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四章 異世界旅行編 3 セテロン国
379 セテロン最東端の街
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ホースとの別れという悲しみを感じながら、一行は街に向け荒野を歩き出す。
足場はそれほど悪いわけではないが、一行の足取りは重い。
覚悟していたとはいえ、やはりそう簡単には割り切れなかった。
人一倍元気なレラも、この日はとても静かしにしている。
移動速度は馬車の時に比べ遅い、それでも山間部を移動していた時と同じくらいではある。
途中二度の休憩を取りながら、予定より遅く街へ続く街道に出る。
あと一時間も歩けば街に入るが、その頃にはもう暗くなり、急いで宿屋を探さなければならない時間になってるだろう。
帝国に行くために通過する街なだけに人は多く、貴族や商人や冒険者の他、檻が乗った荷馬車に積み込まれた奴隷の姿もあった。
四人は宿屋を探すため、路地裏へと入る。
表通りの宿屋は貴族や豪商が泊まる高級な宿屋ばかり、しかもどこも満室。
金銭的余裕のない者が泊まる宿屋は、路地を一本二本入った場所にしかない。
夜も更け人目が少なくなれば、それだけ危険性も増す。
宿屋に泊まらず深夜外を出歩く女性は、襲ってくれと言わんばかりの場所だ。
アレナリア、レラ、ビワの三人は、現在オーバーコートを黒地の面にして着用している。
隠密と隠蔽の効果もあり、全身を黒いオーバーコートで覆っていても、特に気にとめられることはない。
見られたりつけられたりすることはないため、レベルが高く危険な存在は、今のところいないということになった。
数件回ったところで、なんとか空いている宿屋を見つけた。
部屋は狭いが、他を探す元気はもうなく、四人で一部屋に泊まることにした。
宿屋に入ったからと安心は出来ない。
深夜になっても狭い路地裏には、売春目的の化粧の濃い女や、それ目的の男がうろついている。
今まで通ってきた街を思い返しても、治安はかなり悪い。
一人や二人だけではなく、五人六人と多くの護衛を付けるのも分かる。
カズはいつも以上に警戒をして、座ったまま就寝した。
◇◆◇◆◇
夜が明けると、外からの騒ぎ声で大勢の者が目を覚ました。
その中には当然カズ達も。
騒ぎの理由は、近くの宿屋に泊まっていた商人の荷物が、昨夜の内に盗まれたのだと。
荷物持ちとして同行していた従業員の若い男も、一緒にいなくなっていたらしい。
カズ達が宿屋を出ると、周りでしている話に聞き耳を立てる。
すると、ここ十日程で同じ様な事が六回も起きているのだと。
街の住人からすると、こんなことは日常茶飯事らしい。
盗まれた荷物はすぐに売られ、消えた人は奴隷となって売り飛ばされていることが殆ど。
大抵狙われるのは路地裏の宿屋。
宿屋の主人に文句を言う者もいるらしいが、宿の護衛として所有している奴隷を使い、文句をつけてくる相手は容赦なく放り出す。
宿屋の主人が街のごろつきとつながり、宿泊した客の情報を流しているとも考えられる。
貴族でも豪商でない者が被害にあっても、国の兵士はせいぜい話を聞く程度でなにもしてくれないのだと。
取られたものを取り戻すには、かなりの金銭を兵士に要求されるようだ。
今回の商人は完全にハズレの宿屋を選んでしまった。
同じ宿屋に宿泊した他の客は、同情するものの、狙われたのが自分達でないことを幸運に思っている。
下手に目を合わせ、すがってこられてはたまらないと、同じ宿屋に宿泊した客は、宿代を払いその場をとっとと離れていく。
今回カズ達はその対象にならなかったが、次は狙われるかも知れないと注意する。
宿屋を出た一行は街の東へ向かい、巨大な大地の裂け目を渡り帝国に入る方法を探した。
手早く冒険者ギルドで情報を得よう、近くを通った冒険者が話し掛けた。
「すみません。冒険者の方ですか?」
「そうだがなんだ?」
「この街の冒険者ギルドはどこにあるか分かりますか?」
「この街に冒険者ギルドはないぞ。こんな場所での依頼なんて、あったとしても商人の護衛だ。それも金を盗まれたり騙し取られた商人のな。だからわかるだろ」
「護衛依頼を出しても金が払えないか」
「そういうことだ。だからこんな場所にギルドなんて作らないのさ。ギルドに用があるなら『大峡谷』を越えて帝国に入ることだ」
「ちなみにその大峡谷はどうやって越えるのか、教えてもらえますか?」
「なんだ知らねぇのか。渡船に乗って行くんだよ。オレらのような貧しい冒険者は、せいぜい船底か甲板しか乗れないがよ」
「船底か甲板しか? (昨日は気付かなかったけど、大峡谷には水があるのか?)」
「渡船は高けぇんだ。一番安くても一人金貨十枚(100,000GL)だ」
「たかッ!」
「だろ。ただし貨物船にうまく交渉すれば、半分以下になるぜ。貨物船の護衛と運搬の手伝いもすることになるが。おっと、オレも急いで探さねぇと。もう三日探して見つからねぇからよ。じゃあ、ほれ」
「はい?」
冒険者の男は手を出す。
「教えてやったんだから情報料だよ。銀貨二枚(2,000GL)にしといてやるからよ」
仕方がないと、カズはしぶしぶ情報料として、銀貨を冒険者の男に渡した。
「確かに。船に乗るなら街の東に行けばわかるぞ。また何か聞きたけりゃ声をかけてくれ」
カズから銀貨を受け取った冒険者の男は、街の東側に向かって走って行ってしまった。
「この国に居ると、無駄な出費が多いわね」
「だな。だが情報は入った。渡船の乗船券を買いに行こう(確かに船代は高いが、お金なら十二分に余裕があるから大丈夫)」
大峡谷を渡る船と聞き、いつもなら真っ先にはしゃぎそうなレラだが、ホースのことを引きずりいつもの元気がない。
どことなく空気が重い街の通りを、冒険者の男が向かった方へと歩いて行く。
すると目の前に、人々が列をなす建物があった。
そこには大きく『高速船スカイエアー』『大船スカイクラウド』乗船券売り場と書かれ、その下に小さく『渡船』乗船券と書いてあった。
それぞれの所には金額が記載されている。
ーーーーーーーーーー
『高速船スカイエアー』
一等室・金貨五十枚(500,000GL)
二等室・金貨三十五枚(350,000GL)
三等室・金貨二十五枚(250,000GL)
『大船スカイクラウド』
一等室・金貨四十枚(400,000GL)
二等室・金貨三十枚(300,000GL)
三等室・金貨二十枚(200,000GL)
『渡船』
個室 ・金貨十七枚(170,000GL)
大部屋・金貨十三枚(130,000GL)
乗船 ・金貨十枚(100,000GL)
ーーーーーーーーーー
「金貨五十枚!? 何あれ? どこの大貴族が乗る船よ」
「最低が金貨十枚って、そういうことか。個室を取れば料金は高くなるとは思ってたけど、船が三種類でこの差か」
「カキ街のギルドでの報酬があるから、お金に関しては問題はないけど……」
「乗船券売り場は混んでるし、とりあえず船を見に行ってみようか?」
「良いですね。レラも見てみたいでしょ?」
「あ、うん。見たい…かな」
レラを元気付けようと、大峡谷を渡る船を見に行こうと誘うが、レラは未だに上の空。
ぼやんりするレラを歩かせるのは危ないと、ビワが抱えて街の東端へと向かう。
乗船券の販売所から歩くと十数分、カズ達が見たのは暗く広大な大峡谷。
日の光は深い谷の底にあまり届かず、目を凝らしても、うっすらと底が見えるかどうか。
目測ではあるが大峡谷の底は街から数千メートル下、とても深い。
カズ達が予想していたのとは違い、大峡谷に水があるわけではなかった。
そこにあったのは、大峡谷に突き出し作られた船乗り場。
二隻の大型船と、それと比べるとずっと小さな船が一艘浮かんでいた。
カズは一瞬見間違いかと思い、停泊する船をじっと見て、見間違いではないと確認する。
「あれって、浮かんでるよな……?」
「ええ、浮かんでるわね」
「お二人にもそう見えるんですね。私の目の錯覚じゃなくて」
「船は船でも、飛行船だとは(といっても、俺の知ってる飛行船とまるで違う。大きな二隻は、まるでクルーズ客船だ。しかしどうやって浮いてるんだ?)」
唖然として立ち止まり船を見るカズに、男が肩を当て通り過ぎる。
足場はそれほど悪いわけではないが、一行の足取りは重い。
覚悟していたとはいえ、やはりそう簡単には割り切れなかった。
人一倍元気なレラも、この日はとても静かしにしている。
移動速度は馬車の時に比べ遅い、それでも山間部を移動していた時と同じくらいではある。
途中二度の休憩を取りながら、予定より遅く街へ続く街道に出る。
あと一時間も歩けば街に入るが、その頃にはもう暗くなり、急いで宿屋を探さなければならない時間になってるだろう。
帝国に行くために通過する街なだけに人は多く、貴族や商人や冒険者の他、檻が乗った荷馬車に積み込まれた奴隷の姿もあった。
四人は宿屋を探すため、路地裏へと入る。
表通りの宿屋は貴族や豪商が泊まる高級な宿屋ばかり、しかもどこも満室。
金銭的余裕のない者が泊まる宿屋は、路地を一本二本入った場所にしかない。
夜も更け人目が少なくなれば、それだけ危険性も増す。
宿屋に泊まらず深夜外を出歩く女性は、襲ってくれと言わんばかりの場所だ。
アレナリア、レラ、ビワの三人は、現在オーバーコートを黒地の面にして着用している。
隠密と隠蔽の効果もあり、全身を黒いオーバーコートで覆っていても、特に気にとめられることはない。
見られたりつけられたりすることはないため、レベルが高く危険な存在は、今のところいないということになった。
数件回ったところで、なんとか空いている宿屋を見つけた。
部屋は狭いが、他を探す元気はもうなく、四人で一部屋に泊まることにした。
宿屋に入ったからと安心は出来ない。
深夜になっても狭い路地裏には、売春目的の化粧の濃い女や、それ目的の男がうろついている。
今まで通ってきた街を思い返しても、治安はかなり悪い。
一人や二人だけではなく、五人六人と多くの護衛を付けるのも分かる。
カズはいつも以上に警戒をして、座ったまま就寝した。
◇◆◇◆◇
夜が明けると、外からの騒ぎ声で大勢の者が目を覚ました。
その中には当然カズ達も。
騒ぎの理由は、近くの宿屋に泊まっていた商人の荷物が、昨夜の内に盗まれたのだと。
荷物持ちとして同行していた従業員の若い男も、一緒にいなくなっていたらしい。
カズ達が宿屋を出ると、周りでしている話に聞き耳を立てる。
すると、ここ十日程で同じ様な事が六回も起きているのだと。
街の住人からすると、こんなことは日常茶飯事らしい。
盗まれた荷物はすぐに売られ、消えた人は奴隷となって売り飛ばされていることが殆ど。
大抵狙われるのは路地裏の宿屋。
宿屋の主人に文句を言う者もいるらしいが、宿の護衛として所有している奴隷を使い、文句をつけてくる相手は容赦なく放り出す。
宿屋の主人が街のごろつきとつながり、宿泊した客の情報を流しているとも考えられる。
貴族でも豪商でない者が被害にあっても、国の兵士はせいぜい話を聞く程度でなにもしてくれないのだと。
取られたものを取り戻すには、かなりの金銭を兵士に要求されるようだ。
今回の商人は完全にハズレの宿屋を選んでしまった。
同じ宿屋に宿泊した他の客は、同情するものの、狙われたのが自分達でないことを幸運に思っている。
下手に目を合わせ、すがってこられてはたまらないと、同じ宿屋に宿泊した客は、宿代を払いその場をとっとと離れていく。
今回カズ達はその対象にならなかったが、次は狙われるかも知れないと注意する。
宿屋を出た一行は街の東へ向かい、巨大な大地の裂け目を渡り帝国に入る方法を探した。
手早く冒険者ギルドで情報を得よう、近くを通った冒険者が話し掛けた。
「すみません。冒険者の方ですか?」
「そうだがなんだ?」
「この街の冒険者ギルドはどこにあるか分かりますか?」
「この街に冒険者ギルドはないぞ。こんな場所での依頼なんて、あったとしても商人の護衛だ。それも金を盗まれたり騙し取られた商人のな。だからわかるだろ」
「護衛依頼を出しても金が払えないか」
「そういうことだ。だからこんな場所にギルドなんて作らないのさ。ギルドに用があるなら『大峡谷』を越えて帝国に入ることだ」
「ちなみにその大峡谷はどうやって越えるのか、教えてもらえますか?」
「なんだ知らねぇのか。渡船に乗って行くんだよ。オレらのような貧しい冒険者は、せいぜい船底か甲板しか乗れないがよ」
「船底か甲板しか? (昨日は気付かなかったけど、大峡谷には水があるのか?)」
「渡船は高けぇんだ。一番安くても一人金貨十枚(100,000GL)だ」
「たかッ!」
「だろ。ただし貨物船にうまく交渉すれば、半分以下になるぜ。貨物船の護衛と運搬の手伝いもすることになるが。おっと、オレも急いで探さねぇと。もう三日探して見つからねぇからよ。じゃあ、ほれ」
「はい?」
冒険者の男は手を出す。
「教えてやったんだから情報料だよ。銀貨二枚(2,000GL)にしといてやるからよ」
仕方がないと、カズはしぶしぶ情報料として、銀貨を冒険者の男に渡した。
「確かに。船に乗るなら街の東に行けばわかるぞ。また何か聞きたけりゃ声をかけてくれ」
カズから銀貨を受け取った冒険者の男は、街の東側に向かって走って行ってしまった。
「この国に居ると、無駄な出費が多いわね」
「だな。だが情報は入った。渡船の乗船券を買いに行こう(確かに船代は高いが、お金なら十二分に余裕があるから大丈夫)」
大峡谷を渡る船と聞き、いつもなら真っ先にはしゃぎそうなレラだが、ホースのことを引きずりいつもの元気がない。
どことなく空気が重い街の通りを、冒険者の男が向かった方へと歩いて行く。
すると目の前に、人々が列をなす建物があった。
そこには大きく『高速船スカイエアー』『大船スカイクラウド』乗船券売り場と書かれ、その下に小さく『渡船』乗船券と書いてあった。
それぞれの所には金額が記載されている。
ーーーーーーーーーー
『高速船スカイエアー』
一等室・金貨五十枚(500,000GL)
二等室・金貨三十五枚(350,000GL)
三等室・金貨二十五枚(250,000GL)
『大船スカイクラウド』
一等室・金貨四十枚(400,000GL)
二等室・金貨三十枚(300,000GL)
三等室・金貨二十枚(200,000GL)
『渡船』
個室 ・金貨十七枚(170,000GL)
大部屋・金貨十三枚(130,000GL)
乗船 ・金貨十枚(100,000GL)
ーーーーーーーーーー
「金貨五十枚!? 何あれ? どこの大貴族が乗る船よ」
「最低が金貨十枚って、そういうことか。個室を取れば料金は高くなるとは思ってたけど、船が三種類でこの差か」
「カキ街のギルドでの報酬があるから、お金に関しては問題はないけど……」
「乗船券売り場は混んでるし、とりあえず船を見に行ってみようか?」
「良いですね。レラも見てみたいでしょ?」
「あ、うん。見たい…かな」
レラを元気付けようと、大峡谷を渡る船を見に行こうと誘うが、レラは未だに上の空。
ぼやんりするレラを歩かせるのは危ないと、ビワが抱えて街の東端へと向かう。
乗船券の販売所から歩くと十数分、カズ達が見たのは暗く広大な大峡谷。
日の光は深い谷の底にあまり届かず、目を凝らしても、うっすらと底が見えるかどうか。
目測ではあるが大峡谷の底は街から数千メートル下、とても深い。
カズ達が予想していたのとは違い、大峡谷に水があるわけではなかった。
そこにあったのは、大峡谷に突き出し作られた船乗り場。
二隻の大型船と、それと比べるとずっと小さな船が一艘浮かんでいた。
カズは一瞬見間違いかと思い、停泊する船をじっと見て、見間違いではないと確認する。
「あれって、浮かんでるよな……?」
「ええ、浮かんでるわね」
「お二人にもそう見えるんですね。私の目の錯覚じゃなくて」
「船は船でも、飛行船だとは(といっても、俺の知ってる飛行船とまるで違う。大きな二隻は、まるでクルーズ客船だ。しかしどうやって浮いてるんだ?)」
唖然として立ち止まり船を見るカズに、男が肩を当て通り過ぎる。
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