一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
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第7章 優香のお泊まり大作戦
第122話 ~優香SIDE~「もしかして、私たち入れ替わってる~~!?」
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~優香SIDE~
チュンチュン。
チュン、チュンチュン。
「はふ、ふぁ……。ぐっすり寝ちゃった~」
小鳥たちの軽快なさえずりをモーニングコール代わりに、私はパチリと目を覚めした。
上半身だけムクリと起こすと、頭は軽く疲労感はゼロ。
気分はすこぶる爽快だ。
テスト勉強やらなんやらでかなり疲れていたからだろう、男の子のお部屋にお泊まりしたというのに、本当にぐっすりと眠ってしまったようだ。
「部屋の電気を消した時は寝れるかなぁ、って思ったんだけどね」
どうやら取り越し苦労だったみたい。
「空腹は最大のスパイスって言うもんね」
それと同じように、疲労は最大の睡眠導入剤なのかも?
あ、これちょっといい感じのフレーズかも?
なんてことを考えて楽しくなりながら、私はぐるりと部屋を見渡した。
すると目線の下の方、床を見ると蒼太くんが布団にくるまって気持ちよさそうに眠っているの目に入る。
「すー、すー……」
ゆったりとした寝息を立てながら、なんとも幸せそうな顔で眠っている蒼太くんを見ると、ちょっとだけ悔しくなっちゃう自分がいた。
「だって私のことを全然意識してないってことだもんね」
もし気になる女の子と一緒にお泊まりしたら、普通の男の子は緊張して眠れないものではないだろうか?
交感神経が活発化する? とかそんな感じで。
まぁ、ぐっすりと眠りこけちゃった私が言うのもなんなんだけど。
残念ながら『眠れないはず理論』の説得力は限りなくゼロだった。
と、そこで、私はなんとも言えない強烈な違和感を覚えてしまう。
「……?」
なんだろう。
何かおかしい。
具体的に何がおかしいのかは分からないけど、この状況、何かが変だ。
そのことがどうにも気になって仕方がなかった私は、違和感の元を探ることにした。
「自分の部屋じゃないのは、昨日蒼太くんのお部屋に泊まったからだよね」
だからそこは何もおかしくはない。
「服だって昨日のままだし」
蒼太くんに借りたTシャツとハーフパンツ。
蒼太くんの匂いがして、着ているだけで幸せな気分になってしまう。
もし服が違っていたり一糸まとわぬ生まれたままの姿だったりしたら、私はなにかしらの『極めてアダルティな体験』をしてしまったことになるのだが、幸か不幸かそういうこともないようだった。
ベッドだってシーツが乱れた様子はないし、綺麗なままだ。
「……って、え? ベッド? え、あれ?」
そこで私ははたと気付いた。
気付いてしまった。
そのとんでもない『事実』に。
そして気付いた瞬間に、
「ふ、ふ、ふ、ふえぇぇぇ~~!? もしかして、私たち入れ替わってる~~!?」
私は朝っぱらから大きな驚きの声を上げてしまったのだ――!!
「お、おおお落ち着いて状況を整理しようね、私」
つまり状況はこういうことだ。
朝起きたら、私と蒼太くんの寝ている場所が入れ替わっていた。
何を言っているか分からないだろうけど、私も何を言っているのか分からない。
私は夜に電気を消した時は床に敷いた布団で寝ていたはずなのに、朝起きたら蒼太くんのベッドで寝ていたのだ。
一体全体、何があったの?
想像を絶する事態を前に、胸がドキドキと早鐘を打つ。
「ふあぁぁ……」
と、そこで蒼太くんが大きなあくびをした声が聞こえてきた。
慌てて視線を向けると、蒼太くんが布団の上で上体を起こそうとするところだった。
はうあぁっ!?
さっきの叫び声で起こしちゃった!?
うん、起きちゃうよね。
あんなに大声を出しちゃったら起きて当然だし。
と、とりあえず、理由が分からない間は平静を装わないと……!
自然体、自然体、自然体、自然体……!!
「そ、蒼太くん、おはよう。起こしちゃった? ごめんね?」
私は胸のドキドキを必死に押し殺しながら、表情筋を総動員して笑顔を作ると、蒼太くんに朝の挨拶をした――
~優香SIDE~ END
チュンチュン。
チュン、チュンチュン。
「はふ、ふぁ……。ぐっすり寝ちゃった~」
小鳥たちの軽快なさえずりをモーニングコール代わりに、私はパチリと目を覚めした。
上半身だけムクリと起こすと、頭は軽く疲労感はゼロ。
気分はすこぶる爽快だ。
テスト勉強やらなんやらでかなり疲れていたからだろう、男の子のお部屋にお泊まりしたというのに、本当にぐっすりと眠ってしまったようだ。
「部屋の電気を消した時は寝れるかなぁ、って思ったんだけどね」
どうやら取り越し苦労だったみたい。
「空腹は最大のスパイスって言うもんね」
それと同じように、疲労は最大の睡眠導入剤なのかも?
あ、これちょっといい感じのフレーズかも?
なんてことを考えて楽しくなりながら、私はぐるりと部屋を見渡した。
すると目線の下の方、床を見ると蒼太くんが布団にくるまって気持ちよさそうに眠っているの目に入る。
「すー、すー……」
ゆったりとした寝息を立てながら、なんとも幸せそうな顔で眠っている蒼太くんを見ると、ちょっとだけ悔しくなっちゃう自分がいた。
「だって私のことを全然意識してないってことだもんね」
もし気になる女の子と一緒にお泊まりしたら、普通の男の子は緊張して眠れないものではないだろうか?
交感神経が活発化する? とかそんな感じで。
まぁ、ぐっすりと眠りこけちゃった私が言うのもなんなんだけど。
残念ながら『眠れないはず理論』の説得力は限りなくゼロだった。
と、そこで、私はなんとも言えない強烈な違和感を覚えてしまう。
「……?」
なんだろう。
何かおかしい。
具体的に何がおかしいのかは分からないけど、この状況、何かが変だ。
そのことがどうにも気になって仕方がなかった私は、違和感の元を探ることにした。
「自分の部屋じゃないのは、昨日蒼太くんのお部屋に泊まったからだよね」
だからそこは何もおかしくはない。
「服だって昨日のままだし」
蒼太くんに借りたTシャツとハーフパンツ。
蒼太くんの匂いがして、着ているだけで幸せな気分になってしまう。
もし服が違っていたり一糸まとわぬ生まれたままの姿だったりしたら、私はなにかしらの『極めてアダルティな体験』をしてしまったことになるのだが、幸か不幸かそういうこともないようだった。
ベッドだってシーツが乱れた様子はないし、綺麗なままだ。
「……って、え? ベッド? え、あれ?」
そこで私ははたと気付いた。
気付いてしまった。
そのとんでもない『事実』に。
そして気付いた瞬間に、
「ふ、ふ、ふ、ふえぇぇぇ~~!? もしかして、私たち入れ替わってる~~!?」
私は朝っぱらから大きな驚きの声を上げてしまったのだ――!!
「お、おおお落ち着いて状況を整理しようね、私」
つまり状況はこういうことだ。
朝起きたら、私と蒼太くんの寝ている場所が入れ替わっていた。
何を言っているか分からないだろうけど、私も何を言っているのか分からない。
私は夜に電気を消した時は床に敷いた布団で寝ていたはずなのに、朝起きたら蒼太くんのベッドで寝ていたのだ。
一体全体、何があったの?
想像を絶する事態を前に、胸がドキドキと早鐘を打つ。
「ふあぁぁ……」
と、そこで蒼太くんが大きなあくびをした声が聞こえてきた。
慌てて視線を向けると、蒼太くんが布団の上で上体を起こそうとするところだった。
はうあぁっ!?
さっきの叫び声で起こしちゃった!?
うん、起きちゃうよね。
あんなに大声を出しちゃったら起きて当然だし。
と、とりあえず、理由が分からない間は平静を装わないと……!
自然体、自然体、自然体、自然体……!!
「そ、蒼太くん、おはよう。起こしちゃった? ごめんね?」
私は胸のドキドキを必死に押し殺しながら、表情筋を総動員して笑顔を作ると、蒼太くんに朝の挨拶をした――
~優香SIDE~ END
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