一瞬の風になれ


高校で付き合っていた彼女。

初恋の相手で、幼馴染。

浅倉カオルにとって、晴町美波は人生の全てを変えてくれた女性だった。

恋人になって1ヶ月。

初デートを記念して、美波が行きたがっていた東京ディズニーランドに、1泊2日の旅行へ。

そこで2人は全ての経験をして、新しい朝を迎えた。

彼女と将来についてを話し合っていた。

高校を卒業して、大学に入って。

その後のこと。

「未来」についてを。


明るい未来が待っていたはずの彼らの背後で、影が忍び寄る。

東京から家路に着くまでの帰り道。

そこで2人を襲った一本の刃物が、夜の街の下に伸びる。

命を落とした美波と、大怪我を負ったカオル。

彼は彼女の葬儀に参加することもできず、彼女のいない世界で新たな日常を迎えることになった。

そんなある日だった。

美波が大事にしていたフルサイズの一眼レフカメラを手に取った時、彼の頭の中で走馬灯が走る。

カメラを構え、何気ない日常の風景を撮った時、世界が移動していることに気づく。
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