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幼少期編
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扉を開けるとそこには人が数人座っていた
「陛下、お待たせして申し訳ありません、ウォールシア公爵家参上いたしました」
「あぁ、こっちへ早く来い」
「はい」
家族で向かいのソファーまで移動し自己紹介を始めた
「陛下、自己紹介をさせていただいてもいいですか?」
「あぁ。よろしく頼む」
「ミリア?」
「はい、お父様。
私、公爵家長女ウォールシア•ミリアと申します。陛下にお会いできましたこと誠に光栄に思います」
綺麗なカーテシーをし笑顔で陛下を見る
「これは、可愛い子だな」
「そうでしょうそうでしょうとも」
(父よ、ここで親バカを発揮するな)
父を無視して弟が
「陛下、お初にお目にかかります、公爵家長男ウォールシア•ルノと申します。以後、よろしくお願いいたします。」
「ほぉ、2人揃って上手に挨拶できて偉いな?
では、こちらも挨拶しようか。私は国王のテルダント•ライガンという。
子供と妻も紹介しよう」
「初めまして、国王の妻シルヴィーと申します、よろしくねミリア、ルノ?」ニコッ
「よろしくおねがいします、王妃様」
「では次は俺かな?
初めまして、俺は第一王子のアランだよ、ミリアより3歳年上になる。よろしくね」
「はいはぁい!次は僕!
僕はね第二王子のエリオスだよ!ミリアとは同じ歳になるよ!」
2人の王子はすごく差があり、例えるなら月と太陽だった
「「よろしくお願いします、アラン様、エリオス様」」
全員がとりあえず自己紹介を終えると陛下が口を開く
「よし、ここからは無礼講だ、エリオットもう普段の口調に戻せ。それは気持ち悪い。悪寒がする」
エリオットとはミリアの父のことである。ちなみに母はフランという
「いいのか?じゃあ、遠慮なく。
おい、お前のせいで俺が家族から責められたんだぞ」
「ん?なんのことだ?」
「こ、ん、や、く、だよ!」
「あぁ、だめだったのか?」
「お、俺には分からないが、なぜか凄く怒られた、、、」
「貴方、私は婚約したことに怒ったのではありません!勝手に決めたことを怒っているのです!」
「まぁ!ライガン!そんなことをしてたの!てっきり双方の合意だと思ってたわ」
妻2人してカンカンに怒っているため陛下と父は狼狽えるしかない
「ち、ちがうんだ、そ、そっちの方がたのしいなって、、おもって、、、、」
「そそそそ、そうだぞ、おれたちは、子供のことをおもって、、、」
「言い訳しない!アラン、ミリアちゃん2人が勝手にごめんね?」
「母上、俺は気にしていませんよ?むしろ、礼儀正しい子なので俺としてはありがたいですね。最近は令嬢方に猛アピールされて疲れ果ててしまいました」
「私も、大丈夫ですよ。でも、アラン様、私との婚約が嫌になったり好きな人ができた際は遠慮せずおっしゃってくださいねニコッ」
「まぁ、2人がそう言うんなら、、、」
後ろで男2人がホッと息をつく
「ライガン!将軍!貴方達は反省しなさい!仕事を増やしますからね!」
「そ、そんなぁぁ」
ホッと息をついた直後、隅でいじけ始めた
「父上、隅でキノコを作るのやめてください」
「父様、カッコ悪いですよ?」
息子2人の言葉にさらに心が折れる
「さて、顔見せも済んだことだし2人はお城初めてなのでしょう?アラン、エリオス、交流も兼ねて案内してあげなさい」
「はい、母上、では失礼します」
子供たち4人はお辞儀をして部屋を退室する
「陛下、お待たせして申し訳ありません、ウォールシア公爵家参上いたしました」
「あぁ、こっちへ早く来い」
「はい」
家族で向かいのソファーまで移動し自己紹介を始めた
「陛下、自己紹介をさせていただいてもいいですか?」
「あぁ。よろしく頼む」
「ミリア?」
「はい、お父様。
私、公爵家長女ウォールシア•ミリアと申します。陛下にお会いできましたこと誠に光栄に思います」
綺麗なカーテシーをし笑顔で陛下を見る
「これは、可愛い子だな」
「そうでしょうそうでしょうとも」
(父よ、ここで親バカを発揮するな)
父を無視して弟が
「陛下、お初にお目にかかります、公爵家長男ウォールシア•ルノと申します。以後、よろしくお願いいたします。」
「ほぉ、2人揃って上手に挨拶できて偉いな?
では、こちらも挨拶しようか。私は国王のテルダント•ライガンという。
子供と妻も紹介しよう」
「初めまして、国王の妻シルヴィーと申します、よろしくねミリア、ルノ?」ニコッ
「よろしくおねがいします、王妃様」
「では次は俺かな?
初めまして、俺は第一王子のアランだよ、ミリアより3歳年上になる。よろしくね」
「はいはぁい!次は僕!
僕はね第二王子のエリオスだよ!ミリアとは同じ歳になるよ!」
2人の王子はすごく差があり、例えるなら月と太陽だった
「「よろしくお願いします、アラン様、エリオス様」」
全員がとりあえず自己紹介を終えると陛下が口を開く
「よし、ここからは無礼講だ、エリオットもう普段の口調に戻せ。それは気持ち悪い。悪寒がする」
エリオットとはミリアの父のことである。ちなみに母はフランという
「いいのか?じゃあ、遠慮なく。
おい、お前のせいで俺が家族から責められたんだぞ」
「ん?なんのことだ?」
「こ、ん、や、く、だよ!」
「あぁ、だめだったのか?」
「お、俺には分からないが、なぜか凄く怒られた、、、」
「貴方、私は婚約したことに怒ったのではありません!勝手に決めたことを怒っているのです!」
「まぁ!ライガン!そんなことをしてたの!てっきり双方の合意だと思ってたわ」
妻2人してカンカンに怒っているため陛下と父は狼狽えるしかない
「ち、ちがうんだ、そ、そっちの方がたのしいなって、、おもって、、、、」
「そそそそ、そうだぞ、おれたちは、子供のことをおもって、、、」
「言い訳しない!アラン、ミリアちゃん2人が勝手にごめんね?」
「母上、俺は気にしていませんよ?むしろ、礼儀正しい子なので俺としてはありがたいですね。最近は令嬢方に猛アピールされて疲れ果ててしまいました」
「私も、大丈夫ですよ。でも、アラン様、私との婚約が嫌になったり好きな人ができた際は遠慮せずおっしゃってくださいねニコッ」
「まぁ、2人がそう言うんなら、、、」
後ろで男2人がホッと息をつく
「ライガン!将軍!貴方達は反省しなさい!仕事を増やしますからね!」
「そ、そんなぁぁ」
ホッと息をついた直後、隅でいじけ始めた
「父上、隅でキノコを作るのやめてください」
「父様、カッコ悪いですよ?」
息子2人の言葉にさらに心が折れる
「さて、顔見せも済んだことだし2人はお城初めてなのでしょう?アラン、エリオス、交流も兼ねて案内してあげなさい」
「はい、母上、では失礼します」
子供たち4人はお辞儀をして部屋を退室する
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