一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
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第7章 優香のお泊まり大作戦
第123話 朝チュン
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チュン、チュンチュン。
チュン、チュンチュン。
「ふ、ふ、ふ、ふえぇぇぇ~~!? もしかして、私たち入れ替わってる~~!?」
「ふあぁぁ……。なんだぁ……?」
小鳥たちの軽快な朝チュンを切り裂くなにやら大きな声にびっくりして、俺は深い眠りから一気に目を覚ました。
昨日の夜は途中まではさっぱり眠れなかったんだけど、寝ぼけた優香がベッドに入って来たアクシデント以降はぐっすり眠ることができていた。
そのため短い睡眠時間&急激な覚醒だったにもかかわらず、驚くほどに目覚めは爽快だ。
俺が気分よく上体を起こすと、すぐに、
「そ、蒼太くん、おはよう。起こしちゃった? ごめんね?」
ベッドの上から優香が笑顔を向けてきた。
優香は俺のベッドの上で俺と同じように上半身を起こしながら、両腕を上に上げて大きく伸びをする。
その動作に連動してTシャツの胸元がズイっと盛り上がった。
そういや今の優香ってノーブラなんだよな。
ぶ、ブラは乾燥機にかけられなかったから。
だからTシャツの下には優香の……じゃないから!!
俺は朝から何をハレンチなことを考えているんだ!
俺は慌てて、優香の煽情的な膨らみから目を逸らした。
目を逸らしたついでに視線を動かして壁掛け時計を見ると、時計の針は朝の9時少し前を指し示している。
普段なら母さんに『休みだからっていつまで寝てるの』と叩き起こされている時間だ。
「いや、もう9時だしな。そろそろ起きないとダメな時間だし、むしろ起こしてくれて助かったよ」
「あんまり遅くまで寝てると、昼夜逆転しちゃうもんね。授業中に寝ちゃったら不良になっちゃうし」
「真面目で成績優秀な優香を、学校で居眠りする不良にするわけにはいかないよな」
俺はそう言うと、起き上がって遮光カーテンを開いた。
シャッという軽ろやかな音とともに、太陽の光が窓越しに燦燦と差し込んでくる。
昨夜はあれだけ激しく降っていた雨もすっかり上がって、窓の外には気持ちのいい青空が広がっていた。
「いい天気だねー」
「昨日のどんより曇り空とは打って変わって、清々しい朝だよな」
これには俺もにっこりだ。
やはり大雨よりも快晴のほうが気分がいい。
「ところで……なんだけど」
簡単な朝のやり取りを終えたところで、優香がおずおずと切り出してきた。
「ん? どうした?」
「えっとね? どうして私は、蒼太くんのベッドで寝ていたのかなって、思って……」
問いかけてくる優香の顔は真っ赤になっていて、とても恥ずかしそうだ。
「ああそれな。優香が間違えて俺のベッドに入ってきたんだよ」
「ふええぇっっ!?」
「でもちょうど俺も起きてたタイミングだったから、ベッドから布団に移動して優香と寝る場所を交換したんだ。だから特に気にする必要はないぞ? 寝ぼけているのはすぐに気が付いたし」
俺は寝る前に考えておいた『説明』を、一片の迷いもなく堂々と語って聞かせた。
優香が俺の下腹部近くをさすって来たとか、言わなくてもいい余計なことは言わずに、必要な事実だけズバッと伝える。
このことは絶対に聞かれるって分かっていたからな。
同じ状況になれば、俺でなくても説明の言葉くらいは考えるだろう。
っていうか、寝ている場所が変わっていることを優香が平然とスルーするようだったら、俺は優香のことがちょっと怖くなっちゃうよ。
むしろそこはちゃんと聞いてくれよ、っていう。
実際のところは、全然ちっともすぐには気付けなくて、危うい『勘違い』をしかけたところだったのだが、ま、そこは大した問題じゃない。
チュン、チュンチュン。
「ふ、ふ、ふ、ふえぇぇぇ~~!? もしかして、私たち入れ替わってる~~!?」
「ふあぁぁ……。なんだぁ……?」
小鳥たちの軽快な朝チュンを切り裂くなにやら大きな声にびっくりして、俺は深い眠りから一気に目を覚ました。
昨日の夜は途中まではさっぱり眠れなかったんだけど、寝ぼけた優香がベッドに入って来たアクシデント以降はぐっすり眠ることができていた。
そのため短い睡眠時間&急激な覚醒だったにもかかわらず、驚くほどに目覚めは爽快だ。
俺が気分よく上体を起こすと、すぐに、
「そ、蒼太くん、おはよう。起こしちゃった? ごめんね?」
ベッドの上から優香が笑顔を向けてきた。
優香は俺のベッドの上で俺と同じように上半身を起こしながら、両腕を上に上げて大きく伸びをする。
その動作に連動してTシャツの胸元がズイっと盛り上がった。
そういや今の優香ってノーブラなんだよな。
ぶ、ブラは乾燥機にかけられなかったから。
だからTシャツの下には優香の……じゃないから!!
俺は朝から何をハレンチなことを考えているんだ!
俺は慌てて、優香の煽情的な膨らみから目を逸らした。
目を逸らしたついでに視線を動かして壁掛け時計を見ると、時計の針は朝の9時少し前を指し示している。
普段なら母さんに『休みだからっていつまで寝てるの』と叩き起こされている時間だ。
「いや、もう9時だしな。そろそろ起きないとダメな時間だし、むしろ起こしてくれて助かったよ」
「あんまり遅くまで寝てると、昼夜逆転しちゃうもんね。授業中に寝ちゃったら不良になっちゃうし」
「真面目で成績優秀な優香を、学校で居眠りする不良にするわけにはいかないよな」
俺はそう言うと、起き上がって遮光カーテンを開いた。
シャッという軽ろやかな音とともに、太陽の光が窓越しに燦燦と差し込んでくる。
昨夜はあれだけ激しく降っていた雨もすっかり上がって、窓の外には気持ちのいい青空が広がっていた。
「いい天気だねー」
「昨日のどんより曇り空とは打って変わって、清々しい朝だよな」
これには俺もにっこりだ。
やはり大雨よりも快晴のほうが気分がいい。
「ところで……なんだけど」
簡単な朝のやり取りを終えたところで、優香がおずおずと切り出してきた。
「ん? どうした?」
「えっとね? どうして私は、蒼太くんのベッドで寝ていたのかなって、思って……」
問いかけてくる優香の顔は真っ赤になっていて、とても恥ずかしそうだ。
「ああそれな。優香が間違えて俺のベッドに入ってきたんだよ」
「ふええぇっっ!?」
「でもちょうど俺も起きてたタイミングだったから、ベッドから布団に移動して優香と寝る場所を交換したんだ。だから特に気にする必要はないぞ? 寝ぼけているのはすぐに気が付いたし」
俺は寝る前に考えておいた『説明』を、一片の迷いもなく堂々と語って聞かせた。
優香が俺の下腹部近くをさすって来たとか、言わなくてもいい余計なことは言わずに、必要な事実だけズバッと伝える。
このことは絶対に聞かれるって分かっていたからな。
同じ状況になれば、俺でなくても説明の言葉くらいは考えるだろう。
っていうか、寝ている場所が変わっていることを優香が平然とスルーするようだったら、俺は優香のことがちょっと怖くなっちゃうよ。
むしろそこはちゃんと聞いてくれよ、っていう。
実際のところは、全然ちっともすぐには気付けなくて、危うい『勘違い』をしかけたところだったのだが、ま、そこは大した問題じゃない。
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