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489報酬
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少し遅い朝食を頂いて寛いでいると、領主からの迎えがやって来た。
ガラとレオも同行したいと言うと、受け入れられOZの3人で館に向かう事に。
「拓殿、そしてOZを迎える事が出来てとても嬉しく思う。」
領主は拓達と暫くシーサーペント討伐の話をした後、後ろに控えていた執事に報酬を持って来るように指示を出す。
拓の前に置かれたのは、シーサーペントの魔石と肉だった。
魔石はヘビモスのと同等の立派な物で、拓はこれだけの物を受け取って良いのか迷っていると
「拓殿は、それだけの功績を上げている。遠慮せずに受け取って欲しい。
肉は拓殿が昨日の料理を気に入っていたと聞いて、別途用意させてもらった。
アイテムボックスに余裕が有ると良いのだが。」
領主が勧めてくる。拓は礼を言って自分よりも大きな肉の塊をアイテムボックスに収納した。
話が終わり昼食を一緒に取ることになると、色々なシーサーペントの肉料理が並んだ。
昨夜の宴会では出てこない物もあり、拓がその味を喜んでいると
「気に入ってくれたのなら、料理のレシピをお渡ししよう。」
「宜しいのですか?」
「問題ない。ただ、簡単に作れる様に多少アレンジした物になるが良いだろうか?」
「ありがとうございます。是非、お願いします。」
食事が終わり、お茶を飲んでいるとレシピをまとめた資料が持って来られた。
拓が中身を見せて貰うと、挿絵まで書かれていて事前に用意されていたのが分かるが、特に突っ込むことは無く礼を言って受け取る。
領主としては拓に対する礼も有ったが、拓から王族や勇者、懇意にしている貴族に振舞われる事を狙っていた。
実際、王都で行われたパーティで王族に挨拶をした際、拓が土産とした魚介類の話を振られる程だった。
領主の元にも拓達がかなりの量の食材を購入しているとの報告が入っている。
輸送の手間も掛からず、王族や公爵家などへの印象も良いとなれば、こちらから拓へ食材の提供したい程だ。
ただ、拓が冒険者としての立場を誇示し、貴族と一定の距離をとるのなら、これ以上は止めた方が良いだろう。
領主に馬車でコテージまで送ってもらうと、エチゴにレシピに書かれている食材について確認する。
「この町で取れる食材が多いですね。」
「やはりそうでしたか。美味しい物を食べさせてからの、このレシピ。流石は貴族、抜け目がないな。
この辺の食材も土産に追加しておくか。」
拓は笑って、この町で購入する食材をメモを取っていた。
港の方はシーサーペントが退治され、様子待ちをしていた船が慌ただしく出港し始めていた。
ドレイク船長の船も出向の準備を行っている。
そんな中、色々と対応してくれ本当に有難い事だった。
残りの滞在はダイビング、ビーチでまったりして楽しんだり、ブルに頼んで追加の買い出しに付き合ってもらってゆっくりと羽を伸ばすことが出来た。
ただ、残念ながらブルと絡む時間は作る事が出来なかった。
「皆さん、王都へ向けて出発します。
これが休憩所作りを行う旅の最後になります。
気を引き締めていきましょう。」
エチゴの言葉に全員が頷き、領主やドレイク船長やブル、他の船長達に見送られ出発した。
途中に寄った町や護衛をした兵士達の写真撮影の作業が続いたが、予定通り休憩所の改造を行った。
「この先の街道は改善済みですから、ここで終了だ。」
拓が声を上げて両腕を上げて喜ぶと、仲間や護衛の兵士から歓声が上がる。
ガラやレオが拓の事をもみくちゃにして笑っていた。
全てが終わり兵士が領主に報告をすると、エチゴ商隊が通る場所からは離れているが、少し前に魔獣退治が行われたとの連絡が入った。
領主だけの対応は難しく王都からも援軍が出たが、場所が沼地で足場が悪かったため多くの兵士が負傷していいた。
拓は地図を出して、戦闘が有った場所を教えてもらうとバラキエ公爵派閥の貴族領。
「エチゴさん、少し遠回りして帰る事は可能ですか?」
「問題ありません。予定を変更しましょう。」
「勝手なお願いをして申し訳ありません。宜しくお願いします。」
拓はエチゴに礼を言うと、今度は兵士達に向かって話しかける。
「色々と有りますが今夜位は、完成祝いを行いましょう!」
拓の言葉に、再び歓声が上がった。
拓が素材を提供し、バーベキューが始まった。
ワイバーン等の普通では手に入らない高級肉、新鮮な野菜が網に乗せられると、兵士達は食い入るように肉が焼かれるのを見ていた。
酒を飲んでもいないが、盛り上がる。
「美味い。これが噂のワイバーン、ロックバード、プテラの肉か。」
「それも凄いが、こっちの肉も美味いぞ。」
拓が噂について聞いてみると、拓が兵士達に高級肉を振舞った事が知れ渡っているとの事。
今回、休憩所改造の最後となるのなら、もしかしたら・・・と兵士達は内心期待していたらしい。
兵士長ですら、この完成祝いに思わず喜んでしまい、今更兵士達をたしなめる事も出来なくなり拓に謝罪する。
「いえいえ、私も喜んで頂けて良かったです。是非、楽しんで下さい。」
せっかくなので拓は楽しい食事の写真を撮り、他の写真と一緒に兵士に渡していた。
この後、兵士達は護衛としての立場でありながら美味そうに高級肉を食べる写真を見た領主に大目玉を貰うことになった。
ガラとレオも同行したいと言うと、受け入れられOZの3人で館に向かう事に。
「拓殿、そしてOZを迎える事が出来てとても嬉しく思う。」
領主は拓達と暫くシーサーペント討伐の話をした後、後ろに控えていた執事に報酬を持って来るように指示を出す。
拓の前に置かれたのは、シーサーペントの魔石と肉だった。
魔石はヘビモスのと同等の立派な物で、拓はこれだけの物を受け取って良いのか迷っていると
「拓殿は、それだけの功績を上げている。遠慮せずに受け取って欲しい。
肉は拓殿が昨日の料理を気に入っていたと聞いて、別途用意させてもらった。
アイテムボックスに余裕が有ると良いのだが。」
領主が勧めてくる。拓は礼を言って自分よりも大きな肉の塊をアイテムボックスに収納した。
話が終わり昼食を一緒に取ることになると、色々なシーサーペントの肉料理が並んだ。
昨夜の宴会では出てこない物もあり、拓がその味を喜んでいると
「気に入ってくれたのなら、料理のレシピをお渡ししよう。」
「宜しいのですか?」
「問題ない。ただ、簡単に作れる様に多少アレンジした物になるが良いだろうか?」
「ありがとうございます。是非、お願いします。」
食事が終わり、お茶を飲んでいるとレシピをまとめた資料が持って来られた。
拓が中身を見せて貰うと、挿絵まで書かれていて事前に用意されていたのが分かるが、特に突っ込むことは無く礼を言って受け取る。
領主としては拓に対する礼も有ったが、拓から王族や勇者、懇意にしている貴族に振舞われる事を狙っていた。
実際、王都で行われたパーティで王族に挨拶をした際、拓が土産とした魚介類の話を振られる程だった。
領主の元にも拓達がかなりの量の食材を購入しているとの報告が入っている。
輸送の手間も掛からず、王族や公爵家などへの印象も良いとなれば、こちらから拓へ食材の提供したい程だ。
ただ、拓が冒険者としての立場を誇示し、貴族と一定の距離をとるのなら、これ以上は止めた方が良いだろう。
領主に馬車でコテージまで送ってもらうと、エチゴにレシピに書かれている食材について確認する。
「この町で取れる食材が多いですね。」
「やはりそうでしたか。美味しい物を食べさせてからの、このレシピ。流石は貴族、抜け目がないな。
この辺の食材も土産に追加しておくか。」
拓は笑って、この町で購入する食材をメモを取っていた。
港の方はシーサーペントが退治され、様子待ちをしていた船が慌ただしく出港し始めていた。
ドレイク船長の船も出向の準備を行っている。
そんな中、色々と対応してくれ本当に有難い事だった。
残りの滞在はダイビング、ビーチでまったりして楽しんだり、ブルに頼んで追加の買い出しに付き合ってもらってゆっくりと羽を伸ばすことが出来た。
ただ、残念ながらブルと絡む時間は作る事が出来なかった。
「皆さん、王都へ向けて出発します。
これが休憩所作りを行う旅の最後になります。
気を引き締めていきましょう。」
エチゴの言葉に全員が頷き、領主やドレイク船長やブル、他の船長達に見送られ出発した。
途中に寄った町や護衛をした兵士達の写真撮影の作業が続いたが、予定通り休憩所の改造を行った。
「この先の街道は改善済みですから、ここで終了だ。」
拓が声を上げて両腕を上げて喜ぶと、仲間や護衛の兵士から歓声が上がる。
ガラやレオが拓の事をもみくちゃにして笑っていた。
全てが終わり兵士が領主に報告をすると、エチゴ商隊が通る場所からは離れているが、少し前に魔獣退治が行われたとの連絡が入った。
領主だけの対応は難しく王都からも援軍が出たが、場所が沼地で足場が悪かったため多くの兵士が負傷していいた。
拓は地図を出して、戦闘が有った場所を教えてもらうとバラキエ公爵派閥の貴族領。
「エチゴさん、少し遠回りして帰る事は可能ですか?」
「問題ありません。予定を変更しましょう。」
「勝手なお願いをして申し訳ありません。宜しくお願いします。」
拓はエチゴに礼を言うと、今度は兵士達に向かって話しかける。
「色々と有りますが今夜位は、完成祝いを行いましょう!」
拓の言葉に、再び歓声が上がった。
拓が素材を提供し、バーベキューが始まった。
ワイバーン等の普通では手に入らない高級肉、新鮮な野菜が網に乗せられると、兵士達は食い入るように肉が焼かれるのを見ていた。
酒を飲んでもいないが、盛り上がる。
「美味い。これが噂のワイバーン、ロックバード、プテラの肉か。」
「それも凄いが、こっちの肉も美味いぞ。」
拓が噂について聞いてみると、拓が兵士達に高級肉を振舞った事が知れ渡っているとの事。
今回、休憩所改造の最後となるのなら、もしかしたら・・・と兵士達は内心期待していたらしい。
兵士長ですら、この完成祝いに思わず喜んでしまい、今更兵士達をたしなめる事も出来なくなり拓に謝罪する。
「いえいえ、私も喜んで頂けて良かったです。是非、楽しんで下さい。」
せっかくなので拓は楽しい食事の写真を撮り、他の写真と一緒に兵士に渡していた。
この後、兵士達は護衛としての立場でありながら美味そうに高級肉を食べる写真を見た領主に大目玉を貰うことになった。
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