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閑話 とある村人の人生と思い
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森からにぎやかな声が聞こえてくるということを、もう何十年もこの村で猟をしている友人が話していた。
それは酒の肴に過ぎないにぎやかしの話題に過ぎず、けれどわしの脳裏には、かつて出会った一人の男の姿が思い浮かんでいた。
あれは確か、わしがまだ十代かそこらで、この村も多くの若者が住んでいて活気に満ちていたころ。
親とけんかをして家を飛び出して、暗くなった森で迷子になって、心細くて一人膝を抱えていたその時。
『おう、どうした?迷子か?』
そんな風に、一人の男がわしに話しかけてきたのだ。
男は「ヤシロ」と名乗り、そしてわしのことを小さな祠の前へと連れて行った。見覚えのあるそこは、村の守り神と呼ばれる狐様が祭られている場所で。
ここで待っていれば迎えが来るだろと、そう言い捨てて歩き去っていこうとする彼の袖を、わしは慌ててつかんだのだ。
心細くて、一人になれば狼でもやってきて自分のことを食われてしまいそうで。
どこへ行くのかと、わしはそう聞いたのだ。
きっとわしの手の震えを感じたのだろう。男とはしかたねぇなと、髪を乱雑に掻きながらわしの隣に座った。
それから、どちらからともなくわしらは話をした。
わしは、家族の話、親父とけんかをしたこと、親父がいかに悪いかということを並べ立てた。
彼は、古くからの悪友と酒を酌み交わした時のことを面白おかしく語った。
そうして気が付けば心細さも恐怖も薄れていて、わしは気が付けばぐっすりと眠っていた。
翌朝、どこかうすぼんやりとしたわしは、親父に頬をぶたれて目を覚ました。
そこには、怒気を帯びた、けれど目じりに光るものを浮かべた親父がいて。
彼がぶっきらぼうに、無事でよかった、と小さくつぶやいたのを聞いて、おふくろと顔を見合わせて笑ったのだ。
後から聞いた話だが、村で祭っている狐神様がまさしく八代という名前で。
おふくろは、不思議な話ねぇと笑い、親父はただふんと小さく鼻を鳴らすだけだった。
それから、十年ほどが過ぎ、ある日村を土砂崩れが襲ったのだ。
絶望的な状況の中、わしは妻と生まれたばかりのわが子を手に、森の中で震えていることしかできなくて。
その時、森の奥から八代と名乗る彼がひょっこりと姿を現した。
わしは動転しながら、村が土砂崩れに襲われたこと、最近の大雨でこのあたり一帯の地盤が緩んでいる可能性があること、両親が土砂崩れにのまれたことなどを支離滅裂に話したのだ。
男はわしの話を聞いて、顎に手を当てながら何事かを考えていて。そこでわしはようやく、目の前の男が記憶にある彼の姿と何ら変わらないことに気が付いた。黒目黒髪に、どこか異国風の血が混じっていそうなはっきりした目鼻立ち、筋骨隆々とした体つきには男であるわしもほれぼれするほどで。
それから、彼は小さくうなずき、そして夜の森の中に消えて。
その翌日、半分ほどが土砂の下に埋もれていたはずの村に、奇跡が起こった。
まるで土砂崩れなど幻だったかのように、大量の土は斜面へと戻っていて、そこには青々とした木々が茂っていた。
そして、死んだと思っていた村人は、その半分以上が土に覆われていたはずの大地に生きて転がっていた。
そして、彼らの周囲には大破した家屋の残骸が転がっていた。
まるで狐につままれたような面持ちで、わしは年を取った両親の顔を触り、その熱を感じ、それからかたく抱擁を交わした。
村は、八代様に救われた。
それから、もう六十年以上だろうか。
時折、夜に山がにぎやかになるたびに、わしはかつて彼が語っていた酒盛りの話を思い出し、山に祈りをささげた。
あるいは、数年ほどの期間、絶えず森がにぎやかになる時期があって。その時には、まるでこの世の者とは思えない絶世の美男美女、あるいは美少年美少女たちが山を下りてきて、楽しそうに村を散策して森へと消えていった。
わしは、彼らは八代様が育てている次世代の神ではないかと、そんなことを思った。というのも、ある日少女に同行していた八代様がひどく年をとった姿になっていたからだ。
あの日、絶望に震えるわしが彼の外見が変わらぬように見えたのは、気が動転していたかららしかった。
村の神である彼もまた年を取り、わしといい勝負でこの世を去り、そして後任が村を守ってくれるのではないか。
山の中腹にある祠はわしには少々きつい場所にあったが、それでもわしは何度だって足を運び、賽銭を置き、村の産物を神饌として供え、今日も感謝の祈りをささげる。
彼が村の料理をおいしそうに食べている姿を思い描けば、この往復も苦痛ではなかった。
そして最近、友人の猟師の言葉通り、森に新しい風が吹いていた。まるで新芽の成長を喜ぶように、森全体が活性化しているようだった。
しばらくして村にやってきた、村の守り神である彼の教え子であろう絶世の美女と、それから少し珍しい凡庸な外見をした少年が定期市を見物するのを見ながら、わしは村の未来を思った。
わしはあと少しで、この世を去る。そんな予感に突き動かされるように始めた趣味の木彫りの一品を、わしは是非にと女性に向けて差し出した。
どうかあの、八代様のお狐姿を夢想して彫った木彫りが、彼の目に留まっていますように。
そして彼の後任が、末永くこの村を守ってくださいますように。
そんなことを思いながら、わしは今日もにぎやかな森を見上げて、それから魂を込めてノミへと槌を振り下ろした。
できれば、一度でいいから八代様の本来のお姿を拝見したいものだ。
それは酒の肴に過ぎないにぎやかしの話題に過ぎず、けれどわしの脳裏には、かつて出会った一人の男の姿が思い浮かんでいた。
あれは確か、わしがまだ十代かそこらで、この村も多くの若者が住んでいて活気に満ちていたころ。
親とけんかをして家を飛び出して、暗くなった森で迷子になって、心細くて一人膝を抱えていたその時。
『おう、どうした?迷子か?』
そんな風に、一人の男がわしに話しかけてきたのだ。
男は「ヤシロ」と名乗り、そしてわしのことを小さな祠の前へと連れて行った。見覚えのあるそこは、村の守り神と呼ばれる狐様が祭られている場所で。
ここで待っていれば迎えが来るだろと、そう言い捨てて歩き去っていこうとする彼の袖を、わしは慌ててつかんだのだ。
心細くて、一人になれば狼でもやってきて自分のことを食われてしまいそうで。
どこへ行くのかと、わしはそう聞いたのだ。
きっとわしの手の震えを感じたのだろう。男とはしかたねぇなと、髪を乱雑に掻きながらわしの隣に座った。
それから、どちらからともなくわしらは話をした。
わしは、家族の話、親父とけんかをしたこと、親父がいかに悪いかということを並べ立てた。
彼は、古くからの悪友と酒を酌み交わした時のことを面白おかしく語った。
そうして気が付けば心細さも恐怖も薄れていて、わしは気が付けばぐっすりと眠っていた。
翌朝、どこかうすぼんやりとしたわしは、親父に頬をぶたれて目を覚ました。
そこには、怒気を帯びた、けれど目じりに光るものを浮かべた親父がいて。
彼がぶっきらぼうに、無事でよかった、と小さくつぶやいたのを聞いて、おふくろと顔を見合わせて笑ったのだ。
後から聞いた話だが、村で祭っている狐神様がまさしく八代という名前で。
おふくろは、不思議な話ねぇと笑い、親父はただふんと小さく鼻を鳴らすだけだった。
それから、十年ほどが過ぎ、ある日村を土砂崩れが襲ったのだ。
絶望的な状況の中、わしは妻と生まれたばかりのわが子を手に、森の中で震えていることしかできなくて。
その時、森の奥から八代と名乗る彼がひょっこりと姿を現した。
わしは動転しながら、村が土砂崩れに襲われたこと、最近の大雨でこのあたり一帯の地盤が緩んでいる可能性があること、両親が土砂崩れにのまれたことなどを支離滅裂に話したのだ。
男はわしの話を聞いて、顎に手を当てながら何事かを考えていて。そこでわしはようやく、目の前の男が記憶にある彼の姿と何ら変わらないことに気が付いた。黒目黒髪に、どこか異国風の血が混じっていそうなはっきりした目鼻立ち、筋骨隆々とした体つきには男であるわしもほれぼれするほどで。
それから、彼は小さくうなずき、そして夜の森の中に消えて。
その翌日、半分ほどが土砂の下に埋もれていたはずの村に、奇跡が起こった。
まるで土砂崩れなど幻だったかのように、大量の土は斜面へと戻っていて、そこには青々とした木々が茂っていた。
そして、死んだと思っていた村人は、その半分以上が土に覆われていたはずの大地に生きて転がっていた。
そして、彼らの周囲には大破した家屋の残骸が転がっていた。
まるで狐につままれたような面持ちで、わしは年を取った両親の顔を触り、その熱を感じ、それからかたく抱擁を交わした。
村は、八代様に救われた。
それから、もう六十年以上だろうか。
時折、夜に山がにぎやかになるたびに、わしはかつて彼が語っていた酒盛りの話を思い出し、山に祈りをささげた。
あるいは、数年ほどの期間、絶えず森がにぎやかになる時期があって。その時には、まるでこの世の者とは思えない絶世の美男美女、あるいは美少年美少女たちが山を下りてきて、楽しそうに村を散策して森へと消えていった。
わしは、彼らは八代様が育てている次世代の神ではないかと、そんなことを思った。というのも、ある日少女に同行していた八代様がひどく年をとった姿になっていたからだ。
あの日、絶望に震えるわしが彼の外見が変わらぬように見えたのは、気が動転していたかららしかった。
村の神である彼もまた年を取り、わしといい勝負でこの世を去り、そして後任が村を守ってくれるのではないか。
山の中腹にある祠はわしには少々きつい場所にあったが、それでもわしは何度だって足を運び、賽銭を置き、村の産物を神饌として供え、今日も感謝の祈りをささげる。
彼が村の料理をおいしそうに食べている姿を思い描けば、この往復も苦痛ではなかった。
そして最近、友人の猟師の言葉通り、森に新しい風が吹いていた。まるで新芽の成長を喜ぶように、森全体が活性化しているようだった。
しばらくして村にやってきた、村の守り神である彼の教え子であろう絶世の美女と、それから少し珍しい凡庸な外見をした少年が定期市を見物するのを見ながら、わしは村の未来を思った。
わしはあと少しで、この世を去る。そんな予感に突き動かされるように始めた趣味の木彫りの一品を、わしは是非にと女性に向けて差し出した。
どうかあの、八代様のお狐姿を夢想して彫った木彫りが、彼の目に留まっていますように。
そして彼の後任が、末永くこの村を守ってくださいますように。
そんなことを思いながら、わしは今日もにぎやかな森を見上げて、それから魂を込めてノミへと槌を振り下ろした。
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