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高年期[二学期・後編]
☆鬼畜の相手は勤まりません。
しおりを挟む多分、R15程度の内容です。
2話☆が付きます。長いですね~・・・
***********
押し問答していると月が真上に来ていた。それほどずっと話続けていた・・・さ、さすがに眠い・・・
「克典・・・諦めて?僕は誰とも付き合う気はないよ。もし、付き合うなら風間理事長がいい。」
「風間さんのどこがいーの?てか微妙に俺の認識してる風間さんと周りの印象が違うんだけどね・・・まぁ風間さんが薫風に執着してるのは知ってるけど、俺だって薫風の事ずっと狙ってたんだ。そー簡単には諦められないな。」
「いや・・・諦めて?てか義理でも兄弟だからね?」
「兄弟がどうした?薫風だって流依義兄さんと一緒に寝たりキスしたりしてたでしょ?親にも真菜ちゃんにもするの?・・・しないよね?」
「う・・・しないけど」
「流依義兄さんだけ特別?でも血の繋がった兄弟だよね?俺は義兄弟だよ。なんの問題もない。・・・他に言い訳は?」
「・・・」
「ねぇ?お試しに俺と付き合おう?風間さんと別れたばかりで気になるようなら暫く秘密にしてればいいよ。ねぇ?いい加減観念しなよ。」
「・・・だから、お試しでも無理だって。」
「もー~~~頑固だねぇ・・・はぁ、まぁ口説くのはいつでもできるから、とりあえず寝よっか?」
「・・・手を出すなよ?」
「おやすみのチューくらいしようよ~」
「はぁ・・・」
今さらながら、僕は何故こうも攻略対象者に好かれるんだ?本当に裏ヒロインなのか?てか克典にリセットかかれば良かったのに・・・何故一番厄介な奴がかからなかったんだか・・・今の生活に文句がないって事だよな。う~ん・・・
促され、何故か窓際に追いやられた。・・・ん?なんか嫌な予感がするよーなー・・・?
「じゃあ・・・おやすみー」
「・・・うん、おやすみ。」
横になって肌触りの良い毛布を被り寝る準備をすると・・・隣でモソモソ動きだした克典。
そして僕の上にのし掛かってきた。・・・ん?
「お休みのチュー・・・いーよね?」
「え?」
「兄弟では普通に親密な交流としてしてるんだよねー?・・・いいよね?俺たち・・・兄弟だもんねー?」
「・・・はぁ~わかったよ。」
「はいじゃ~目を閉じてね~。目を開けててもいいけど。」
目を閉じたら何かされそうで怖かったが・・・まぁ、あんだけ付き合わないと言ったんだから大丈夫だろうと目を閉じた。
・・・うん、その選択は失敗しました。
「ん・・・んっ・・・んんっ!?・・・ちょ、かつのりっ、ふぅ!」
あまりにも長い口づけに堪えきれず口を開いた瞬間、舌を入れられたっ。・・・ちょっと、これはマズくないか?
「ふっ、んん~・・・ちょっ、と・・・ぅん!」
ヤバい克典のキスしつこいんだよっ!悔しい事に気持ちいいし・・・さ、酸素を・・・
「ん・・・」
「はぁ~・・・クックッ、薫風ってキスに弱いよなぁ~?」
「・・・兄弟で、こんな濃厚なのは、しない・・・」
「いーじゃないか。薫風、気持ちいいの嫌いじゃないだろ?キスだって。」
「ちょっ!?やめっ、近付くなっ・・・んっ!」
確かに好きだよキスは!でもそれは好きな人限定!マジで辞めて?気持ちは嫌がっても体は素直に喜んじゃうんだから!さらに男は直ぐに身体に現れちゃうから辛いよ!久々の感覚に反応しちゃいますよっ!
抵抗して克典の胸や肩を叩いたが酸欠により力が入らなくなりすがり付くような形になってしまい・・・克典がタイミングを見計らったように寝間着の中に手を潜り込ませてきた。
「ふあぁっ!」
「ん・・・とりあえず抱かせて?まず俺の本気をまず身体に教え込むから。抵抗しないでね?」
言葉より行動が先なのは、なんだか攻略対象者の特徴に思えてきたのですが・・・許可とらずに触ってこないでほしい。いや、許可を求められたら拒否しますけどね?でも誠意をみせてほしいよ?
・・・それからはやはり行動は迅速でした。シルク?で作られてる寝間着を剥ぎ取られ全裸にさせられてからは口は離さず胸を弄られ、僕が完璧脱力した所で克典の出は胸から下腹部へと行き、腰を撫でられ尻を揉み始めた・・・
「っ・・・はっ、はっ、・・・克典、酸欠・・・」
「そっかーじゃあキスは後程ねー。・・・じゃあ下の方にキスをしよっかー。」
「は?」
下?下って・・・まさかっ!?
「ちょっと、待て・・・何する気?」
「俺を受け入れる所を可愛がるだけだよ。・・・ん~その前にこの反り立ってる方を慰めた方がいいかな?」
「い、いや・・・しなくてい、い・・・っ!?ひっ!」
ほぼ僕の上にのし掛かってた克典がズルズルと毛布の中へと入っていった。な、何をする気?いや、わかってるけど目に見えない所でやられると身構えちゃうよ。なんせ僕の股の間に割り込んできて脚を持ち上げられたんだからさぁ・・・
なんか僕の大事な所に息がかかってるようで敏感に反応してしまうよ。・・・やばい、背筋がゾクゾクしてきた。
「ん~薫風の匂いが充満してるな。もうタラタラ涎垂れてるみたいだな。・・・あ~そそるわぁ。」
「あ、あ、・・・克典っ、やめ、て」
「なんだ気持ちよくないか?・・・じゃあキス、しようか。」
「っ!!」
も~限界だった。・・・ん~風間くんと最後にしたのは、10日?位前かな。・・・なんかね~週一という頻度で体を捧げていたってのが身体に染み付いてるらしく身体は従順になってるんですが。
もどかしく先をチロチロと舐められ尻を揉まれ焦らされまくってます。これ、なんとかして・・・
「ん~ふふ、薫風、腰振って俺を誘ってるのか?風間さんに仕込まれたと思うと不愉快に思うが、薫風がエロくなるのは感激ものだな。まぁ、少しは感謝しなくもないな。なーんでこんな極上の奴と別れたんだろぅなぁ~?」
「ふ、ぅ・・・か、かつのり・・・」
「まぁ、これからは俺がじわじわ仕込んでいこうか。」
「な、なん、て・・・?」
なんか妙~な言葉が聞こえた気がしたんですけど?・・・シコムとか言いましたか?何を?いや考えたくない!
・・・それからは着々と行為が進み、やっぱり、お尻の・・・方を、舐められて精神的ダメージを受けました。も、もう好きにして・・・
くったりしてるうちに毛布を剥ぎ取られた。・・・興奮して暑くなったらしい。脚から感じる肌が熱いもんね。
それからは1本2本と指が挿入。行為としては2~3回だが、その行為1回1回が濃厚な為か僕の感じる所を的確に刺激してきて、気付いた時には3本の指が入ってたらしく、もう感覚が麻痺してるような感じがした。そして何度か達して自分の腹部はドロドロです。もう本番?前に疲労困憊です。
「ん~紐で縛ってイク回数制限すべきか?薫風~大丈夫か?」
「うぅ・・・もう、感覚が・・・もう勘弁して。」
「うん、やっぱり縛るか。・・・よいっしょ」
急に人肌が離れて、少しすがり付きたくなった。・・・僕ってこんなに人肌求めてたっけ?こんな寂しがり屋だっけ?なんだか自分が自分じゃなくなった気がするんだが・・・?
でも人肌は離れたが指はまだ挿入されたままで未だに刺激を与えてくる。・・・なんだろう、みんな、器用、だよね?
「ひっ!?・・・?な、なに・・・?」
「射精を調節しよっかー。射精しちゃうと体力消耗しちゃうからねぇ・・・?さて、準備は整ったな~。はぁ、やっと薫風を堪能できる。」
「あ、や、やだ・・・これ、とって・・・な、なんだよこれぇ・・・」
「可愛いリボンだなぁ~薫風。お前の瞳と同じ色だぞ。」
恐る恐る自分の下半身へと目をやると・・・信じられない光景が。・・・自分の反り立ってるソレに青色の紐?リボンで縛られていた。な、なんだよこれ?・・・え、射精コントロール?何言ってるの?なんか一気に冷や汗がブワッと溢れた気がする。
「それじゃ・・・挿れるよー」
「────っ!!」
あー・・・明日、目を覚ます事ができるかなぁ~?
10
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