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11.下獄
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気がつくと室内に看守がいて拘束が緩められた。意識を失っていたのだろう。少し体力が回復した気がした。拘束を解かれ床に足がつく。今まで股間にかかっていた体重が解放された。
「手を後ろに廻しなさい」
手を後ろに廻すと、すぐに後ろ手に手錠をかけられ移動用の足枷もつけられた。独房から通路に出され、来たときと同じように他の女囚に連結される。みんな囚人服のお腹あたりに染みができていた。ギリギリまで我慢したのかまだ乾いていない女囚もいる。股間の痛みを感じながら歩かされた。
船を降りると、そこは地下に作られた港のような施設だった。地下で空の様子などは見ることができなかったけれど潮の匂いがした。尿と吐瀉物の臭いまみれの檻から外に出て一瞬開放的な気分になれた。だけど、たくさんの銃と鞭と警棒を持った看守が私達を見張っていてそんな気分はすぐにしぼんでしまった。離島にあるという奴隷強制収容所に到着したのだと思った。
しばらく歩くと、鉄格子の広い部屋があり、全員が繋がれたまま中に入れられた。座るよう指示されたので、地べたに座った。みんな不安で心細いのだろう。自然と体を寄せ合って密集して座った。
「これより、1人ずつ収監手続きを行う」
鉄格子の外の看守から宣告があった。
「順番に作業を行うのでここで待つように…返事をしろ!」
看守が大きな声を出した。
「はい!わかりました!」
みんなで返事をした。
私の順番が来た。看守が首輪、腰縄、足枷それぞれ私と他の女囚を繋いでいる鎖を外した。立たされ個室に連れて行かれる。中には男性含めて5人の看守がいた。私を連行してきた2人の看守をあわせて7人で収監手続きをするようだ。たくさんの看守に囲まれて、拘束具をつけたまま部屋の真ん中に立たされた。
「氏名、年齢、罪状、刑の種類、刑期を大きな声で言いなさい」
資料を持っている女性の看守に命令された。私の情報が書かれているのだろう。
「大沢咲希、20歳…」
「声が小さい!はっきりハキハキした声で言いなさい!」
注意され私は言い直す。
「大沢咲希、20歳、自動車運転過失致死罪と救護義務違反の罪です。刑は奴隷刑。刑期は2ヶ月です」
私はできる限り大きな声で答えた。
「そうですね。あなたはこれより奴隷となりますが、それが当然の罪を犯したのです。しっかり反省して罪を償いなさい。これより奴隷刑を執行します。まず、あなたの氏名を剥奪します。奴隷の間、あなたの奴隷番号は1707番です。外での名前の使用は禁止します」
お父さんとお母さんから貰った名前が奪われ、使用を禁止されたと考えると悲しい気持ちになった。
「1707番。これから拘束具を外すので、服を脱ぎなさい」
逮捕された後に身体検査は受けたのに、ここでも行うようだ。足枷、手枷、首輪が外される。私は逮捕された時に着せられた緑の囚人服を脱いだ。白いパンツには失禁させられたときの黄色いシミが付いている。シミを見るだけで失禁したときのことを思い出してしまい顔が赤くなってしまう。そのパンツも脱いだ。男性の看守もいるので自然と股間と胸元に手が伸び、隠そうとしたが看守に注意された。
「両手は頭の後ろにつけて組みなさい。足は肩幅より少し広げた姿勢で真っ直ぐ立つこと」
抵抗感は強かったけれど、隠すのを諦めて命令に従った。手を頭の後ろに組んで股を開くと恥ずかしい所も丸見えになってしまう。男の看守が陰部を凝視してきた。ジロジロ見られとても嫌な気持ちになった。
その姿勢のまま逮捕時より厳重に時間をかけて全身を調べられた。男性看守も当たり前のように体を触ってくる。お尻を突き出した姿勢での肛門、膣の検査も行われた。裁判で判決を受けたときと同じように複雑な気持ちになり泣きそうになったけれど堪えた。
「髪の長さが規定以上なので散髪をします。黒髪なので染める必要はないですね」
突然宣告があり、裸のまま、後ろ手に手錠をかけられ強制的に床に跪かされた。
そもそも、私は運動をすることもあってそんなに髪が長くない。それでも髪を切られることになり、看守が私の髪にハサミを入れた。雑にバッサリと切られた。床に切られた髪が落ちてくる。鏡がないのでよくわからないが、ベリーショートと呼ばれる髪型より短く切られている感覚があった。とてもショックだった。
「ここに寝なさい」
短時間に乱雑に髪を切られたあと、今度は手術台のような台への移動が命令される。寝かされ、両手、両足とお腹を台に固定された。全裸で寝かされたまま拘束されて次に何をされるか不安を感じた。
「これから陰毛を強制的に剃ります。暴れないように」
「暴れると大事なところに傷がつくからな。動くなよ」
男性看守に股間を触られシェーバーで毛が剃られていった。移送時の股間責めのせいでまだ股間が痛み、ズキズキした。やられていることが悔しくて涙が零れた。
「これでよし。立て」
拘束が外され立ち上がる。股間を見るといわゆるパイパンと言われる状態になっていた。子供みたいだ。
「そこに立ってこちらを向きなさい。手は気をつけの姿勢にしなさい」
次は写真撮影だった。恥ずかしい姿のまま全身の全裸写真を前後左右から数枚ずつ撮られた。屈辱的な気持ちだ。裸の写真なんてはじめて撮られた。当然露わになったあそこも写っているのだろう。
その後はさらに身体計測が行われた。いろいろなことが調べられる。
「身長163.5cm」
「体重48.2kg」
長時間食べていなかったり吐いてしまったりしたせいだろう。体重は逮捕前から3kgも落ちていた。何に使うのかわからないけれど足の大きさや、スリーサイズも調べられる。
「Cカップ。いい胸だな」
男性の看守に胸を触られ、バストの大きさも判定された。とても悔しかった。別の看守によって調べられたデータがどんどんパソコンに入力されている。データベースを作っているようだ。
首周りの長さ、手首、足首の太さも計測される。臍から股間を通り腰までの長さも調べられた。
「拘束具と貞操帯の調整お願いね」
指示を出している看守が別の看守に指示を出した。心が震えた。私に付けられる拘束具や貞操帯のサイズを調整するためにいろいろな数値を測ったのだ。これから、待ち受ける処遇の厳しさにとても怖くなった。
「手を後ろに廻しなさい」
手を後ろに廻すと、すぐに後ろ手に手錠をかけられ移動用の足枷もつけられた。独房から通路に出され、来たときと同じように他の女囚に連結される。みんな囚人服のお腹あたりに染みができていた。ギリギリまで我慢したのかまだ乾いていない女囚もいる。股間の痛みを感じながら歩かされた。
船を降りると、そこは地下に作られた港のような施設だった。地下で空の様子などは見ることができなかったけれど潮の匂いがした。尿と吐瀉物の臭いまみれの檻から外に出て一瞬開放的な気分になれた。だけど、たくさんの銃と鞭と警棒を持った看守が私達を見張っていてそんな気分はすぐにしぼんでしまった。離島にあるという奴隷強制収容所に到着したのだと思った。
しばらく歩くと、鉄格子の広い部屋があり、全員が繋がれたまま中に入れられた。座るよう指示されたので、地べたに座った。みんな不安で心細いのだろう。自然と体を寄せ合って密集して座った。
「これより、1人ずつ収監手続きを行う」
鉄格子の外の看守から宣告があった。
「順番に作業を行うのでここで待つように…返事をしろ!」
看守が大きな声を出した。
「はい!わかりました!」
みんなで返事をした。
私の順番が来た。看守が首輪、腰縄、足枷それぞれ私と他の女囚を繋いでいる鎖を外した。立たされ個室に連れて行かれる。中には男性含めて5人の看守がいた。私を連行してきた2人の看守をあわせて7人で収監手続きをするようだ。たくさんの看守に囲まれて、拘束具をつけたまま部屋の真ん中に立たされた。
「氏名、年齢、罪状、刑の種類、刑期を大きな声で言いなさい」
資料を持っている女性の看守に命令された。私の情報が書かれているのだろう。
「大沢咲希、20歳…」
「声が小さい!はっきりハキハキした声で言いなさい!」
注意され私は言い直す。
「大沢咲希、20歳、自動車運転過失致死罪と救護義務違反の罪です。刑は奴隷刑。刑期は2ヶ月です」
私はできる限り大きな声で答えた。
「そうですね。あなたはこれより奴隷となりますが、それが当然の罪を犯したのです。しっかり反省して罪を償いなさい。これより奴隷刑を執行します。まず、あなたの氏名を剥奪します。奴隷の間、あなたの奴隷番号は1707番です。外での名前の使用は禁止します」
お父さんとお母さんから貰った名前が奪われ、使用を禁止されたと考えると悲しい気持ちになった。
「1707番。これから拘束具を外すので、服を脱ぎなさい」
逮捕された後に身体検査は受けたのに、ここでも行うようだ。足枷、手枷、首輪が外される。私は逮捕された時に着せられた緑の囚人服を脱いだ。白いパンツには失禁させられたときの黄色いシミが付いている。シミを見るだけで失禁したときのことを思い出してしまい顔が赤くなってしまう。そのパンツも脱いだ。男性の看守もいるので自然と股間と胸元に手が伸び、隠そうとしたが看守に注意された。
「両手は頭の後ろにつけて組みなさい。足は肩幅より少し広げた姿勢で真っ直ぐ立つこと」
抵抗感は強かったけれど、隠すのを諦めて命令に従った。手を頭の後ろに組んで股を開くと恥ずかしい所も丸見えになってしまう。男の看守が陰部を凝視してきた。ジロジロ見られとても嫌な気持ちになった。
その姿勢のまま逮捕時より厳重に時間をかけて全身を調べられた。男性看守も当たり前のように体を触ってくる。お尻を突き出した姿勢での肛門、膣の検査も行われた。裁判で判決を受けたときと同じように複雑な気持ちになり泣きそうになったけれど堪えた。
「髪の長さが規定以上なので散髪をします。黒髪なので染める必要はないですね」
突然宣告があり、裸のまま、後ろ手に手錠をかけられ強制的に床に跪かされた。
そもそも、私は運動をすることもあってそんなに髪が長くない。それでも髪を切られることになり、看守が私の髪にハサミを入れた。雑にバッサリと切られた。床に切られた髪が落ちてくる。鏡がないのでよくわからないが、ベリーショートと呼ばれる髪型より短く切られている感覚があった。とてもショックだった。
「ここに寝なさい」
短時間に乱雑に髪を切られたあと、今度は手術台のような台への移動が命令される。寝かされ、両手、両足とお腹を台に固定された。全裸で寝かされたまま拘束されて次に何をされるか不安を感じた。
「これから陰毛を強制的に剃ります。暴れないように」
「暴れると大事なところに傷がつくからな。動くなよ」
男性看守に股間を触られシェーバーで毛が剃られていった。移送時の股間責めのせいでまだ股間が痛み、ズキズキした。やられていることが悔しくて涙が零れた。
「これでよし。立て」
拘束が外され立ち上がる。股間を見るといわゆるパイパンと言われる状態になっていた。子供みたいだ。
「そこに立ってこちらを向きなさい。手は気をつけの姿勢にしなさい」
次は写真撮影だった。恥ずかしい姿のまま全身の全裸写真を前後左右から数枚ずつ撮られた。屈辱的な気持ちだ。裸の写真なんてはじめて撮られた。当然露わになったあそこも写っているのだろう。
その後はさらに身体計測が行われた。いろいろなことが調べられる。
「身長163.5cm」
「体重48.2kg」
長時間食べていなかったり吐いてしまったりしたせいだろう。体重は逮捕前から3kgも落ちていた。何に使うのかわからないけれど足の大きさや、スリーサイズも調べられる。
「Cカップ。いい胸だな」
男性の看守に胸を触られ、バストの大きさも判定された。とても悔しかった。別の看守によって調べられたデータがどんどんパソコンに入力されている。データベースを作っているようだ。
首周りの長さ、手首、足首の太さも計測される。臍から股間を通り腰までの長さも調べられた。
「拘束具と貞操帯の調整お願いね」
指示を出している看守が別の看守に指示を出した。心が震えた。私に付けられる拘束具や貞操帯のサイズを調整するためにいろいろな数値を測ったのだ。これから、待ち受ける処遇の厳しさにとても怖くなった。
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