七色の魔弾使い

naturalsoft

文字の大きさ
33 / 52

ダンジョン研修

しおりを挟む
投稿が遅くなり申し訳ございません。
なかなか体調が良くならず、しばらくは書き上げたら少しずつ投稿していきます。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
順番にクラスメイトがダンジョンに入って行った。

「しかし、順番が最後だと暇ね~」

ルビーはダンジョンの入口を見ながら言った。

「それでね~」

シオンとミント先生が楽しそうに会話していたのをみてルビーはモヤッとした感情が湧いた。

「ちょっとシオン!先生と話してばかりいないでこちらにきなさい!」

シオンはなんだ?と首を傾げた。

「あらあら♪ルビーさん、嫉妬はみっともないですよ~」

「なっ!?そんなんじゃないわよっ!」

顔を真っ赤にして否定した。

「まぁまぁ、みんなでダンジョン攻略の作戦会議はしないとね?」

珍しくアッシュが機転を利かせていった。

「…………まぁ、いいけどな」

ミント先生はニマニマとしながら見守った。

しかし、シオン達は真剣にダンジョンの地図を見ながら時間まで議論を重ねた。

知っているからだ。
本当のダンジョンと言うものを。
その危険性を。

時間はあっという間に過ぎていった。


「は~い、シオン君達の番ですよ~お願いしますね~」

ミント先生に見送られて、遂にダンジョンに足を踏み入れた。

中に入るとオーソドックスな石畳のダンジョンで、通路は人が二人で並んで歩けるほどの広さだった。

「思ったより通路は広いな。天井も十分に剣が振るえるほど高さがある」

「そうね。罠は無いと言っていたが、警戒は怠らずに行こう」

ダンジョンとは定期的に構造を変えるものだから油断はできないのだ。


シオン達は慎重に進み出した。
少し進むと、T字路で地図を見ながら悩んでいるパーティーに出くわした。

「おいおい、もう追いついたぞ?」

10分前に入ったパーティーだった。

「あっ、シオン君達だ。もう追いついたの!?」

いや、シオン達的にはかなりゆっくりきたのだが、前のパーティーは地図をしっかり確認し覚えていなかったようだ。

まったく致命的だぞ?
ただでさえ、地図があるダンジョンなんて珍しいのに、それを暗記していないなんてあり得ないぞ?

シオンは深いため息を付きながら目の前のパーティーを見るのだった。

「確かクラスメイトのキャロットさんでしたね。君達のパーティーは待ち時間の間に地図を把握していなかったのかい?」

うっと、自分達の不手際を恥じた。

「キャロットさん達は右を進んで下さい。その後、2つ目の交差点を左に進んで下さい」

「シオン君達はどうするの?」

指を指して言った。

「逆の左に行きます。左はしばらく進むと行き止まりなので、他のパーティーが間違えて進んでいないか確かめます」

「もしかして、成績優秀者であるシオン君、先生に頼まれている?」

シオンは困ったふうに微笑むと、背を向けて進み出したのだった。






しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。

水定ゆう
ファンタジー
 村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。  異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。  そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。  生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!  ※とりあえず、一時完結いたしました。  今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。  その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!

本条蒼依
ファンタジー
 氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。  死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。  大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。

処理中です...