一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
文字の大きさ
大中小
150 / 175
第8章 深まりゆく関係
第148話 vs美月ちゃん2 ~ブレイブ・ブルー・トルネード!~
しおりを挟む
「えーっと、次は蒼太くん、右足を……あ、また赤だ」
「え、赤? しかも右足で?」
「うん」
…………いや、無理だろ?
「俺、今、変則腕立て伏せのポーズをしながら、左手と左足で赤サークルを触っていてさ。しかも赤サークルは、美月ちゃんも1つ触っているんだけど……」
その状態で、残った3つの赤サークルに右足で触れろと?
赤 〇 〇 〇
赤 〇 〇 〇
赤 俺 俺 〇
美 俺 俺 〇
左手 俺 俺 美月ちゃん
左足 〇 右足 美月ちゃん
俺の頭より上にしか、使っていない赤サークルは残ってないんだけど??
しかも美月ちゃんが俺のお腹の下にいるから、動きがかなりブロックされちゃうんだけど?
「さぁさぁ、蒼太おにーちゃんの番ですよ? それとも降参ですか?」
俺の下から美月ちゃんが可愛らしく煽ってくる。
「くっ、悩んでいても始まらない。やるしかない!」
俺は右足を上げると、美月ちゃんの身体をまたぎながら、赤サークルに向かって必死につま先を伸ばした。
届け!
届け俺の右足!
頼む届いてくれ――グキッ!
「おごぁっ!!??」
無理な姿勢がたたって、俺の腰がグキッと嫌な音を立てた。
同時に全身の力がガクリと抜けてしまった俺は、そのままバランスを崩してしまう。
「蒼太くん!?」
優香の悲鳴が聞こえた。
もし俺だけなら全然何の問題もない。
だが今、俺の下には美月ちゃんがいる。
このままでは美月ちゃんを蒼太プレスしてしまう!
それだけは避けないと――!
「うぉぉぉっ!」
ブレイブ・ブルー・トルネード!
俺は崩れ落ちながらも強引に体をひねって、なんとかツイスターシートの外側に身体を落下させた。
バタタン!
「はわっ、蒼太おにーちゃん、大丈夫ですか!?」
「蒼太くん、怪我はない?」
身体を投げ出して倒れ落ちた俺に、姫宮姉妹が心配したように声をかけてくる。
そんな二人に、俺は軽やかに右手の親指を立ててみせた。
アイル・ビー・バック!
ふぅ、やれやれ。
なんとか美月ちゃんをプレスするのを回避できたよ。
「30センチくらいの高さから体勢が崩れただけだから、ぶっちゃけ大したことはなかったよ。グキッた腰も特に問題はなさそうだし」
俺は立ち上がると、両手を上に上げてみたり、肩を回してみたり、身体を左右にひねったりしてみる。
うん、特に身体に違和感はないな。
むしろツイスターの最中に普段はしない色んな体勢になったから、身体がいい感じにほぐれて軽ろやかに感じるまであった。
ツイスターは実は健康器具だった、的な?
「それなら良かったです」
「無事でなによりね。でも身体を休めるためにも、ちょっと休憩にする?」
「いやほんと、マジで全然平気だから。さ、続けようぜ」
「そう?」
「蒼太おにーちゃん、我慢は身体に毒ですよ?」
「ほんとほんと、全然ちっともなんともないから。我慢とか全くしてないから。えっと、美月ちゃんと優香が対戦して、俺と美月ちゃんも対戦したから、今度は俺と優香の対戦だよな?」
俺はこれ以上心配されないように、ツイスターの話を進めた。
ほんと、痛いところもないし、2人に心配されるのが申し訳ないくらいだから。
「じゃあ美月がスピナーですね。しっかりグルグルしますので!」
「いい目を出してくれよ」
「任せてください」
「蒼太くん、お手柔らかにね」
「優香もな」
「でも負けないからね?」
「俺だって」
俺と優香は健闘を誓い合うと、ゲームの開始位置へと向かった。
「え、赤? しかも右足で?」
「うん」
…………いや、無理だろ?
「俺、今、変則腕立て伏せのポーズをしながら、左手と左足で赤サークルを触っていてさ。しかも赤サークルは、美月ちゃんも1つ触っているんだけど……」
その状態で、残った3つの赤サークルに右足で触れろと?
赤 〇 〇 〇
赤 〇 〇 〇
赤 俺 俺 〇
美 俺 俺 〇
左手 俺 俺 美月ちゃん
左足 〇 右足 美月ちゃん
俺の頭より上にしか、使っていない赤サークルは残ってないんだけど??
しかも美月ちゃんが俺のお腹の下にいるから、動きがかなりブロックされちゃうんだけど?
「さぁさぁ、蒼太おにーちゃんの番ですよ? それとも降参ですか?」
俺の下から美月ちゃんが可愛らしく煽ってくる。
「くっ、悩んでいても始まらない。やるしかない!」
俺は右足を上げると、美月ちゃんの身体をまたぎながら、赤サークルに向かって必死につま先を伸ばした。
届け!
届け俺の右足!
頼む届いてくれ――グキッ!
「おごぁっ!!??」
無理な姿勢がたたって、俺の腰がグキッと嫌な音を立てた。
同時に全身の力がガクリと抜けてしまった俺は、そのままバランスを崩してしまう。
「蒼太くん!?」
優香の悲鳴が聞こえた。
もし俺だけなら全然何の問題もない。
だが今、俺の下には美月ちゃんがいる。
このままでは美月ちゃんを蒼太プレスしてしまう!
それだけは避けないと――!
「うぉぉぉっ!」
ブレイブ・ブルー・トルネード!
俺は崩れ落ちながらも強引に体をひねって、なんとかツイスターシートの外側に身体を落下させた。
バタタン!
「はわっ、蒼太おにーちゃん、大丈夫ですか!?」
「蒼太くん、怪我はない?」
身体を投げ出して倒れ落ちた俺に、姫宮姉妹が心配したように声をかけてくる。
そんな二人に、俺は軽やかに右手の親指を立ててみせた。
アイル・ビー・バック!
ふぅ、やれやれ。
なんとか美月ちゃんをプレスするのを回避できたよ。
「30センチくらいの高さから体勢が崩れただけだから、ぶっちゃけ大したことはなかったよ。グキッた腰も特に問題はなさそうだし」
俺は立ち上がると、両手を上に上げてみたり、肩を回してみたり、身体を左右にひねったりしてみる。
うん、特に身体に違和感はないな。
むしろツイスターの最中に普段はしない色んな体勢になったから、身体がいい感じにほぐれて軽ろやかに感じるまであった。
ツイスターは実は健康器具だった、的な?
「それなら良かったです」
「無事でなによりね。でも身体を休めるためにも、ちょっと休憩にする?」
「いやほんと、マジで全然平気だから。さ、続けようぜ」
「そう?」
「蒼太おにーちゃん、我慢は身体に毒ですよ?」
「ほんとほんと、全然ちっともなんともないから。我慢とか全くしてないから。えっと、美月ちゃんと優香が対戦して、俺と美月ちゃんも対戦したから、今度は俺と優香の対戦だよな?」
俺はこれ以上心配されないように、ツイスターの話を進めた。
ほんと、痛いところもないし、2人に心配されるのが申し訳ないくらいだから。
「じゃあ美月がスピナーですね。しっかりグルグルしますので!」
「いい目を出してくれよ」
「任せてください」
「蒼太くん、お手柔らかにね」
「優香もな」
「でも負けないからね?」
「俺だって」
俺と優香は健闘を誓い合うと、ゲームの開始位置へと向かった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
592
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる