7 / 313
幼少期
設定が違う!?
しおりを挟むそして更に驚きの事実が発覚。
この世界、男女の比率が7:3らしい!
ゲーム設定は詳しく調べてなかったけど、7:3は異常じゃない!?
し・か・も・・・
同性婚が認められるらしい・・・
そしてトドメの一妻多夫制・・・
乙女ゲーなのに何故?
そんな設定はなかったはず!
更に言えば貴族もいなかったはず。確かに金持ちはいたが伯爵や公爵など身分がなかったはす!!
なんだか色々と付け加えられてる感がハンパないですよ!?
わたし・・・いやボク生きていけるのかな・・・
きっとヒロインや攻略対象者は身分が上なんだろうな・・・
調べたことによって、やはり聖陵高等学校ば存在するが、やはりご貴族様しか通えないらしいし・・・
そして僕の身分は侯爵。中間だね。
上から順に大公・公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵となる。
うちは侯爵なので中の上な位置ですね。
そして将来はきっと聖陵高等学校に通う事になるんだろうな・・・
嗚呼・・・せっかくモブキャラに生まれたのに結局はゲームの通り話が進むんだろうな・・・
そんな未来を遠い目で空を見つめ溜め息を吐く。
とにかく自分の平穏の為、中心人物に関わらず生きていこうと決心しました。
あっ忘れる所でしたが、まだ僕、3歳ですから。
今できる事をやりましょう。
__________
それから語学・貴族らしく礼儀指導・振る舞いを学ぶ。
そして一応護身用に父親に頼み体術を習う。
・・・
そして月日が流れ幼稚園へ通う事になった。
未だに男性への嫌悪感は拭えなかったが家にいる家族や執事たちとは普通に接する事ができるようになった。
2歳年上の流依兄ちゃんと一緒に幼稚園へ行く。
流依兄ちゃんは僕を凄く可愛がってくれる。
それに答えるように僕も流依兄ちゃんにくっついたりして過ごすようになり、それが項を奏したのか父親に抱き着かれても嫌悪感を抱かなくなった。
それはそれは父親は号泣して家族に呆れられていたよね。
流依兄ちゃんも通う幼稚園は貴族、平民に関係なく平等に扱う所で、貴族はよく子供に身分関係なく接するように勉強させるために入れるらしい。
平民の方は良いパイプを繋げる目的もあるらしいがね・・・婚約するとかね・・・うん。
無事に入園式が終わり明日から通園することになった。
流依兄ちゃん・・・モテモテでした。
「るいにいちゃん・・・たくさんともだちいるんだね」
「かっ薫風・・・?あれ、僕の友達に見える?」
「?ちがうの?」
「・・・友達はあの中の数人しかいないよ。他は侯爵という身分狙いの子たちばかりだよ。」
「そっそうなんだ・・・」
あっ地雷だったかな?流依兄ちゃん辛そうな顔しちゃった。
思わず左腕にギュッとしがみついた。
「っ!?薫風?どうしたの?」
「るいにいちゃん、つらそうにしてるから。」
「!!・・・ごめんね薫風。心配させちゃったかな。」
困ったような苦笑いをうかべ僕の頭を撫でてくれた。
「ぼく、るいにいちゃんだいすきだよ。だからるかにいちゃんがつらいことがあったらぼくがたすけるよー」
「かっかおる~!!!」
おっ腕振りほどかれて抱き着かれた。
うん。流依兄ちゃんが辛い事があったら相談役しよう。
まだ数ヶ月しか体術習ってないけど形はできてるから退治できるし。
まぁ中身は25歳だけど・・・幼稚園、頑張りましょうか。
89
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる