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恋人未満
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「ありがとうございました。教授にも報告できます」
晴れ晴れとした顔で星川は言う。
「本当に俺で役に立ったか?」
「もちろん!流石教授の愛弟子です」
星川の言い方に蓮見は照れ笑いをする。
「それより真冬君大丈夫ですか?なんか元気なかったけど」
気にして星川は言う。
「最近バイトも始めたから気疲れしてるんだよ。大丈夫だよ」
星川に余計な気を遣わせたくなくて蓮見は言う。
「そうですか。じゃあ、遅くまですみません。ご馳走様でした。たまには俺にもお礼させてくださいね。良いキャバクラ知ってますから」
キャバクラと聞いて、バレたら真冬に口も聞いてもらえなくなるなと蓮見は思った。
「気持ちだけで十分だから。また何かあれば気軽に来いよ」
蓮見がそう言うと、星川は笑いながら帰っていった。
「さてさて、我が家の仔猫ちゃんはちゃんと寝たかな」
蓮見はそう言うと真冬の部屋をノックした。
返事がないので、寝ていると思い部屋のドアを開けた。
薄暗い部屋の中、ベッドに近づくと真冬がもぞっと起きて蓮見を見つめる。
「星川は帰ったよ」
蓮見がベッドに腰掛けると蓮見に抱きつく。
「知ってる。声が聞こえてたから」
ずるいと蓮見は思った。
自分は真冬に触れないようにしているのに、真冬はいとも簡単に蓮見の懐に入ってくる。
でも、蓮見に拒否権は無い。
真冬がしたいように合わせるしか無い。
こう言う時は真冬がイニシアチブを取っているなと蓮見は苦笑した。
「星川さんのこと嫌いじゃないよ」
それが真冬の精一杯の答えだった。
「でも、先生しか見ない星川さんは嫌い」
嫌いと言われて蓮見はプッと笑う。
「嫌わないでやってくれ。別に星川と俺はなんでも無いってわかってるでしょ?」
蓮見が諭すように言うと真冬はため息をつく。
「どんどん僕、醜くなってるよね。ズルイってわかってる。先生への気持ちだって宙ぶらりんなのに」
分かってるなら、早く俺を解放してくれ。
お前がこの家に、俺の側に居てくれるなら、どうしてもどちらかを、俺は望んでしまうんだよ。
蓮見はそう思いながら、サラサラの真冬の髪を撫でる。
「僕、先生が好き。大好き」
真冬の言葉に、髪を撫でる手が止まる。
「でも、どうして良いか分からないの。先生、キスだけで満足できる?それとも、僕に、その……」
真冬は言葉を止めた。
「真冬はこれからどうなりたい?キスだけが良いなら、キスだけでも良いよ。その先が怖くて俺たち結ばれないのなら、俺はキスだけで我慢する」
カッコつけて蓮見は言う。
本当はキスだけで我慢などできない。
「やっぱり、先生は男として僕を抱きたいんだよね?」
核心を言い当てられ蓮見は答えられない。
「僕も抱く方だったから、抱かれる立場って想像できないし怖い」
蓮見の腕の中で真冬は本当に小さかった。
「キスはしても良いの?」
真冬の肩に手を当て、真冬を離すとジッと見つめる。
真冬は目を逸らす。
「キス、だけなら」
真冬がそう言うと、蓮見は真冬の顎を指であげキスをした。
直ぐに舌を真冬の中に入れる。
グチュグチュと音が響く。
唇が離れると、唾液が糸を引いた。
「キスだけでもしたい。真冬とキスしたい」
蓮見はそう言うとまた真冬にキスを繰り返す。
真冬もキスに応えながら、蓮見に抱きつく。
「先生、気持ち、いいの。もっと、して、欲しい」
唇が離れると真冬は催促をする。蓮見はもう止める理性を失っていた。
お風呂上がりのいい匂いの真冬の全てにキスをしたかった。
「全部、キスしたい」
蓮見はそう言うと、真冬をベッドに押し倒した。
晴れ晴れとした顔で星川は言う。
「本当に俺で役に立ったか?」
「もちろん!流石教授の愛弟子です」
星川の言い方に蓮見は照れ笑いをする。
「それより真冬君大丈夫ですか?なんか元気なかったけど」
気にして星川は言う。
「最近バイトも始めたから気疲れしてるんだよ。大丈夫だよ」
星川に余計な気を遣わせたくなくて蓮見は言う。
「そうですか。じゃあ、遅くまですみません。ご馳走様でした。たまには俺にもお礼させてくださいね。良いキャバクラ知ってますから」
キャバクラと聞いて、バレたら真冬に口も聞いてもらえなくなるなと蓮見は思った。
「気持ちだけで十分だから。また何かあれば気軽に来いよ」
蓮見がそう言うと、星川は笑いながら帰っていった。
「さてさて、我が家の仔猫ちゃんはちゃんと寝たかな」
蓮見はそう言うと真冬の部屋をノックした。
返事がないので、寝ていると思い部屋のドアを開けた。
薄暗い部屋の中、ベッドに近づくと真冬がもぞっと起きて蓮見を見つめる。
「星川は帰ったよ」
蓮見がベッドに腰掛けると蓮見に抱きつく。
「知ってる。声が聞こえてたから」
ずるいと蓮見は思った。
自分は真冬に触れないようにしているのに、真冬はいとも簡単に蓮見の懐に入ってくる。
でも、蓮見に拒否権は無い。
真冬がしたいように合わせるしか無い。
こう言う時は真冬がイニシアチブを取っているなと蓮見は苦笑した。
「星川さんのこと嫌いじゃないよ」
それが真冬の精一杯の答えだった。
「でも、先生しか見ない星川さんは嫌い」
嫌いと言われて蓮見はプッと笑う。
「嫌わないでやってくれ。別に星川と俺はなんでも無いってわかってるでしょ?」
蓮見が諭すように言うと真冬はため息をつく。
「どんどん僕、醜くなってるよね。ズルイってわかってる。先生への気持ちだって宙ぶらりんなのに」
分かってるなら、早く俺を解放してくれ。
お前がこの家に、俺の側に居てくれるなら、どうしてもどちらかを、俺は望んでしまうんだよ。
蓮見はそう思いながら、サラサラの真冬の髪を撫でる。
「僕、先生が好き。大好き」
真冬の言葉に、髪を撫でる手が止まる。
「でも、どうして良いか分からないの。先生、キスだけで満足できる?それとも、僕に、その……」
真冬は言葉を止めた。
「真冬はこれからどうなりたい?キスだけが良いなら、キスだけでも良いよ。その先が怖くて俺たち結ばれないのなら、俺はキスだけで我慢する」
カッコつけて蓮見は言う。
本当はキスだけで我慢などできない。
「やっぱり、先生は男として僕を抱きたいんだよね?」
核心を言い当てられ蓮見は答えられない。
「僕も抱く方だったから、抱かれる立場って想像できないし怖い」
蓮見の腕の中で真冬は本当に小さかった。
「キスはしても良いの?」
真冬の肩に手を当て、真冬を離すとジッと見つめる。
真冬は目を逸らす。
「キス、だけなら」
真冬がそう言うと、蓮見は真冬の顎を指であげキスをした。
直ぐに舌を真冬の中に入れる。
グチュグチュと音が響く。
唇が離れると、唾液が糸を引いた。
「キスだけでもしたい。真冬とキスしたい」
蓮見はそう言うとまた真冬にキスを繰り返す。
真冬もキスに応えながら、蓮見に抱きつく。
「先生、気持ち、いいの。もっと、して、欲しい」
唇が離れると真冬は催促をする。蓮見はもう止める理性を失っていた。
お風呂上がりのいい匂いの真冬の全てにキスをしたかった。
「全部、キスしたい」
蓮見はそう言うと、真冬をベッドに押し倒した。
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