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461特訓
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ガラ、レオ、ゴルゴ、サブの4人は剣の特訓を行っていた。
ゴルゴは元々の実力が有るので何とか剣を使いこなしていたが、サブは剣に振り回されていた。
鋭く切れすぎる剣にサブは対応しきれていない。
「サブ、腰が入っていない。剣の切れ味に引きずられるな。」「はい。」
「サブ、剣に頼り過ぎだ。一度引いて隙を狙え。」「はい。」
数時間の魔獣退治を行い、少し離れた所で一休みする事にした。
「この剣は凄いっすね。兄貴だったら分かるけど、何で俺にこんな剣を渡したんっすかね。」
サブは自分の実力では剣に相応しくないと思っていた。
凄い剣だと分かっていたが、実際に使ってみると正直恐ろしい程凄すぎる剣だった。
「拓はサブなら使いこなせるように成れると期待しているんだろうな。」
「俺も未だ剣を使いこなせてねぇからな。サブに負けねぇように頑張らねぇとな。」
ガラとレオに言われ、サブは自分の剣を大切そうに持ち直す。
「それにしても、剣についた油を拭き取るだけで切れ味が落ちていないみたいだが?」
「どうやら、ある程度なら自己修復しているみたいなんだ。遺跡発掘品って凄いよな。」
「やはりそうか。将軍が使う剣と同等の国宝級だな。話には聞いていたが、本当に凄い。」
「可能な限り出所は隠しておいてくれよ。まぁ、拓なら適当に対応出来ると思うが、面倒な事には変わりないからな。」
ゴルゴとガラの話を聞いて、サブは自分の剣を改めて見直していた。
拓に期待されて渡された剣・・・思わず顔が綻んでしまう。
「兄貴、特訓の再開しましょう。もっと実力を付けてみせるっす。」
サブが立ち上がると、再び魔獣退治の特訓が始まった。
クリームも拓から渡された剣に慣れるための特訓を行っていた。
ジークとトムを中心に行い、ニコラスも遊撃隊として短剣で魔獣を仕留めていく。
やはり剣の切れ味が良過ぎて上手く扱えていない。
短剣を扱っているニコラスだけが、十分に使いこなせているみたいだった。
「ジーク達を見ていたら、想像以上の剣よね。」
「拓って太っ腹というか、何ていうか。やっぱり、それだけ状況が深刻って事よね。王都から離れた方が良いかしら。」
「それは最後の手段よ。未だ時間が有るわ。出来る限りのことをやりましょう。」
「そうよね。拓もその為に剣を渡したんだろうし。」
後方支援をしているジェニファーとロビンにも、剣の凄さが分かる。
特訓と言う事も有り、何時もより速いペースで魔獣を退治する。
「特訓は良いけど、拓が居ればこの魔獣を持って帰れるのに。」
「勿体ないわね。私達のアイテムボックスが小さいのが悔やまれるわ。」
拓が居ない元の状態と変わらないのだが、ジェニファーとロビンは魔石や中でも高価な部位だけを保存する。
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数時間の魔獣退治を行い、少し離れた所で一休みする事にした。
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拓に期待されて渡された剣・・・思わず顔が綻んでしまう。
「兄貴、特訓の再開しましょう。もっと実力を付けてみせるっす。」
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やはり剣の切れ味が良過ぎて上手く扱えていない。
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