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高年期[一学期編]
それから・・・
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バスローブを羽織らされ銀徹お兄に肩に担がれて風呂場まで連れてってもらった。
廊下には昨日と同じくメイドさんの姿はなく、こんな間抜けな姿を誰にも見られる心配はなかった・・・
なんでもメイドさん達を、昨日銀徹さんから連絡もらった時に風間くんは2日程お暇をやって追い出したらしい。・・・何?風間くんは何かが起こる事を予期してたって事?
と、とりあえず銀徹さんに風呂場まで来てもらい、椅子に座らせてもらった。・・・何故かお湯が張ってあった。
「・・・風間が言ってたからな。俺が洗ってお湯を溜めておいた。・・・ったく、あいつの予期する能力には感心できるが、もう少し怠け癖を直してほしいものだ。」
「そ、そうなんだ・・・」
・・・
・・・ところで、いつまでお兄はここにいるのだろうか?
風呂場にあった椅子に座らせてもらってから互いににらめっこ状態なんですが?
「え、あの・・・お兄?どうしたの?」
「お前一人で風呂入れるのか?」
「っ!!だ、大丈夫だよ。お兄はまだ仕事があるんでしょ?ほら、行きなよ!」
「・・・」
な、何その不満げな顔は!もう醜態を晒したくないから、早くでて行ってほしいのに~!
「お兄~・・・これ以上、私に恥をかかさせないでっ!」
「!!っ・・・わかった。何かあったらすぐ大声で呼べよ。」
「~~~っ、わかった!」
まだ渋ったお兄を追い出し風呂場で一人になる。
バスローブを脱ぎ全身映る鏡に自分が映り、その自分の姿を見て思わず意識が遠退きそうになった。
・・・全身キスマークだらけだった。鏡から見たら虫に刺された感じに見えるが、明らか数が異常!そして、よく見ると・・・あり得ない所にも付いていた!
と、とりあえず・・・中に出されたモノを掻き出さないとっ・・・
「う、ううぅ~・・・」
身体バッキバキ!少し動くだけで痛みが走る・・・風間くん、どんだけ僕に好き勝手な事をしたんだよ・・・
膝立ちをして椅子に片手を置き、空いた片手をお尻方へと手を伸ばしーー・・・ん?足音?
「お前は仕事しろ・・・」
「いやだって薫風、身体辛そうだったし・・・」
「だからって風間が行く必要はない!早く戻れ!」
「嫌だ。ダメだ。」
え?・・・ま、まさか・・・?
ガラッ!
「っ、薫風。」
「ひぇっ!?えっ、あ、銀徹さん!?と、風間先輩!?」
「ごめん薫風!事後処理、最後までやれなくて!私が最後までしてあげるよ。」
「えっ!?いやっ!結構です!って、見ないでください!」
「「っ・・・」」
なんつータイミングでくるんだこの二人は・・・
僕の体勢は・・・今正に2人にお尻を晒してるような状態です。そして今自分で中に指を入れようとしてる瞬間であり・・・一番見られたくない姿である。
てか、何2人してガン見してるんですか!?もう僕は全身ギシギシで動けない状況なわけでして!・・・お願いだから出ていってほしい。
「あ、あの・・・出て行って?」
「・・・絶景」
「・・・・・・これはちょっと、いやかなりクる。」
「あっ!五十嵐出て行きなよ!事後処理は私の役目だから。」
・・・は?ね、ねぇ風呂場のせいか声が丸聞こえなんだけど?お兄?今なんて・・・?
「・・・いや、お前は早く仕事に戻れ。俺が薫風の世話をする。」
「何言ってるんだよ。薫風に他の男に触らせるつもりはない。五十嵐出て行け。ここは私の家だぞ。」
「俺はお前の秘書だ。仕事を怠けるお前の為にいるわけだから出ていかん。お前は早く仕事に戻れ!」
「くっ・・・珍しく感情を表してるな五十嵐。じゃあこうしよう。癪だが・・・2人で薫風を洗ってあげよう。」
・・・は?頭可笑しくない?え?僕の「出て行け」という言葉はどこへ・・・?
「・・・妥協してやろう。薫風も辛そうだからな。早く済ませる。」
「仕方ないなぁ~・・・じゃあ薫風、そのままでいてね・・・」
「・・・はっ?え、あの、出て行ってほしい、な?」
「「無理だ。」」
ふ、二人でハモらなくても~・・・
えっ、処理してくれるだけだよね?ね?
2人は上だけ脱いで僕に近付いてきた。いや・・・なんか2人とも、色気ムンムンなんですが・・・?え?何か嫌な予感が・・・??
背中に伝う冷や汗・・・悪寒?いや風呂場だから暖かいよ?あ、でも風邪引いたかな?ずっと裸だったわけだから・・・?いや風間くんにホールドされてたわけだから大丈夫?え、でも・・・?
思考を巡らせてたら二人がすぐ側にいるのがわかるよ?1人、どっちかが興奮してるのか少し息が荒い・・・?
だ、誰か!僕に助けを!!詰んだ感じがして絶望一色なんですが!
廊下には昨日と同じくメイドさんの姿はなく、こんな間抜けな姿を誰にも見られる心配はなかった・・・
なんでもメイドさん達を、昨日銀徹さんから連絡もらった時に風間くんは2日程お暇をやって追い出したらしい。・・・何?風間くんは何かが起こる事を予期してたって事?
と、とりあえず銀徹さんに風呂場まで来てもらい、椅子に座らせてもらった。・・・何故かお湯が張ってあった。
「・・・風間が言ってたからな。俺が洗ってお湯を溜めておいた。・・・ったく、あいつの予期する能力には感心できるが、もう少し怠け癖を直してほしいものだ。」
「そ、そうなんだ・・・」
・・・
・・・ところで、いつまでお兄はここにいるのだろうか?
風呂場にあった椅子に座らせてもらってから互いににらめっこ状態なんですが?
「え、あの・・・お兄?どうしたの?」
「お前一人で風呂入れるのか?」
「っ!!だ、大丈夫だよ。お兄はまだ仕事があるんでしょ?ほら、行きなよ!」
「・・・」
な、何その不満げな顔は!もう醜態を晒したくないから、早くでて行ってほしいのに~!
「お兄~・・・これ以上、私に恥をかかさせないでっ!」
「!!っ・・・わかった。何かあったらすぐ大声で呼べよ。」
「~~~っ、わかった!」
まだ渋ったお兄を追い出し風呂場で一人になる。
バスローブを脱ぎ全身映る鏡に自分が映り、その自分の姿を見て思わず意識が遠退きそうになった。
・・・全身キスマークだらけだった。鏡から見たら虫に刺された感じに見えるが、明らか数が異常!そして、よく見ると・・・あり得ない所にも付いていた!
と、とりあえず・・・中に出されたモノを掻き出さないとっ・・・
「う、ううぅ~・・・」
身体バッキバキ!少し動くだけで痛みが走る・・・風間くん、どんだけ僕に好き勝手な事をしたんだよ・・・
膝立ちをして椅子に片手を置き、空いた片手をお尻方へと手を伸ばしーー・・・ん?足音?
「お前は仕事しろ・・・」
「いやだって薫風、身体辛そうだったし・・・」
「だからって風間が行く必要はない!早く戻れ!」
「嫌だ。ダメだ。」
え?・・・ま、まさか・・・?
ガラッ!
「っ、薫風。」
「ひぇっ!?えっ、あ、銀徹さん!?と、風間先輩!?」
「ごめん薫風!事後処理、最後までやれなくて!私が最後までしてあげるよ。」
「えっ!?いやっ!結構です!って、見ないでください!」
「「っ・・・」」
なんつータイミングでくるんだこの二人は・・・
僕の体勢は・・・今正に2人にお尻を晒してるような状態です。そして今自分で中に指を入れようとしてる瞬間であり・・・一番見られたくない姿である。
てか、何2人してガン見してるんですか!?もう僕は全身ギシギシで動けない状況なわけでして!・・・お願いだから出ていってほしい。
「あ、あの・・・出て行って?」
「・・・絶景」
「・・・・・・これはちょっと、いやかなりクる。」
「あっ!五十嵐出て行きなよ!事後処理は私の役目だから。」
・・・は?ね、ねぇ風呂場のせいか声が丸聞こえなんだけど?お兄?今なんて・・・?
「・・・いや、お前は早く仕事に戻れ。俺が薫風の世話をする。」
「何言ってるんだよ。薫風に他の男に触らせるつもりはない。五十嵐出て行け。ここは私の家だぞ。」
「俺はお前の秘書だ。仕事を怠けるお前の為にいるわけだから出ていかん。お前は早く仕事に戻れ!」
「くっ・・・珍しく感情を表してるな五十嵐。じゃあこうしよう。癪だが・・・2人で薫風を洗ってあげよう。」
・・・は?頭可笑しくない?え?僕の「出て行け」という言葉はどこへ・・・?
「・・・妥協してやろう。薫風も辛そうだからな。早く済ませる。」
「仕方ないなぁ~・・・じゃあ薫風、そのままでいてね・・・」
「・・・はっ?え、あの、出て行ってほしい、な?」
「「無理だ。」」
ふ、二人でハモらなくても~・・・
えっ、処理してくれるだけだよね?ね?
2人は上だけ脱いで僕に近付いてきた。いや・・・なんか2人とも、色気ムンムンなんですが・・・?え?何か嫌な予感が・・・??
背中に伝う冷や汗・・・悪寒?いや風呂場だから暖かいよ?あ、でも風邪引いたかな?ずっと裸だったわけだから・・・?いや風間くんにホールドされてたわけだから大丈夫?え、でも・・・?
思考を巡らせてたら二人がすぐ側にいるのがわかるよ?1人、どっちかが興奮してるのか少し息が荒い・・・?
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