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1章
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「ようやく気づいた?ですか。気づくのはあなたの方ですよ。こんなこと許される。と思ってるんですか。すごい頭してますね。」
と、ルントさんが、父にそう言い放った。
そして、ラオルが、母を拘束して、父の隣に並べた。
「なんで…。」
と、母がまだ。分からない。と言っているようだった。
そして、一瞬黙り。次に放った言葉は…。
「ごめんねさい。謝るわ。だから、この拘束やめてくれないかしら。どんなことでもするわ。だから…。お願い…。ね。エーリル。」
すると、さっきまで怒り狂っていた父が、申し訳ない顔をして、
「エーリル…。俺たちが、悪かった…。ごめんなさい。………。エーリルの産みの母であるティナッもこう言っているんだし…。」
あー。
心から謝っているわけではないんだ。
ただ、この状況が続くことが嫌だから。
僕に、謝ってきているんだ。
そっか…。
結局、わかり合えないんだ…。
でも、
『ごめんなさい。』
『悪かった。』
『どんなこともする。』
『許して。』
『生みの親が言っているから…。』
それじゃあ、許せないんだよ。
許したくないんだよ。
と、ルントさんが、父にそう言い放った。
そして、ラオルが、母を拘束して、父の隣に並べた。
「なんで…。」
と、母がまだ。分からない。と言っているようだった。
そして、一瞬黙り。次に放った言葉は…。
「ごめんねさい。謝るわ。だから、この拘束やめてくれないかしら。どんなことでもするわ。だから…。お願い…。ね。エーリル。」
すると、さっきまで怒り狂っていた父が、申し訳ない顔をして、
「エーリル…。俺たちが、悪かった…。ごめんなさい。………。エーリルの産みの母であるティナッもこう言っているんだし…。」
あー。
心から謝っているわけではないんだ。
ただ、この状況が続くことが嫌だから。
僕に、謝ってきているんだ。
そっか…。
結局、わかり合えないんだ…。
でも、
『ごめんなさい。』
『悪かった。』
『どんなこともする。』
『許して。』
『生みの親が言っているから…。』
それじゃあ、許せないんだよ。
許したくないんだよ。
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