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第1章
第60話 side みーちゃん2
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不意に降下が終わり、ふと周りを見渡すとどこかのお庭?に片膝をついていたわ。地面には敷物が敷いてあるわね。ひいふうみい・・・私を入れて7人いるのね。取り敢えず1人じゃないから安心したわ。皆大丈夫そうね。だって立ち上がると体を伸ばしたり、周りを見ているもの。えっと男の子3人と女の子4人か。少し離れた所にこちらを見ている人がいるわね。何でだろう?驚いていないわね。こちらが立ち直るのを待っているのかしら?
先ずはクラスメイトを確認し、あそこで待っている人と話しをして可能なら保護を求めたいわ。
皆不安がっているわね。こんな時こそ男子しっかりしなさいよ!ってこいつら駄目だわ。もう、仕方がないわね。
この場にいるクラスメイトは以下の6名。
男子
真田 尊(さなだ たける)
篠原 剛輝(しのはら ごうき)
田村 勇太(たむら ゆうた)
男でしょ!シャキッとしなさいよ!
女子
伊納 奈々美(いのう ななみ)なみ
南本 瑠璃花(みなもと るりか)るり
横崎 佐々里(よこさき ささり)さりー
女子はいつもつるんでいる気心の知れている子達で安心したわ。
男子はこの3人はいつもつるんでいるわね。
「おい道村、どうなっているんだ?」
「何?田村君、私に分かる訳ないでしょ!?それよりも男子しっかりしなさいよ!お前達は俺らが命に代えてでも守ってやる!って位の事を言ったらどうなの?」
「聞いただけだろ!それに何で道村を守ってやらなきゃならないんだ?お前なら例え1人でも何とかなるだろ?」
「田村っち最低ね。いくらみっちゃんの運動神経が良くても、か弱い乙女なのよ!」
「まあまあ、るりも押さえて押さえて。それよりもあちらの方が痺れを切らす前に助けて貰おうよ」
るりを(南本 瑠璃花)なみが(伊納 奈々美)宥める。
「ほら男子、みーちゃんじゃないけど、たまには女子の前で格好いい所を見せないと瑞希に嫌われるわよ?」
さりー(横崎 佐々里)がそう言うと、仕方なさそうに真田君が先陣を切って行っちゃった。流石は性騎士!じゃなくて聖騎士!私もついていこう。
でもね、ふと考え事をしていたのだけど、いつの間にかその女の人の前に私がいたのよね。何やってるのよ真田!?と思ったら靴の紐が解けて、更にその紐を踏んで転けていたのよ・・・ばかー!少しでも信じた私が馬鹿じゃないのよ。もう。今更よね。はあ。
真田君はバツが悪そうにしているわね。まあ、真田君の無様な姿に気が付かなかった私も悪いんだけどね。
「ようこそいらっしゃいました。遙か彼方より来られし者よ。外ではなんですから先ずは中に入り、お茶でも飲みながら話をしましょう。自己紹介はお茶を飲みながら致しましょう」
その方は40歳位?私のママより少し下かな。綺麗な歳の取り方をされているわね。貴族?仕立ての良い上品なマダムかしら?振り向きもせずに中に行くのね。女は度胸!さあ行くとしますか。
お屋敷?館?窓から興味津々といった感じの子供達?が見ているわね。
お付きの人?は私達と同じ歳位?男女に挟まれているわね。あれ?耳が尖っているわ・・・あれ?何かこっちに来る?私に?
「アタシはミライって言うの。ここの2番弟子よ。1番上のお姉さまはお師匠様の用件で他の町に行っているの。宜しくね」
「えっと、私は」
「嬢ちゃん達、遠くから来たんだろ?心配すんな。当面俺達が面倒を見てやるぜ。俺は2番弟子のガナフスキーってんだ。宜しくな!」
ミライって子がガナフスキーって男の子を睨んでいるわね。おかしいわね?2人共2番弟子って言ったわね。
「このバカタレ!今朝私に負けたでしょうに。2番弟子は私よ」
「何言ってやがる。昨日は俺が勝ったぞ」
「これこれ、2人共それくらいにしておきなさい。客人方が呆れているぞ!それにニーナ姉様はもう弟子じゃないぞ。まったく」
あれ?この人さっきまでいなかったよね?格好良いな!あれ?胸があるから女の人?それにしても男装が似合っているわね。金髪のイケメンね。背は160cm台かしら?
「私はイスト。2人が失礼したわね。あのおば、こほん、年配の女性が我らのお師匠様だ。私が修業を終えた2番弟子になるのかな?上にニーナという変態がいるから、帰って来たら気を付けると良いよ。あの2人は修業中の弟子の中ではトップの2人だからね。歳も近いから仲良くしてやってくれ。私も呼び戻されてね。君達のような子を探しに行くのさ」
そう言うとイストの姿がすぐに消えた。そうしていると、1つの部屋へ案内されていったのだわ。
先ずはクラスメイトを確認し、あそこで待っている人と話しをして可能なら保護を求めたいわ。
皆不安がっているわね。こんな時こそ男子しっかりしなさいよ!ってこいつら駄目だわ。もう、仕方がないわね。
この場にいるクラスメイトは以下の6名。
男子
真田 尊(さなだ たける)
篠原 剛輝(しのはら ごうき)
田村 勇太(たむら ゆうた)
男でしょ!シャキッとしなさいよ!
女子
伊納 奈々美(いのう ななみ)なみ
南本 瑠璃花(みなもと るりか)るり
横崎 佐々里(よこさき ささり)さりー
女子はいつもつるんでいる気心の知れている子達で安心したわ。
男子はこの3人はいつもつるんでいるわね。
「おい道村、どうなっているんだ?」
「何?田村君、私に分かる訳ないでしょ!?それよりも男子しっかりしなさいよ!お前達は俺らが命に代えてでも守ってやる!って位の事を言ったらどうなの?」
「聞いただけだろ!それに何で道村を守ってやらなきゃならないんだ?お前なら例え1人でも何とかなるだろ?」
「田村っち最低ね。いくらみっちゃんの運動神経が良くても、か弱い乙女なのよ!」
「まあまあ、るりも押さえて押さえて。それよりもあちらの方が痺れを切らす前に助けて貰おうよ」
るりを(南本 瑠璃花)なみが(伊納 奈々美)宥める。
「ほら男子、みーちゃんじゃないけど、たまには女子の前で格好いい所を見せないと瑞希に嫌われるわよ?」
さりー(横崎 佐々里)がそう言うと、仕方なさそうに真田君が先陣を切って行っちゃった。流石は性騎士!じゃなくて聖騎士!私もついていこう。
でもね、ふと考え事をしていたのだけど、いつの間にかその女の人の前に私がいたのよね。何やってるのよ真田!?と思ったら靴の紐が解けて、更にその紐を踏んで転けていたのよ・・・ばかー!少しでも信じた私が馬鹿じゃないのよ。もう。今更よね。はあ。
真田君はバツが悪そうにしているわね。まあ、真田君の無様な姿に気が付かなかった私も悪いんだけどね。
「ようこそいらっしゃいました。遙か彼方より来られし者よ。外ではなんですから先ずは中に入り、お茶でも飲みながら話をしましょう。自己紹介はお茶を飲みながら致しましょう」
その方は40歳位?私のママより少し下かな。綺麗な歳の取り方をされているわね。貴族?仕立ての良い上品なマダムかしら?振り向きもせずに中に行くのね。女は度胸!さあ行くとしますか。
お屋敷?館?窓から興味津々といった感じの子供達?が見ているわね。
お付きの人?は私達と同じ歳位?男女に挟まれているわね。あれ?耳が尖っているわ・・・あれ?何かこっちに来る?私に?
「アタシはミライって言うの。ここの2番弟子よ。1番上のお姉さまはお師匠様の用件で他の町に行っているの。宜しくね」
「えっと、私は」
「嬢ちゃん達、遠くから来たんだろ?心配すんな。当面俺達が面倒を見てやるぜ。俺は2番弟子のガナフスキーってんだ。宜しくな!」
ミライって子がガナフスキーって男の子を睨んでいるわね。おかしいわね?2人共2番弟子って言ったわね。
「このバカタレ!今朝私に負けたでしょうに。2番弟子は私よ」
「何言ってやがる。昨日は俺が勝ったぞ」
「これこれ、2人共それくらいにしておきなさい。客人方が呆れているぞ!それにニーナ姉様はもう弟子じゃないぞ。まったく」
あれ?この人さっきまでいなかったよね?格好良いな!あれ?胸があるから女の人?それにしても男装が似合っているわね。金髪のイケメンね。背は160cm台かしら?
「私はイスト。2人が失礼したわね。あのおば、こほん、年配の女性が我らのお師匠様だ。私が修業を終えた2番弟子になるのかな?上にニーナという変態がいるから、帰って来たら気を付けると良いよ。あの2人は修業中の弟子の中ではトップの2人だからね。歳も近いから仲良くしてやってくれ。私も呼び戻されてね。君達のような子を探しに行くのさ」
そう言うとイストの姿がすぐに消えた。そうしていると、1つの部屋へ案内されていったのだわ。
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