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一気に従業員が4人となった。
母親のマリさんには、在庫や売れた数を帳簿につけて貰う。3人の子供には、開店チラシを街中で配って貰う事にした。
病気で明日も分からなかった母親が元気になり、家族みんなで働ける仕事に就いた子供達は、大きな声を出し街中でチラシを配っていた。
その効果は大きく、開店前にも関わらず、店の様子を見学にくる冒険者がかなりいた。
「まだ開いてないのかい?」
「明日開店となります。明日は開店記念として半額でお売りしますので、是非おいで下さい。」
「おお!そりゃ是非来ないとな!」
ポーション屋開店の朝、すでに多くの人が通りに溢れている。ジルら子供達が、待っている人を列に並ばせている。
来店した人の多くは、チラシを配る時に、ジル達子供3人が、寝たきりだった母親がポーションを飲んだらすぐに起き上がり、動けるようになった話を聞いていたらしい。
さらに土地を借りた婆さんの知り合いが多く訪れているという。
それらが功を奏して、多くの人々が来店したようだ。
あまりの来店者の多さに、在庫切れの可能性もあるため、1人10本迄の購入制限を設ける事にした。
さあ!いよいよ開店だ!!
順番に店内に招き入れる。客は店内の構造を眺め、ガラスケースに整然と並べられたポーションの美しさに感動しているようだ。
客は口々に、容れ物であるガラス瓶だけでも値段以上の価値があると誉めそやしている。
中級ポーション、中級毒消しポーション共に、1本銀貨10枚(通常料金1本銀貨20枚)という決して安くはない値段設定だったのだが、殆どの客が購入制限の上限である、ポーション10本、毒消しポーション10本を購入していく。
行列整理はジル1人に任せ、弟サブ、妹シーナは、瓶を袋に詰めるのにてんてこ舞いであった。
母親マリは、会計作業をテキパキと行いながら、売れた数を帳簿につけている。
開店から夕暮れまで休みなく働き、店内の在庫がなくなりそうな時にようやく客が居なくなった。
想像以上の大成功だった。
客が居なくなり、店を閉めマリと僕は、売り上げを計算する。子供達は、店内や敷地内を掃除している。
集計すると、中級ポーション1850本、中級毒消しポーション1680本の売り上げがあった。
金額にして金貨353枚である。
「マリさん、子供達よく働いてくれたね。これは今日の開店記念のボーナスだ。美味しい物でも食べて下さい。」
1人に金貨3枚ずつ手渡した。
「本当に……?本当に貰っていいの?」
「ああ!ジル達が宣伝してくれたおかげだよ。みんなで美味しい物食べて明日も頑張ってね。」
母親のマリさんには、在庫や売れた数を帳簿につけて貰う。3人の子供には、開店チラシを街中で配って貰う事にした。
病気で明日も分からなかった母親が元気になり、家族みんなで働ける仕事に就いた子供達は、大きな声を出し街中でチラシを配っていた。
その効果は大きく、開店前にも関わらず、店の様子を見学にくる冒険者がかなりいた。
「まだ開いてないのかい?」
「明日開店となります。明日は開店記念として半額でお売りしますので、是非おいで下さい。」
「おお!そりゃ是非来ないとな!」
ポーション屋開店の朝、すでに多くの人が通りに溢れている。ジルら子供達が、待っている人を列に並ばせている。
来店した人の多くは、チラシを配る時に、ジル達子供3人が、寝たきりだった母親がポーションを飲んだらすぐに起き上がり、動けるようになった話を聞いていたらしい。
さらに土地を借りた婆さんの知り合いが多く訪れているという。
それらが功を奏して、多くの人々が来店したようだ。
あまりの来店者の多さに、在庫切れの可能性もあるため、1人10本迄の購入制限を設ける事にした。
さあ!いよいよ開店だ!!
順番に店内に招き入れる。客は店内の構造を眺め、ガラスケースに整然と並べられたポーションの美しさに感動しているようだ。
客は口々に、容れ物であるガラス瓶だけでも値段以上の価値があると誉めそやしている。
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行列整理はジル1人に任せ、弟サブ、妹シーナは、瓶を袋に詰めるのにてんてこ舞いであった。
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開店から夕暮れまで休みなく働き、店内の在庫がなくなりそうな時にようやく客が居なくなった。
想像以上の大成功だった。
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