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甘露
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先にシャワーで汗を流して部屋に戻ると、真冬はまだふて腐れていた。
蓮見が一切乱れた姿を晒さず果てた事に、真冬はとても不満なのである。
「何怒ってるの」
クスクス笑いながら蓮見はベッドに腰掛けた。
真冬の髪を優しく撫でる。
「だってッ!僕のエッチな顔は見たくせに、僕には見せてくれない」
「やだよ。恥ずかしい。でも真冬にされて、すげー気持ち良かったよ」
蓮見が撫でる手を真冬が握って掴む。
「僕は見たいのッ。先生が乱れるとこ」
真冬のふくれっ面が愛おしすぎて、蓮見は真冬に優しくキスをする。
「乱れるより、乱したいからなぁ。真冬はどんな時でも可愛いから、見ていて目の保養になる」
唇を離して、真冬を見つめながらそう言うと、真冬は真っ赤になって目をそらす。
「もぉ。直ぐそうやって誤魔化して、ズルいんだから」
ズルいのは真冬です。
マジ、あんなにエロい姿見せつけられて、我慢してる俺の気持ちも分かってよ。
こう見えて切ないんだぞ。
蓮見は真冬をギュッと抱きしめる。
真冬の甘い汗の香りが鼻腔をくすぐる。
真冬も蓮見に抱きしめられて気持ちいいのか、そっと腕を蓮見の背中に回す。
「大好き、先生」
無邪気に言う天使を、蓮見は更にギュッと抱きしめる。
「大好きだよ、真冬」
真冬はふふふと笑う。
「嬉しい。僕ね、ずっと先生に、最後まで気持ちいい事されたかったの。でも恥ずかしくて、言えなかったの。さっきだって勇気振り絞ったんだよ」
いつも真冬の1番感じる場所は触れないようにしていた。
おねだりをしてきた、大胆な言葉の意味はそう言う事だったのかと納得した。
「真冬が望むなら、俺はいくらでも真冬を気持ちよくするよ。真冬が嫌がることは絶対しない」
大事にされてると真冬はいつも以上に実感した。
本当は、蓮見が自分と深く繋がりたいのを真冬だって分かっている。
でも今はまだその勇気が出せなかった。
だが、蓮見の優しさに触れ、大切にされている自分は幸せだなと実感する。
蓮見も今の関係を壊さないためにも、真冬に無理強いをするつもりはなかった。
真冬に恋して焦がれていた時に比べれば、今は真冬の素肌を感じることができる。
身体も徐々に、いつか結ばれれば良いなと思った。
でもなぁ。
真冬はお子ちゃまだし、痛いの無理なんじゃね。
悪魔が囁く。
医者だからって、そっちの事は分かってないだろ。
男の身体抱くの初めてなんだし。
ケケケと悪魔が笑う。
蓮見はムッとしながら、シッシと顔の横を手で払う。
その仕草を真冬がキョトンとして見ている。
「先生、どーしたの?」
「え?あー、うん、虫?虫がいたから」
引きつった笑顔で蓮見は笑う。
そうなのだ。最大の欠点は、自分も真冬も初体験だと言う事。
これをどう克服するかが課題だった。
蓮見が一切乱れた姿を晒さず果てた事に、真冬はとても不満なのである。
「何怒ってるの」
クスクス笑いながら蓮見はベッドに腰掛けた。
真冬の髪を優しく撫でる。
「だってッ!僕のエッチな顔は見たくせに、僕には見せてくれない」
「やだよ。恥ずかしい。でも真冬にされて、すげー気持ち良かったよ」
蓮見が撫でる手を真冬が握って掴む。
「僕は見たいのッ。先生が乱れるとこ」
真冬のふくれっ面が愛おしすぎて、蓮見は真冬に優しくキスをする。
「乱れるより、乱したいからなぁ。真冬はどんな時でも可愛いから、見ていて目の保養になる」
唇を離して、真冬を見つめながらそう言うと、真冬は真っ赤になって目をそらす。
「もぉ。直ぐそうやって誤魔化して、ズルいんだから」
ズルいのは真冬です。
マジ、あんなにエロい姿見せつけられて、我慢してる俺の気持ちも分かってよ。
こう見えて切ないんだぞ。
蓮見は真冬をギュッと抱きしめる。
真冬の甘い汗の香りが鼻腔をくすぐる。
真冬も蓮見に抱きしめられて気持ちいいのか、そっと腕を蓮見の背中に回す。
「大好き、先生」
無邪気に言う天使を、蓮見は更にギュッと抱きしめる。
「大好きだよ、真冬」
真冬はふふふと笑う。
「嬉しい。僕ね、ずっと先生に、最後まで気持ちいい事されたかったの。でも恥ずかしくて、言えなかったの。さっきだって勇気振り絞ったんだよ」
いつも真冬の1番感じる場所は触れないようにしていた。
おねだりをしてきた、大胆な言葉の意味はそう言う事だったのかと納得した。
「真冬が望むなら、俺はいくらでも真冬を気持ちよくするよ。真冬が嫌がることは絶対しない」
大事にされてると真冬はいつも以上に実感した。
本当は、蓮見が自分と深く繋がりたいのを真冬だって分かっている。
でも今はまだその勇気が出せなかった。
だが、蓮見の優しさに触れ、大切にされている自分は幸せだなと実感する。
蓮見も今の関係を壊さないためにも、真冬に無理強いをするつもりはなかった。
真冬に恋して焦がれていた時に比べれば、今は真冬の素肌を感じることができる。
身体も徐々に、いつか結ばれれば良いなと思った。
でもなぁ。
真冬はお子ちゃまだし、痛いの無理なんじゃね。
悪魔が囁く。
医者だからって、そっちの事は分かってないだろ。
男の身体抱くの初めてなんだし。
ケケケと悪魔が笑う。
蓮見はムッとしながら、シッシと顔の横を手で払う。
その仕草を真冬がキョトンとして見ている。
「先生、どーしたの?」
「え?あー、うん、虫?虫がいたから」
引きつった笑顔で蓮見は笑う。
そうなのだ。最大の欠点は、自分も真冬も初体験だと言う事。
これをどう克服するかが課題だった。
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