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第二章 盗難事件解決編
第十一話 噂の事件
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波乱の表彰式からしばらく経ち、騒ぎも落ち着いてきたある日のこと。
リズ、シリル、アンナ、キース、ジョンの五人は、大食堂で肩を並べて食事を取っていた。といっても、従者は主人とは別時間に食事を取る決まりのため、シリルとジョンはただ行儀良く隣に座っているだけだ。本来なら彼らは食事の間も座らず立っているはずなのだが、リズとキースが無理を言って座らせたのだ。
今はみな食事を終え、思い思いに食後の紅茶やデザートを口にしつつ、談笑を楽しんでいた。まだいくらか視線は感じるが、もう慣れてしまったのか、リズはそこまで気にしなくなっていた。アンナに対する嫌がらせも、もうすっかりなくなったようだ。リズのスピーチとアンナの脅しが効いたのだろう。
あれからアンナとキースはすぐに打ち解けたらしく、今ではアンナも彼に少し素を出せるようになっていた。
「なんだか、もう一か月が過ぎたんだなぁ~って感じです」
アンナは、学園専属シェフの作った絶品のフロマージュを一口頬張り、のんきな調子で言った。キースが、カヌレを食べ終え、のんびりと彼女に同調した。
「そうだな、もう十月かぁ」
「確かに、色々あったものね」
「本当、色々ありましたよねぇ……」
アンナが、先日の一件を思い出したのか、僅かに顔をしかめた。リズはそれに気づき、気を遣って言った。
「ごめんなさい、思い出させてしまったわね」
「いいんですよ、もう吹っ切れましたから~。……あ、そういえば、シリルさん」
思い出したように言うと、アンナはシリルに目を向けた。彼は突然話を振られ、不可解そうにアンナを見た。
「あの時、表彰された例の実験ですけど、あれってシリルさんが根回ししていたんですよね?」
アンナの思いがけない言葉に、リズは目を丸くする。キースたちも、興味津々という様子でシリルを見つめている。
「――えっ、どういうこと?」
「ルイス先生に聞いたんですけど、どうやらあの実験を研究会でやらせる気になったのは、シリルさんの『助言』があったからだ、って。本当なら、あんな難しい実験、やらせる気にはならなかったらしいですよ~」
シリルは、それを聞くと深い溜息をつき、頭を抱えた。
「……やはり、彼には口止めをしておくべきでしたね…………」
リズは、隣に座る従者の顔を訝しげに覗き込んだ。
「…………シリル、どういうこと?」
「えっとですね……」
シリルは、リズに見つめられて気まずそうに弁解した。
「もし、アンナさんが何か大きな舞台に立つことになったら、その時彼女たちは必ず何か仕掛けてくると踏んでいたんです。大勢の前でなら、リズ様の行動もより大きな意味のあるものになりますから、絶好のチャンスというわけです。しかし、それには何かしら機会を作らなけれないけないので――」
「国でも成功例の少ない実験を成功させれば……と考えたわけね?」
「はい、そういうことになりますね……」
シリルは、珍しく腰の引けた態度で、リズと目を合わせようとしない。リズは、そんなシリルを責めるような目で見つめた。
「……シリル? そういうことは、私にも共有してって言ったでしょう?」
「…………はい、申し訳ありませんでした。十分に反省しておりますので、どうかそう機嫌を損ねないでください」
シリルが眉尻を下げて言う。リズはふん、と鼻を鳴らすと、彼から顔を背けた。シリルは、不機嫌な主人を困り顔で見つめる。アンナは、そんな二人をどこか楽しそうに眺めている。
「まぁまぁ、結果オーライだったわけだし。リズもそんなに怒るなよ」
「別に、怒ってないわ」
キースが助け舟を出すも、リズは唇を尖らせたままだ。
それを見て少し苦笑すると、キースは話題を変えようと口を開いた。
「――そういえばさ、盗難事件の話、聞いたか?」
キースが珍しく声を落として言うので、他の四人は彼の顔を物珍しげに見た。
「何、それ?」
リズは肩を竦めて言った。それを受けて、キースが話を続ける。
「なんか、ここ最近、生徒の間で紛失騒ぎが続いてるらしいぞ。盗難事件じゃないかって噂も立ってるんだって」
「へぇ、そうなの……知らなかったわ」
「あたしは聞きましたよ。物騒になりましたよねぇ」
リズが首を傾げる横で、アンナが他人事のような気楽さで言う。そんなアンナを嗜めるように、シリルが口を開いた。
「私も聞きましたが、どうやら一年生が集中して被害を受けているようですよ。みなさんもどうかお気をつけてくださいね」
「へぇ……そうなのね。気をつけるようにするわ。アンナも、持ち物の管理はしっかりするのよ」
リズがアンナにそう言ったのは、彼女が少し前まで物を隠されたりする被害に遭っていたからだ。
「はい、あれからはしっかりしてるので大丈夫ですよ! ご心配、ありがとうございます」
「そう。ならいいんだけど」
アンナは、リズの不安を払拭するように明るく笑った。リズもつられて僅かに微笑むと、テーブルに置かれていた紅茶を飲んだ。キースはじっとその様子を見つめていたかと思うと、珍しく難しい顔をした。
「二人とも、本当に気をつけろよ? ——特にアンナ」
「へ、あたしですか?」
キースに唐突に名前を出され、アンナはきょとんとした顔になった。キースは、「あぁ」と言って頷いた。
「噂では、犯人は平民の生徒じゃないかって言われてるみたいだ。流石にアンナだとは誰も思わないだろうけど」
キースの言葉に、リズは顔を曇らせた。隣に座るシリルをさりげなく見ると、案の定彼も険しい表情を浮かべていた。
まさか、一か月も経たない内にまたしても厄介な事件なんて起こらないだろうが、何か胸騒ぎがする。リズは、静かに「そうね」とだけ言うと、再び紅茶を口に運んだ。
それから数日経ったある日の授業後。リズは教室に忘れ物をしてしまったため、珍しく一人で廊下を急いでいた。シリルは自分が取りに行くと言ったのだが、リズが無理を言って一人で向かっているのである。自分の過ちには、きちんと自分で責任を取る。それができる人間に、リズはなりたかった。いつまでもシリルに頼ってばかりではいられない。リズは、もう十五である。
曲がり角にさしかかった時、リズは誰かに真正面からぶつかってしまった。幸いお互いに転ぶことはなかったが、ぶつかった相手は何か持っていた物を落としてしまったようだ。
「あっ、ごめんなさい――」
リズは、慌ててそれを拾おうと手を伸ばした。しかし、リズの手が届くより先に、それを落とした人物によって拾われてしまった。奪い取るようなその仕草に驚き、リズが顔を上げると――――目の前にいたのは、絶世の美少年だった。
光に透けたプラチナブロンドに、薄紅色のアーモンド形の瞳。陶器のように滑らかな白肌に、驚くほど長く、色素の薄いカールした睫毛。桜色の薄い唇は、ぎゅっと引き結ばれている。
衝撃的なまでに美しいその姿は、神話の神々を描いた絵画から、そのまま飛び出してきたかのようである。フランス人形のように整った顔は、シリルと似た系統の中性的な美しさを持っている。しかし、その造形は彼よりもいくらか女性的だ。体躯は同年代の一般的な男子のそれよりも華奢で、身長もリズとそう変わらない。
実のところ、リズは彼が男子の制服を着ていなかったら女子と見紛えていたかもしれない。男子の制服を着ていても、一瞬彼の性別を判断するのに迷ってしまったほどだ。
彼は、零れ落ちそうなほど大きな目を細めてリズを睨むと、素早く立ち上がった。刹那、二人の視線が完全にかち合う。その瞬間、彼のあまりの美しさに、リズは自分の心臓が高鳴るのが分かった。いつもは他人の外見などに興味を持たないリズでさえ、息を呑み、思わずその姿に見惚れてしまっていた。
そこで、少年は何かに気づいたように目を見開いた。その瞳には明らかな動揺の色が見える。
「き、君――もしかして、リズ・ブラックベル?」
「えぇ、そうだけど」
リズは、未だ高鳴る胸を抑えながら立ち上がると、もう一度彼に謝罪した。
「ごめんなさい、急いでいて前を見てなかったみたい。大丈夫?」
「別に――いや、俺の方こそごめん」
少年は、何か言い返そうと口を開いた後、思い直したように頭を下げた。その声音は、大して悪いとも思っていないように刺々しかった。顔を上げると、少年はさっさとリズを追い越し、行ってしまっていた。彼も、何やら急いでいるようだ。
すれ違う瞬間に、リズは彼の手元に目を走らせた。彼の美貌に気を取られて気づかなかったが、彼が持っていたのは何かの入った袋のようだった。
リズはしばらくそこで今の出来事に呆気に取られていたが、ふと我に返り自分が忘れ物を取りに来たのだということを思い出した。そしてリズは、彼のことが何となく気にかかりながらも、目的の教室へと歩を速めた。
リズ、シリル、アンナ、キース、ジョンの五人は、大食堂で肩を並べて食事を取っていた。といっても、従者は主人とは別時間に食事を取る決まりのため、シリルとジョンはただ行儀良く隣に座っているだけだ。本来なら彼らは食事の間も座らず立っているはずなのだが、リズとキースが無理を言って座らせたのだ。
今はみな食事を終え、思い思いに食後の紅茶やデザートを口にしつつ、談笑を楽しんでいた。まだいくらか視線は感じるが、もう慣れてしまったのか、リズはそこまで気にしなくなっていた。アンナに対する嫌がらせも、もうすっかりなくなったようだ。リズのスピーチとアンナの脅しが効いたのだろう。
あれからアンナとキースはすぐに打ち解けたらしく、今ではアンナも彼に少し素を出せるようになっていた。
「なんだか、もう一か月が過ぎたんだなぁ~って感じです」
アンナは、学園専属シェフの作った絶品のフロマージュを一口頬張り、のんきな調子で言った。キースが、カヌレを食べ終え、のんびりと彼女に同調した。
「そうだな、もう十月かぁ」
「確かに、色々あったものね」
「本当、色々ありましたよねぇ……」
アンナが、先日の一件を思い出したのか、僅かに顔をしかめた。リズはそれに気づき、気を遣って言った。
「ごめんなさい、思い出させてしまったわね」
「いいんですよ、もう吹っ切れましたから~。……あ、そういえば、シリルさん」
思い出したように言うと、アンナはシリルに目を向けた。彼は突然話を振られ、不可解そうにアンナを見た。
「あの時、表彰された例の実験ですけど、あれってシリルさんが根回ししていたんですよね?」
アンナの思いがけない言葉に、リズは目を丸くする。キースたちも、興味津々という様子でシリルを見つめている。
「――えっ、どういうこと?」
「ルイス先生に聞いたんですけど、どうやらあの実験を研究会でやらせる気になったのは、シリルさんの『助言』があったからだ、って。本当なら、あんな難しい実験、やらせる気にはならなかったらしいですよ~」
シリルは、それを聞くと深い溜息をつき、頭を抱えた。
「……やはり、彼には口止めをしておくべきでしたね…………」
リズは、隣に座る従者の顔を訝しげに覗き込んだ。
「…………シリル、どういうこと?」
「えっとですね……」
シリルは、リズに見つめられて気まずそうに弁解した。
「もし、アンナさんが何か大きな舞台に立つことになったら、その時彼女たちは必ず何か仕掛けてくると踏んでいたんです。大勢の前でなら、リズ様の行動もより大きな意味のあるものになりますから、絶好のチャンスというわけです。しかし、それには何かしら機会を作らなけれないけないので――」
「国でも成功例の少ない実験を成功させれば……と考えたわけね?」
「はい、そういうことになりますね……」
シリルは、珍しく腰の引けた態度で、リズと目を合わせようとしない。リズは、そんなシリルを責めるような目で見つめた。
「……シリル? そういうことは、私にも共有してって言ったでしょう?」
「…………はい、申し訳ありませんでした。十分に反省しておりますので、どうかそう機嫌を損ねないでください」
シリルが眉尻を下げて言う。リズはふん、と鼻を鳴らすと、彼から顔を背けた。シリルは、不機嫌な主人を困り顔で見つめる。アンナは、そんな二人をどこか楽しそうに眺めている。
「まぁまぁ、結果オーライだったわけだし。リズもそんなに怒るなよ」
「別に、怒ってないわ」
キースが助け舟を出すも、リズは唇を尖らせたままだ。
それを見て少し苦笑すると、キースは話題を変えようと口を開いた。
「――そういえばさ、盗難事件の話、聞いたか?」
キースが珍しく声を落として言うので、他の四人は彼の顔を物珍しげに見た。
「何、それ?」
リズは肩を竦めて言った。それを受けて、キースが話を続ける。
「なんか、ここ最近、生徒の間で紛失騒ぎが続いてるらしいぞ。盗難事件じゃないかって噂も立ってるんだって」
「へぇ、そうなの……知らなかったわ」
「あたしは聞きましたよ。物騒になりましたよねぇ」
リズが首を傾げる横で、アンナが他人事のような気楽さで言う。そんなアンナを嗜めるように、シリルが口を開いた。
「私も聞きましたが、どうやら一年生が集中して被害を受けているようですよ。みなさんもどうかお気をつけてくださいね」
「へぇ……そうなのね。気をつけるようにするわ。アンナも、持ち物の管理はしっかりするのよ」
リズがアンナにそう言ったのは、彼女が少し前まで物を隠されたりする被害に遭っていたからだ。
「はい、あれからはしっかりしてるので大丈夫ですよ! ご心配、ありがとうございます」
「そう。ならいいんだけど」
アンナは、リズの不安を払拭するように明るく笑った。リズもつられて僅かに微笑むと、テーブルに置かれていた紅茶を飲んだ。キースはじっとその様子を見つめていたかと思うと、珍しく難しい顔をした。
「二人とも、本当に気をつけろよ? ——特にアンナ」
「へ、あたしですか?」
キースに唐突に名前を出され、アンナはきょとんとした顔になった。キースは、「あぁ」と言って頷いた。
「噂では、犯人は平民の生徒じゃないかって言われてるみたいだ。流石にアンナだとは誰も思わないだろうけど」
キースの言葉に、リズは顔を曇らせた。隣に座るシリルをさりげなく見ると、案の定彼も険しい表情を浮かべていた。
まさか、一か月も経たない内にまたしても厄介な事件なんて起こらないだろうが、何か胸騒ぎがする。リズは、静かに「そうね」とだけ言うと、再び紅茶を口に運んだ。
それから数日経ったある日の授業後。リズは教室に忘れ物をしてしまったため、珍しく一人で廊下を急いでいた。シリルは自分が取りに行くと言ったのだが、リズが無理を言って一人で向かっているのである。自分の過ちには、きちんと自分で責任を取る。それができる人間に、リズはなりたかった。いつまでもシリルに頼ってばかりではいられない。リズは、もう十五である。
曲がり角にさしかかった時、リズは誰かに真正面からぶつかってしまった。幸いお互いに転ぶことはなかったが、ぶつかった相手は何か持っていた物を落としてしまったようだ。
「あっ、ごめんなさい――」
リズは、慌ててそれを拾おうと手を伸ばした。しかし、リズの手が届くより先に、それを落とした人物によって拾われてしまった。奪い取るようなその仕草に驚き、リズが顔を上げると――――目の前にいたのは、絶世の美少年だった。
光に透けたプラチナブロンドに、薄紅色のアーモンド形の瞳。陶器のように滑らかな白肌に、驚くほど長く、色素の薄いカールした睫毛。桜色の薄い唇は、ぎゅっと引き結ばれている。
衝撃的なまでに美しいその姿は、神話の神々を描いた絵画から、そのまま飛び出してきたかのようである。フランス人形のように整った顔は、シリルと似た系統の中性的な美しさを持っている。しかし、その造形は彼よりもいくらか女性的だ。体躯は同年代の一般的な男子のそれよりも華奢で、身長もリズとそう変わらない。
実のところ、リズは彼が男子の制服を着ていなかったら女子と見紛えていたかもしれない。男子の制服を着ていても、一瞬彼の性別を判断するのに迷ってしまったほどだ。
彼は、零れ落ちそうなほど大きな目を細めてリズを睨むと、素早く立ち上がった。刹那、二人の視線が完全にかち合う。その瞬間、彼のあまりの美しさに、リズは自分の心臓が高鳴るのが分かった。いつもは他人の外見などに興味を持たないリズでさえ、息を呑み、思わずその姿に見惚れてしまっていた。
そこで、少年は何かに気づいたように目を見開いた。その瞳には明らかな動揺の色が見える。
「き、君――もしかして、リズ・ブラックベル?」
「えぇ、そうだけど」
リズは、未だ高鳴る胸を抑えながら立ち上がると、もう一度彼に謝罪した。
「ごめんなさい、急いでいて前を見てなかったみたい。大丈夫?」
「別に――いや、俺の方こそごめん」
少年は、何か言い返そうと口を開いた後、思い直したように頭を下げた。その声音は、大して悪いとも思っていないように刺々しかった。顔を上げると、少年はさっさとリズを追い越し、行ってしまっていた。彼も、何やら急いでいるようだ。
すれ違う瞬間に、リズは彼の手元に目を走らせた。彼の美貌に気を取られて気づかなかったが、彼が持っていたのは何かの入った袋のようだった。
リズはしばらくそこで今の出来事に呆気に取られていたが、ふと我に返り自分が忘れ物を取りに来たのだということを思い出した。そしてリズは、彼のことが何となく気にかかりながらも、目的の教室へと歩を速めた。
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