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高年期[一学期編]
と、とんだ失態を・・・
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「・・・はぁ、幼馴染であっても・・・なんというか・・・」
「なんだよ五十嵐。もう少し余韻に浸らせてくれよ。」
「いや・・・薫風の為とはいえ・・・はぁ。薫風が可哀想になってきた。」
「ふふ。可愛いだろ薫風。はぁ~・・・やっと私の手の中に納まってくれたよ。もう幸せすぎてなにもしたくない」
バシッ!
「・・・はぁ~、もう痛いなぁ五十嵐。・・・わかったよ。もう少し薫風堪能したら働くよ。」
「・・・あと少しだけだからな。俺だけじゃ間に合わないんだからな。」
「ん~薫風ぅ~・・・!」
「・・・」
ううぅ~・・・風間くん、ちょ、ベタベタしすぎ!恋人ならイチャイチャなんだろうが僕にとっては意味が違う・・・
てか・・・瞼が重くて、そして身体も脱力してて何もできない。
声からして銀徹お兄が近くにいるみたい?
ん?・・・風間くん理事長と領主やってるんだから忙しいはずだよね?
瞳は閉じてあっても外が明るい事がわかる。朝か昼かはわからないけど・・・ああ、とりあえず昨日銀徹お兄が学校休めと言ってたから、学校へは連絡いってるだろう。
はぁ~なんか僕、学校休み過ぎてないか?あ、そーいえばテストの結果どうだったんだろう?
はぁ・・・てか平穏に暮らしたい・・・僕はいつになったら平穏な暮らしがくるのだ?
風間くんに抱き締められてる中、軽くモソッと動いたら頭の上から声が聞こえた。
「薫風、起きたかい?」
「・・・風間先輩。おはよ、ございます・・・」
「薫風・・・もう昼過ぎだ。」
「ん・・・?ぎん、てつさん?」
うわっ!?声がガラガラ!そしてマジ身体が動かない!
ん?風間くんとは違う少しゴツい手が頭の上に置かれた気がした。銀徹お兄のものだろう。
昼過ぎか・・・僕はいつ寝たんだろう?
あれから、いつ薬が抜けたのかわからない程、溺れたように快感に煽られ、風間くんにいいようにされたんだよね・・・
僕もイヤイヤ言ってたのは最初だけで男の性なのか性欲に素直なのか・・・ああもう思い出したくない。これもまた黒歴史だ。真っ黒黒。
急に暖かいタオルを瞼に押し当てられた。あ、もしかして泣きすぎて目が開かないのか!?うわ、どんだけだよ・・・
「ごめんね薫風。あまりに嬉しくて泣かせ過ぎたね。暫くタオルで暖めて、お水を飲みな。」
「・・・はい。ぐっ!?」
「はぁ~可愛いなぁ~薫風は・・・」
「風間、せんぱ、・・・苦しっ!」
「・・・・・・風間。」
ひえっ!?ドスの利いたハスキーボイスがっ!あの保健室で聞いた時と同じく腹にくるっ!
あ、銀徹お兄がキレたな。
タオルが少しズレたので目を開けてみた。
銀徹お兄が僕に横から抱きついてた風間くんをベリッと剥がしてくれてガバッと肩に担ぎ上げて連れてったよ。
風間くん、懲りずに僕に手を振ってったけど・・・あれ大丈夫かな?
目も開くようになったしタオルを取って・・・
あ、手を動かすだけでこのダメージ・・・全身筋肉痛みたい
み、水・・・
そして暫くして銀徹お兄が部屋にやってきた。
そして唸ってる僕の元にきて上半身を起こして水を飲ませてくれた。・・・介護されてるみたい。
「お前・・・あれ、人選ミスだな。」
「あ・・・お兄もそう思う?・・・確かに薬が抜ければ~って軽く考えて風間くん指定したんだけど・・・うん、間違えたらしい。」
「はぁ~・・・とにかく今はバスローブしかないから、これを着ろ。そして・・・現在の兄にソレ、見せるな。・・・何されるかわからんぞ。」
「・・・ソレ?」
銀徹お兄の視線を辿り自分の胸元を見る。そしてフリーズした。
「ソレって1週間前後経たないと消えないよな。・・・流依も薫風に執着してるからな・・・何言われるか、何されるか、・・・言わなくても想像できるよな?」
「・・・わ、わたし・・・このままココにいたい。」
「それはダメだ。一度身体を許した相手の所にいるつもりか?」
「・・・あ。」
「・・・ふー。とりあえず夕方、いや仕事が終わるまで俺は風間の所にいるから、今のうちに身体動かしておけ。・・・辛いだろうがな。」
「わ、かった・・・っ!?ひっ!」
「っ!?どうした花彫!?」
少し身体の向きを変えた途端、下半身の、正確にはお尻の辺りからドロリとした液体がっ・・・
こ、これって・・・!
あ、ヤバッ!僕より先に察知した銀徹さんの顔が般若のような険しい顔になった!?
「おおおっ、お兄!ふ、風呂まで連れてって!は、早くっ!ひぇっ!!」
「っ・・・わかった。」
急いで出て行こうとした銀徹お兄の裾を間一髪で掴み風呂へ連れてってとせがむ!それと同時に更にドロドロと太腿から白いものが流れていく
これって・・・風間くんのアレだよね?身体は綺麗になってたからてっきり事後処理してくれたのかと思ったら・・・
こ、これは羞恥心煽られます!!!は、恥ずっ!
そして僕はどんだけ銀徹さんに恥ずかしい姿を晒さねばならんのだー!!!
「なんだよ五十嵐。もう少し余韻に浸らせてくれよ。」
「いや・・・薫風の為とはいえ・・・はぁ。薫風が可哀想になってきた。」
「ふふ。可愛いだろ薫風。はぁ~・・・やっと私の手の中に納まってくれたよ。もう幸せすぎてなにもしたくない」
バシッ!
「・・・はぁ~、もう痛いなぁ五十嵐。・・・わかったよ。もう少し薫風堪能したら働くよ。」
「・・・あと少しだけだからな。俺だけじゃ間に合わないんだからな。」
「ん~薫風ぅ~・・・!」
「・・・」
ううぅ~・・・風間くん、ちょ、ベタベタしすぎ!恋人ならイチャイチャなんだろうが僕にとっては意味が違う・・・
てか・・・瞼が重くて、そして身体も脱力してて何もできない。
声からして銀徹お兄が近くにいるみたい?
ん?・・・風間くん理事長と領主やってるんだから忙しいはずだよね?
瞳は閉じてあっても外が明るい事がわかる。朝か昼かはわからないけど・・・ああ、とりあえず昨日銀徹お兄が学校休めと言ってたから、学校へは連絡いってるだろう。
はぁ~なんか僕、学校休み過ぎてないか?あ、そーいえばテストの結果どうだったんだろう?
はぁ・・・てか平穏に暮らしたい・・・僕はいつになったら平穏な暮らしがくるのだ?
風間くんに抱き締められてる中、軽くモソッと動いたら頭の上から声が聞こえた。
「薫風、起きたかい?」
「・・・風間先輩。おはよ、ございます・・・」
「薫風・・・もう昼過ぎだ。」
「ん・・・?ぎん、てつさん?」
うわっ!?声がガラガラ!そしてマジ身体が動かない!
ん?風間くんとは違う少しゴツい手が頭の上に置かれた気がした。銀徹お兄のものだろう。
昼過ぎか・・・僕はいつ寝たんだろう?
あれから、いつ薬が抜けたのかわからない程、溺れたように快感に煽られ、風間くんにいいようにされたんだよね・・・
僕もイヤイヤ言ってたのは最初だけで男の性なのか性欲に素直なのか・・・ああもう思い出したくない。これもまた黒歴史だ。真っ黒黒。
急に暖かいタオルを瞼に押し当てられた。あ、もしかして泣きすぎて目が開かないのか!?うわ、どんだけだよ・・・
「ごめんね薫風。あまりに嬉しくて泣かせ過ぎたね。暫くタオルで暖めて、お水を飲みな。」
「・・・はい。ぐっ!?」
「はぁ~可愛いなぁ~薫風は・・・」
「風間、せんぱ、・・・苦しっ!」
「・・・・・・風間。」
ひえっ!?ドスの利いたハスキーボイスがっ!あの保健室で聞いた時と同じく腹にくるっ!
あ、銀徹お兄がキレたな。
タオルが少しズレたので目を開けてみた。
銀徹お兄が僕に横から抱きついてた風間くんをベリッと剥がしてくれてガバッと肩に担ぎ上げて連れてったよ。
風間くん、懲りずに僕に手を振ってったけど・・・あれ大丈夫かな?
目も開くようになったしタオルを取って・・・
あ、手を動かすだけでこのダメージ・・・全身筋肉痛みたい
み、水・・・
そして暫くして銀徹お兄が部屋にやってきた。
そして唸ってる僕の元にきて上半身を起こして水を飲ませてくれた。・・・介護されてるみたい。
「お前・・・あれ、人選ミスだな。」
「あ・・・お兄もそう思う?・・・確かに薬が抜ければ~って軽く考えて風間くん指定したんだけど・・・うん、間違えたらしい。」
「はぁ~・・・とにかく今はバスローブしかないから、これを着ろ。そして・・・現在の兄にソレ、見せるな。・・・何されるかわからんぞ。」
「・・・ソレ?」
銀徹お兄の視線を辿り自分の胸元を見る。そしてフリーズした。
「ソレって1週間前後経たないと消えないよな。・・・流依も薫風に執着してるからな・・・何言われるか、何されるか、・・・言わなくても想像できるよな?」
「・・・わ、わたし・・・このままココにいたい。」
「それはダメだ。一度身体を許した相手の所にいるつもりか?」
「・・・あ。」
「・・・ふー。とりあえず夕方、いや仕事が終わるまで俺は風間の所にいるから、今のうちに身体動かしておけ。・・・辛いだろうがな。」
「わ、かった・・・っ!?ひっ!」
「っ!?どうした花彫!?」
少し身体の向きを変えた途端、下半身の、正確にはお尻の辺りからドロリとした液体がっ・・・
こ、これって・・・!
あ、ヤバッ!僕より先に察知した銀徹さんの顔が般若のような険しい顔になった!?
「おおおっ、お兄!ふ、風呂まで連れてって!は、早くっ!ひぇっ!!」
「っ・・・わかった。」
急いで出て行こうとした銀徹お兄の裾を間一髪で掴み風呂へ連れてってとせがむ!それと同時に更にドロドロと太腿から白いものが流れていく
これって・・・風間くんのアレだよね?身体は綺麗になってたからてっきり事後処理してくれたのかと思ったら・・・
こ、これは羞恥心煽られます!!!は、恥ずっ!
そして僕はどんだけ銀徹さんに恥ずかしい姿を晒さねばならんのだー!!!
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