一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第6章 優香のお料理大作戦
第97話 優香と2人で冷蔵庫チェック
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「両親はもう旅行に行って誰もいないから、気を使う必要はないよ。自分の家だと思ってリラックスして」
俺は努めて爽やかに言った。
「う、うん。そうするね」
そうすると答えたものの、優香の口調は硬いままで、まだまだ緊張感が取れない様子だ。
なんとか気を楽にしてあげたいとは思うものの、俺が変にあれこれ言うと余計に優香は意識して緊張するかもしれない。
だからここは俺がいつも通りに振る舞うことで、自然と優香の緊張がほぐれるように持って行くとしよう。
俺はきめ細かな気づかいのできる男、紺野蒼太であるからして。
「じゃあ早速、台所に案内するよ。カニカマとかは冷蔵庫に入れないといけないしな」
「う、うん」
俺はまず、玄関から居間に優香を案内してソファの脇にカバンを置くと、次に台所へと案内した。
買ってきた食材で冷蔵が必要なものを冷蔵庫に入れながら、同時に優香が冷蔵庫の中身や食料だなをチェックする。
「食材はどんなもんだ?」
「あるかなって想像していたものはだいたいあったから、予定していた献立で作れそうだよ」
「それは良かった」
「それと、お米はあるかな?」
「あー、炊かないとないと思う」
そういや米は炊くように言われてたんだっけ。
すっかり忘れてたよ。
男子高校生あるある『親がいない時に、米を炊くのを晩ご飯を食べる段階になって思い出す』をやらかすところだった。
「じゃあ多めに5合くらい炊いておくね。余ったら冷蔵庫で保管して、明日チンして食べてね」
「分かった。あ、ライスストッカーはそこの棚の一番下だから」
「はーい」
なんかいいな、と思った。
女の子と一緒に冷蔵庫の中身をチェックするとか、まるで同棲中のカップルみたいだ。
「ほんと色々とサンキューな」
「どういたしまして♪」
話が一段落したところで、俺は居間にある時計にチラリと目をやった。
時間は昼の2時を少し過ぎたところ。
晩ご飯の準備を始めるにはまだかなり早い気がするな。
優香も俺の視線の意図に気付いたようで、
「ご飯の用意をするにはまだちょっと早いよね。どうしようか?」
空き時間について尋ねてきた。
「そうだなぁ……ふあぁ」
と、そこで俺の口から大きなあくびが漏れ出でた。
「あはは、まだちょっと寝足りない感じ?」
「買い物してる時はそうでもなかったんだけどな。家に帰ってホッとしたのか、また眠くなってきた気がする。バスの中で結構ぐっすり寝たんだけどな」
どうも自分で思っている以上に、かなり疲れが溜まっているようだ。
「じゃあ今から寝てくる?」
「優香はその間、どうするんだ?」
「私はスマホをするか、テレビでも見て時間を潰してるから気にしないでいいよ?」
「優香を一人放って部屋で寝るのは、正直かなり気が引けるんだが……」
ああくそ、しまったな。
晩ご飯までかなり時間があるってことに、今の今まで気付かないとか、疲れているとはいえ注意力散漫にもほどがあるぞ。
「そんなのぜんぜん気にしないでいいってば。テスト明けだし、特に急ぎの用事があるわけでもないし」
「いやいや、気にするから」
「ううん、ぜんぜん気にしないでいいから」
「そうは言っても、気にしないではいられないっていうか」
「ほんと、気にしなくていいから」
「でもなぁ」
お互いに相手を気づかって引こうとしない俺と優香。
さて、どうしたものかと思っていると、
「じゃ、じゃあさ?」
優香が少し上目遣いになりながら、おずおずと切り出してきた。
俺は努めて爽やかに言った。
「う、うん。そうするね」
そうすると答えたものの、優香の口調は硬いままで、まだまだ緊張感が取れない様子だ。
なんとか気を楽にしてあげたいとは思うものの、俺が変にあれこれ言うと余計に優香は意識して緊張するかもしれない。
だからここは俺がいつも通りに振る舞うことで、自然と優香の緊張がほぐれるように持って行くとしよう。
俺はきめ細かな気づかいのできる男、紺野蒼太であるからして。
「じゃあ早速、台所に案内するよ。カニカマとかは冷蔵庫に入れないといけないしな」
「う、うん」
俺はまず、玄関から居間に優香を案内してソファの脇にカバンを置くと、次に台所へと案内した。
買ってきた食材で冷蔵が必要なものを冷蔵庫に入れながら、同時に優香が冷蔵庫の中身や食料だなをチェックする。
「食材はどんなもんだ?」
「あるかなって想像していたものはだいたいあったから、予定していた献立で作れそうだよ」
「それは良かった」
「それと、お米はあるかな?」
「あー、炊かないとないと思う」
そういや米は炊くように言われてたんだっけ。
すっかり忘れてたよ。
男子高校生あるある『親がいない時に、米を炊くのを晩ご飯を食べる段階になって思い出す』をやらかすところだった。
「じゃあ多めに5合くらい炊いておくね。余ったら冷蔵庫で保管して、明日チンして食べてね」
「分かった。あ、ライスストッカーはそこの棚の一番下だから」
「はーい」
なんかいいな、と思った。
女の子と一緒に冷蔵庫の中身をチェックするとか、まるで同棲中のカップルみたいだ。
「ほんと色々とサンキューな」
「どういたしまして♪」
話が一段落したところで、俺は居間にある時計にチラリと目をやった。
時間は昼の2時を少し過ぎたところ。
晩ご飯の準備を始めるにはまだかなり早い気がするな。
優香も俺の視線の意図に気付いたようで、
「ご飯の用意をするにはまだちょっと早いよね。どうしようか?」
空き時間について尋ねてきた。
「そうだなぁ……ふあぁ」
と、そこで俺の口から大きなあくびが漏れ出でた。
「あはは、まだちょっと寝足りない感じ?」
「買い物してる時はそうでもなかったんだけどな。家に帰ってホッとしたのか、また眠くなってきた気がする。バスの中で結構ぐっすり寝たんだけどな」
どうも自分で思っている以上に、かなり疲れが溜まっているようだ。
「じゃあ今から寝てくる?」
「優香はその間、どうするんだ?」
「私はスマホをするか、テレビでも見て時間を潰してるから気にしないでいいよ?」
「優香を一人放って部屋で寝るのは、正直かなり気が引けるんだが……」
ああくそ、しまったな。
晩ご飯までかなり時間があるってことに、今の今まで気付かないとか、疲れているとはいえ注意力散漫にもほどがあるぞ。
「そんなのぜんぜん気にしないでいいってば。テスト明けだし、特に急ぎの用事があるわけでもないし」
「いやいや、気にするから」
「ううん、ぜんぜん気にしないでいいから」
「そうは言っても、気にしないではいられないっていうか」
「ほんと、気にしなくていいから」
「でもなぁ」
お互いに相手を気づかって引こうとしない俺と優香。
さて、どうしたものかと思っていると、
「じゃ、じゃあさ?」
優香が少し上目遣いになりながら、おずおずと切り出してきた。
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