98 / 130
愛し合うって気持ちいいんです。
1
しおりを挟む
優星は仕事に行くフリをして、駅前の美味しいと評判のパン屋に寄った。
朝早い時間でも、会社員や学生が買って行くので、店内は次々に焼き上げられるパンのいい香りが漂っている。
優星はトレイとトングを持つと、1番人気のクリームパンとカレーパン、サンドイッチを次々とトレイに乗せた。
会計を済ませて電車に乗ると、パンが潰れない様に抱える。
美峰の最寄駅に着くと駅のホームで美峰に電話を掛けた。
「おはようございます。今、駅に着きました。そのまま向かいますから」
優星の声に美峰はドキドキする。
『うん。待ってます』
時計はまだ8時を少し過ぎた頃。
直ぐに優星は到着してしまう。
どう出迎えていいのか美峰は緊張する。
前回はドライブに行った後に部屋でイチャコラを始めたが、今日はもう、どのタイミングで始まるのか美峰は想像できない。
想像してはパニックになりそうだった。
落ち着かない気持ちでいると時間はあっという間に過ぎる様で、部屋のインターホンが鳴り美峰はビクッとして玄関の方を見つめた。
ドアホンに出ずにそのまま玄関に向かい、鍵を開けてドアを開くと、スーツ姿の優星がにっこり微笑んでいた。
「早くからごめんなさい。変に時間潰すの嫌だったから、パン買ってソッコー来ちゃいました」
照れながら優星は言う。
「あがって」
美峰も照れながら優星を部屋に上げた。
「これ、うちの駅前の美味しいパン屋の」
紙袋を渡すと、美峰はずしっと感じる手提げ袋の中を見る。
「焼きたてのいい香り。って量、多くない?」
クスクス笑って美峰は言う。
「何種類も買ってきちゃった。きっとお腹すくだろうから」
優星はそう言って美峰の頬にキスをした。
美峰はボッと真っ赤になる。
「今、コーヒー淹れるねッ」
美峰はキッチンに逃げる様に入ってパンをカウンターに置く。
「…………美峰さん」
優星が美峰の側に寄ると、顎を掬い上げ優しくキスをする。お互いの唇の温度を感じながらキスを続け、ゆっくり唇が離れると優星は美峰を抱き締める。
「…………いい香りがする。シャワー浴びて待っててくれたの?」
優星の言葉にドキンとする。
美峰は朝起きてシャワーを浴びていた。
「…………うん。ガッついてる?」
恥ずかしそうに美峰は尋ねる。
「うん。ガッついてる。そんなに俺が欲しかったんだ」
わざと意地悪を優星は言う。美峰は恥ずかしくて優星に抱き締められたまま動けない。
「俺の全部欲しい?美峰さん」
「なんで、そんな風に言うの?いつもと違うッ!」
美峰はもう恥ずかし過ぎてどうして良いか分からない。
「ごめん。だって美峰さんがすごく可愛いから、虐めたくなっちゃった。ねぇ、言って。俺の全てが欲しいって。我慢出来ないって」
優星は美峰の耳元で、魔法をかけている様に囁く。
「言って。美峰。ほら、言わないとダメ」
名前も呼び捨てにされて美峰はのぼせてクラクラしてきた。
「優星、君の、全てが、欲しい。僕に、全て、ちょうだい」
美峰はそう言うと優星に抱きついたまま震えている。もう恥ずかしさも頂点だった。
優星は美峰が可愛すぎて、自分も我慢出来なくなっていた。
朝早い時間でも、会社員や学生が買って行くので、店内は次々に焼き上げられるパンのいい香りが漂っている。
優星はトレイとトングを持つと、1番人気のクリームパンとカレーパン、サンドイッチを次々とトレイに乗せた。
会計を済ませて電車に乗ると、パンが潰れない様に抱える。
美峰の最寄駅に着くと駅のホームで美峰に電話を掛けた。
「おはようございます。今、駅に着きました。そのまま向かいますから」
優星の声に美峰はドキドキする。
『うん。待ってます』
時計はまだ8時を少し過ぎた頃。
直ぐに優星は到着してしまう。
どう出迎えていいのか美峰は緊張する。
前回はドライブに行った後に部屋でイチャコラを始めたが、今日はもう、どのタイミングで始まるのか美峰は想像できない。
想像してはパニックになりそうだった。
落ち着かない気持ちでいると時間はあっという間に過ぎる様で、部屋のインターホンが鳴り美峰はビクッとして玄関の方を見つめた。
ドアホンに出ずにそのまま玄関に向かい、鍵を開けてドアを開くと、スーツ姿の優星がにっこり微笑んでいた。
「早くからごめんなさい。変に時間潰すの嫌だったから、パン買ってソッコー来ちゃいました」
照れながら優星は言う。
「あがって」
美峰も照れながら優星を部屋に上げた。
「これ、うちの駅前の美味しいパン屋の」
紙袋を渡すと、美峰はずしっと感じる手提げ袋の中を見る。
「焼きたてのいい香り。って量、多くない?」
クスクス笑って美峰は言う。
「何種類も買ってきちゃった。きっとお腹すくだろうから」
優星はそう言って美峰の頬にキスをした。
美峰はボッと真っ赤になる。
「今、コーヒー淹れるねッ」
美峰はキッチンに逃げる様に入ってパンをカウンターに置く。
「…………美峰さん」
優星が美峰の側に寄ると、顎を掬い上げ優しくキスをする。お互いの唇の温度を感じながらキスを続け、ゆっくり唇が離れると優星は美峰を抱き締める。
「…………いい香りがする。シャワー浴びて待っててくれたの?」
優星の言葉にドキンとする。
美峰は朝起きてシャワーを浴びていた。
「…………うん。ガッついてる?」
恥ずかしそうに美峰は尋ねる。
「うん。ガッついてる。そんなに俺が欲しかったんだ」
わざと意地悪を優星は言う。美峰は恥ずかしくて優星に抱き締められたまま動けない。
「俺の全部欲しい?美峰さん」
「なんで、そんな風に言うの?いつもと違うッ!」
美峰はもう恥ずかし過ぎてどうして良いか分からない。
「ごめん。だって美峰さんがすごく可愛いから、虐めたくなっちゃった。ねぇ、言って。俺の全てが欲しいって。我慢出来ないって」
優星は美峰の耳元で、魔法をかけている様に囁く。
「言って。美峰。ほら、言わないとダメ」
名前も呼び捨てにされて美峰はのぼせてクラクラしてきた。
「優星、君の、全てが、欲しい。僕に、全て、ちょうだい」
美峰はそう言うと優星に抱きついたまま震えている。もう恥ずかしさも頂点だった。
優星は美峰が可愛すぎて、自分も我慢出来なくなっていた。
0
あなたにおすすめの小説
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる