬉しかった。



時間が経つと、たくさん笑って。美味しいものを食べて笑って。


こんな日が続けばいいなと。


でも、やっぱりお祖父様、父様、僕、ノア以外に触られるのは、だめで。

いきなり、知らない人がいるとあの時みたいになるみたい。ということを今日わかった。


だから、こんなことが次起こらないようにしないといけない。ということを心に決めた。




そして、僕もゆっくりと夢の中へと……。
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