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幼少期
幼稚園行きますよ
しおりを挟むいつも執事に運転してもらい幼稚園へ通う。
車で10分なので徒歩でも行けると親に話したら
「可愛い流依と薫風が拐われたら私は犯罪者になってでも犯人を報復してやる!!!!」
意味のわからない事を父親に言われた。
いや、犯罪者になられては侯爵の身分を剥奪されてしまうよ・・・
それだけはやめてほしい・・・切実に。
幼稚園は勉強と運動半々って感じかな。
文字はすらすら書けるし読める。
ある意味チートだよね。うん、卑怯とも言える。
事件から数日、この世界を調べると共に何冊も家にある本を読み明かした。
文字は日本語のようで日本語じゃない感じだったが難なく読めた。
だが書くのは別で練習しなければ何も書けなかった。
だから幼稚園行くまで猛勉強した。
父親がそんな姿をみて家庭教師を付けてくれたので読み書きが完璧にマスターした。
伊達に25年も生きてませんよ。生きるためには勉強は必要不可欠!そんな苦にはならなかったし、むしろ率先しました。
その経験が3歳の僕に貢献されました。
難なく勉強できますよー
楽チン。
だから幼稚園は唯一楽しめるのは運動かな。自由時間はもっぱらうんていや滑り台乗ってました。
3歳の僕にはちょうど良いジャングルジムがあって子供らしく身体を動かしましたよ。
体力作りにもってこい!
・・・うん、だいぶ感覚が男の子らしくなったかな?
中身は女だからね・・・オカマにはなりたくないからね。特に口調。
でも女性と付き合いたいとも思わないし男性は論外だね。
うーん・・・やっぱこの世界でも独身かなぁ・・・
独身貴族万歳!
カチャーン
ん?何の音?
なんかトラブルの予感しかしないんだけど・・・
と、とりあえず様子を見に行こうか。
ヤバそうなら先生呼べば良いよね。
うん、そうしよう。
ボソボソボソ・・・
うん、こっちだね。
「平民のくせに生意気なんだよー」
あーよくあるパターン・・・
ウサギとか小動物を飼ってる裏庭の方で複数の声が聞こえる。
ゲッ!?男の子だらけ・・・まっまぁ~小さいし?大人の人は嫌悪感バリバリ感じるけど、子供だからか今のクラスの男の子と話しても何も感じないから大丈夫かな。
ちょっと様子見・・・
「平民にしては顔立ちが良いからって調子にのるなよ」
「美依ちゃんは僕のものなんだぞ。」
「ちょっとモテるからって調子にのるなよ」
うわぁ~典型的な悪口。よく女の子、とくにヒロインとか、よくあるパターンだよね。
それの男の子バージョン?
あぁ・・・くっだらない
チラッと顔を覗かせる。
あらま、3対・・・6、7、8人か。
で、文句言われてるのは3人の方。
まぁ確かに顔が整ってるね。可愛らしい天使みたい。
いまは凄く不機嫌な顔して相手の方を睨み付けてるけどね。
あぁ・・・1人泣いてる子がいる。可愛い天パで大きな目に大粒の涙を流してる~!!!
あっ可愛い・・・癒される顔だなぁ。
「なんか言い返したらどうなんだ?男のくせに言い返せないのか?」
「・・・めんどくさい」
「あっ?」
おっ1人言い返した!
「貴族だから何だ?偉いのはお前らじゃなく親だろ?勘違いもいい加減にしたらどうだ。」
あーあ・・・火に油。でも正論。
・・・あら?
8人のうちの1人が怪しい動きしてるぞ?
・・・あれ、石持ってないか?
「・・・あんまいい気になるなよ!」
ヒュン・・・
カチャーン
あぁ、始めに聞いた音は石を投げつけた音だったんだ。
・・・てぇ!?ウサギに当たってるじゃん!!!!
「石を投げるとか最悪だな」
「なにが最悪だ?お前らの方が最悪だ。平民は平民らしく大人しくしてろよ。」
えっ!?あいつらウサギの事はほったらかし!?!?
・・・最悪。
あーこれだから男は・・・
ん?おっ、丁度良い物が・・・
うん、よしっ!
ガシャーーーン!!!
「「!?!?!?なっ何だ!?」」
「あんたたちいいかげんにしなよ・・・」
あっヤバ、ちょっと女口調入っちゃった。
ウサギちゃん大丈夫かな~
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