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1章
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お茶会では色んな話をした。
兄様の小さい頃とか。
実は、昔はやんちゃだったんだって。
四人で怒られては、また、やんちゃしてだったらしい。
お茶会が始まって二時間くらい経ったとき兄様が
「さて、エーリルは、お昼寝しようか。」
お昼寝…。遊びたいのに。楽しいのに…。
いつまでも席から立たない僕を見てか。
「俺たちも一緒にお昼寝する。」
「何言ってるの?ガイ…。」
兄様が案の定戸惑っている。
「いいね。」
「ムイまで…。」
「ファンは、どうするんだ?」
「僕もね。お昼寝しようかな。」
「……。」
兄様お願い。
ね。
「はぁ…。仕方ない。一緒にお昼寝しよう。」
やった。
僕は、勢いよく椅子から飛び降りる。
「エーリル嬉しいのはわかるけど、危ないよね。」
「『ごめんなさい。』」
そして、仲良く手を繋いで温室を後にした。
連れられた場所は僕の部屋でも兄様の部屋でもなかった。
「ここはね客室だよ。客室と言ってもあまり使われていないけれどね。」
ベットを見るとデカかった。大人五人寝ても余裕なくらい。
みんなで寝転んでメイドさんがカーテン閉める。すると、夜のような真っ暗さが部屋を包む。
「おやすみ。」
兄様が僕の頭を優しく撫でる。
「『おやすみ…な…さい。』」
兄様の小さい頃とか。
実は、昔はやんちゃだったんだって。
四人で怒られては、また、やんちゃしてだったらしい。
お茶会が始まって二時間くらい経ったとき兄様が
「さて、エーリルは、お昼寝しようか。」
お昼寝…。遊びたいのに。楽しいのに…。
いつまでも席から立たない僕を見てか。
「俺たちも一緒にお昼寝する。」
「何言ってるの?ガイ…。」
兄様が案の定戸惑っている。
「いいね。」
「ムイまで…。」
「ファンは、どうするんだ?」
「僕もね。お昼寝しようかな。」
「……。」
兄様お願い。
ね。
「はぁ…。仕方ない。一緒にお昼寝しよう。」
やった。
僕は、勢いよく椅子から飛び降りる。
「エーリル嬉しいのはわかるけど、危ないよね。」
「『ごめんなさい。』」
そして、仲良く手を繋いで温室を後にした。
連れられた場所は僕の部屋でも兄様の部屋でもなかった。
「ここはね客室だよ。客室と言ってもあまり使われていないけれどね。」
ベットを見るとデカかった。大人五人寝ても余裕なくらい。
みんなで寝転んでメイドさんがカーテン閉める。すると、夜のような真っ暗さが部屋を包む。
「おやすみ。」
兄様が僕の頭を優しく撫でる。
「『おやすみ…な…さい。』」
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