一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
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第8章 深まりゆく関係
第131話「ちょ、え!? ご両親に、俺と付き合ってもいいかどうか聞いたのか!?」
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「ダメって、なんでですか?」
美月ちゃんが不思議そうに首をかしげた。
「なんでって、だって……」
「おねーちゃん、どうしてダメなんですか?」
「それはその……あれで……」
途端に優香がしどろもどろになった。
おや?
しっかり者の優香が、目に見えて狼狽するなんて珍しいな?
どうしたんだろう?
「おねーちゃん、理由を教えてください」
「えっと、だから……」
「おねーちゃん?」
「だからその……そ、そう! 年が離れすぎてるでしょ?」
どうやら優香も、俺と同じことを問題だと感じているようだった。
言い淀んでいた理由は分からないが、今はそれは置いといてだ。
「だよなぁ。俺が16歳で、美月ちゃんが9歳だから、7歳差だもんな。結構離れてるよな。俺の方がほぼ2倍くらい生きてるし」
正確には1.77倍くらいか?
なんにせよ、かなりすごい差だよな。
しかし美月ちゃんは自信満々に言ったのだ、
「それなら大丈夫です。美月、ママとパパに聞きましたから」
――と。
「ぶふぅっ!? ちょ、え!? ご両親に、俺と付き合ってもいいかどうか聞いたのか!?」
なにそれ怖い!
超怖い!
お父さんがガチお怒りになって、
『紺野蒼太とか言ったな、このクサレ外道ロリコンが! 貴様のようなクズ・オブ・クズには、娘の代わりにこの怒りの拳をくれてやるわ! 地獄に落ちろ! 天誅!!』
とか言って鉄拳制裁をされちゃいそうなんだけど!?
もうやめて、俺のライフはもうゼロよ!
けれど、どうやらそういうことではないようだった。
「ママとパパは6歳差なんですよ」
「美月ちゃんのご両親が? ああ、そういうことか」
聞いたっていうのは、ご両親の年齢差を聞いたってことな。
ふぅ、やれやれ。
驚かせないでくれよ。
まったくもぅ、美月ちゃんは男を手玉に取るイケナイ子だね。
「はい。そして美月と蒼太おにーちゃんは、7歳差なのでパパとママの差と1歳しか違わないんですよ。そうですよね、おねーちゃん?」
「う……っ!? そ、それはその……」
「だから美月と蒼太おにーちゃんが付き合っても、全然大丈夫なんですよ」
美月ちゃんがえっへんとばかりに、胸を張って言った。
だがそれもうなずけるほどの、なるほど納得の理論だった。
なにより、まだ小さいのに最初から順序だてて話せて偉いよなぁ。
俺が小学校3年生の時、こんな風にしっかりとロジックを組み立てて話せただろうか?
これには俺と優香も異論は言えない――ことは、ないようだった。
「そ、その1歳差が大きい……のよ?」
「えっ、そうなんですか?」
なんとも自信なさげな優香の言葉に、しかし美月ちゃんは大きく目を見開いた。
「そ、そうなのよ。うん、そうなの! その1歳差が、月と地球の間ってくらいに大きく違うんだから」
「そ、そうなんですね! 美月知らなかったです!」
「そ、そ、そうなのよ~」
「月と地球の間は、たしか新幹線で2か月もかかる距離だって、『天体のふしぎ』っていう本に書いてありました! 6歳と7歳はすごく違うんですね!」
「う、うん。そうなの……よ? まったくもう、美月はまだ子供だから分からないんだろうねぇ~。うんうん、そうなの~……」
「すごいです、そんなことまで知っているなんて、さすがおねーちゃんです!」
「そ、そうなのよ~。そうなんだから~。そうなんだもん……」
なんだか自分ともども、無理やり納得させようとしたっぽいように見えてならないような?
そんな感じがするような、しないような優香だった。
美月ちゃんが不思議そうに首をかしげた。
「なんでって、だって……」
「おねーちゃん、どうしてダメなんですか?」
「それはその……あれで……」
途端に優香がしどろもどろになった。
おや?
しっかり者の優香が、目に見えて狼狽するなんて珍しいな?
どうしたんだろう?
「おねーちゃん、理由を教えてください」
「えっと、だから……」
「おねーちゃん?」
「だからその……そ、そう! 年が離れすぎてるでしょ?」
どうやら優香も、俺と同じことを問題だと感じているようだった。
言い淀んでいた理由は分からないが、今はそれは置いといてだ。
「だよなぁ。俺が16歳で、美月ちゃんが9歳だから、7歳差だもんな。結構離れてるよな。俺の方がほぼ2倍くらい生きてるし」
正確には1.77倍くらいか?
なんにせよ、かなりすごい差だよな。
しかし美月ちゃんは自信満々に言ったのだ、
「それなら大丈夫です。美月、ママとパパに聞きましたから」
――と。
「ぶふぅっ!? ちょ、え!? ご両親に、俺と付き合ってもいいかどうか聞いたのか!?」
なにそれ怖い!
超怖い!
お父さんがガチお怒りになって、
『紺野蒼太とか言ったな、このクサレ外道ロリコンが! 貴様のようなクズ・オブ・クズには、娘の代わりにこの怒りの拳をくれてやるわ! 地獄に落ちろ! 天誅!!』
とか言って鉄拳制裁をされちゃいそうなんだけど!?
もうやめて、俺のライフはもうゼロよ!
けれど、どうやらそういうことではないようだった。
「ママとパパは6歳差なんですよ」
「美月ちゃんのご両親が? ああ、そういうことか」
聞いたっていうのは、ご両親の年齢差を聞いたってことな。
ふぅ、やれやれ。
驚かせないでくれよ。
まったくもぅ、美月ちゃんは男を手玉に取るイケナイ子だね。
「はい。そして美月と蒼太おにーちゃんは、7歳差なのでパパとママの差と1歳しか違わないんですよ。そうですよね、おねーちゃん?」
「う……っ!? そ、それはその……」
「だから美月と蒼太おにーちゃんが付き合っても、全然大丈夫なんですよ」
美月ちゃんがえっへんとばかりに、胸を張って言った。
だがそれもうなずけるほどの、なるほど納得の理論だった。
なにより、まだ小さいのに最初から順序だてて話せて偉いよなぁ。
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これには俺と優香も異論は言えない――ことは、ないようだった。
「そ、その1歳差が大きい……のよ?」
「えっ、そうなんですか?」
なんとも自信なさげな優香の言葉に、しかし美月ちゃんは大きく目を見開いた。
「そ、そうなのよ。うん、そうなの! その1歳差が、月と地球の間ってくらいに大きく違うんだから」
「そ、そうなんですね! 美月知らなかったです!」
「そ、そ、そうなのよ~」
「月と地球の間は、たしか新幹線で2か月もかかる距離だって、『天体のふしぎ』っていう本に書いてありました! 6歳と7歳はすごく違うんですね!」
「う、うん。そうなの……よ? まったくもう、美月はまだ子供だから分からないんだろうねぇ~。うんうん、そうなの~……」
「すごいです、そんなことまで知っているなんて、さすがおねーちゃんです!」
「そ、そうなのよ~。そうなんだから~。そうなんだもん……」
なんだか自分ともども、無理やり納得させようとしたっぽいように見えてならないような?
そんな感じがするような、しないような優香だった。
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