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10.見てはいけないもの
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「その時わたし、母は、たぶん弟をお風呂に入れてたんだと思ったんです。上がったばかりで、二人ともまだ裸でいるんだなと。声をかけようと思ったんですけど、なんとなく今は良くないという気がしてそのまま陰から見てしまっていたんです。母は、バスタオルで弟の体を拭いているみたいだったんですけど、母の手が弟の下半身に移動した時、弟のおちんちんが大きくなってたのが見えたんです。勃起っていうんですよね。もちろん、わたしも弟の世話もしてたしおちんちんは見慣れてましたが、いつも見ているそれとは全然違ってて大きくなって天井を向いてぴんと起ってたんです。母は足の方を拭き終わって、弟の大きくなったおちんちんを手のひらで包み込むように握ったんです。ちょっとだけ間があって、その手をゆっくり上下に動かし始めたんです。わたし、ドキドキして胸が苦しくなってしまって」
「お母さんは、それからどうしたんですか」
「母は、それから弟の足を広げて、その間に座りました。そして、前屈みになって弟のおちんちんを口に含みました。母の頭が上下に動き出して、だんだん大きく動くようになって、少しすると弟がうめき声を上げて足が痙攣したように見えました。母は、弟のおちんちんから口を離すと、ティッシュペーパーに口の中のものを吐き出しました。まだ大きいままの弟のおちんちんもティッシュペーパーで拭いてきれいにしておむつを穿かせました。わたしは気づかれないように玄関に戻って勢いよくドアを開けて『ただいま~』って言ったんです。母は弟に服を着せながら、お風呂に入ってたと言って自分も下着を着けながら言いました」
「それは、高校生の咲恵さんにとってはショッキングな出来事でしたよね」
「わたしも、ませた女友達から男女がそういうことをするんだと言うことは聞いてましたし、全く知識がなかったわけではないのです。弟が男だということは分かってましたけど、おちんちんがそういう風になるなんて考えてもいなかったし、それを母があんなことをするなんて信じられませんでした。親子なのに」
咲恵は、困惑の表情を浮かべてうつむいた。
「重度の障害者や知的障害者の母親が、そういう性的な欲望の処理をしてる人もいるって聞いたことはあります」
ボクは、慰めとも言えない言葉を咲恵にかけた。
「そんなことってあるんですね」
「ですね。ただ表だっては言いづらいことだから」
「でも、わたし、やっぱりおかしいんです。その光景を見てから、弟の世話をする時も意識してしまって。母を見る目も変わってしまったような気がして」
「それは、仕方ないですよ」
「ち、ちがうんです」
首を横に振って咲恵は言葉を吐き出した。
「わたし、母が仕事に出てる夜、弟に・・・」
「お母さんは、それからどうしたんですか」
「母は、それから弟の足を広げて、その間に座りました。そして、前屈みになって弟のおちんちんを口に含みました。母の頭が上下に動き出して、だんだん大きく動くようになって、少しすると弟がうめき声を上げて足が痙攣したように見えました。母は、弟のおちんちんから口を離すと、ティッシュペーパーに口の中のものを吐き出しました。まだ大きいままの弟のおちんちんもティッシュペーパーで拭いてきれいにしておむつを穿かせました。わたしは気づかれないように玄関に戻って勢いよくドアを開けて『ただいま~』って言ったんです。母は弟に服を着せながら、お風呂に入ってたと言って自分も下着を着けながら言いました」
「それは、高校生の咲恵さんにとってはショッキングな出来事でしたよね」
「わたしも、ませた女友達から男女がそういうことをするんだと言うことは聞いてましたし、全く知識がなかったわけではないのです。弟が男だということは分かってましたけど、おちんちんがそういう風になるなんて考えてもいなかったし、それを母があんなことをするなんて信じられませんでした。親子なのに」
咲恵は、困惑の表情を浮かべてうつむいた。
「重度の障害者や知的障害者の母親が、そういう性的な欲望の処理をしてる人もいるって聞いたことはあります」
ボクは、慰めとも言えない言葉を咲恵にかけた。
「そんなことってあるんですね」
「ですね。ただ表だっては言いづらいことだから」
「でも、わたし、やっぱりおかしいんです。その光景を見てから、弟の世話をする時も意識してしまって。母を見る目も変わってしまったような気がして」
「それは、仕方ないですよ」
「ち、ちがうんです」
首を横に振って咲恵は言葉を吐き出した。
「わたし、母が仕事に出てる夜、弟に・・・」
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