欲にまみれた楽しい冒険者生活

小狸日

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458恰幅の良い人にありがちな事

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今夜OZはクロイツ公爵の屋敷に泊めてもらう。
帰る前に拓はポトリ教授に挨拶をしたかったが、調べることが有ると言って休職中との事だった。

屋敷に着くと、夫人と息子が迎えてくれた。

「お疲れ様でした。お風呂の用意をしていますので、食事の前にどうぞ。」

夫人に言われて風呂に案内されると、クロイツ公爵も一緒。
拓は平常心を保ちながら、クロイツ公爵の身体を違和感のない様に眺めていたのだが・・・

「拓殿、私の身体に気になるところでも有るのか?」
「えっ?」
「いや、何となく視線を感じたのでな。」

気付かれていた。ただ自分の身体が性的対象と見られているとは思わず、治癒魔導士として何か気になる事でも有るのかと考えていた。

「あっ、いえ、大したことではないのですが。」
「何か気になったのなら、聞かせてくれないか。」
「もしかして腰に負担が掛っているのではないかと思いまして。」

拓が恰幅の良い人にありがちな事を話すと、クロイツ公爵がその通りだと頷く。

「良く分かったな。」
「動きを見ていて、少し気になったので。風呂上がりに治癒魔法でも行いますか?」
「良ければ頼む。」

拓は思わず「喜んで」と言いそうになるのを抑え「分かりました」と答えていた。

風呂上がり、ガラやレオが居るので真面目な顔でクロイツ公爵には裸でうつ伏せになってもらい背中に手を当てる。
肌の手入れをしているのか、とても触り心地が良い。
少しマッサージを兼ねて揉むようにしながら治癒魔法で筋肉を解していく。

「身体を支える臀部の筋肉も解した方が良いみたいですね。」

拓はそう言いながらマシュマロの様な尻タブを揉む。舐めたいのを我慢し十分に堪能した所で、今度は仰向けになる様に言う。

「姿勢を正すのには背筋だけでなく腹筋も使いますので、そちらも解しておきましょう。」

流石に前はタオルで隠されてしまった。
しかし、この肌触りは新鮮だった。顔がにやけない様に気を使いながら肌をさすり治癒魔法を掛ける。
余り時間をかけ過ぎるとガラとレオが怖いので、ほどほどに終了。

「身体の状態はどうですか?」
「・・・体が軽く感じる。凄く楽になった。拓殿、ありがとう。」

クロイツ公爵は立ち上がり腰の状態を確認すると喜んでいた。
当然の様に腰にタオルと巻いていたが・・・
旅の間、何度も全裸を見ているのと言うのに何故隠すと思いながら拓はクロイツ公爵の身体を眺めていたが、直ぐに服を着てしまう。


食事は息子も同席し、結婚式の話や写真の話で盛り上がり、食後にはどんな風にクロイツ公爵夫妻の写真を撮るのか具体的な話が行われた。
写真は3日後に撮る事にし、クロイツ公爵の方でカメラマンを用意する。
クロイツ公爵夫妻の要望は問題なく対応出来るが・・・

夜、拓は部屋を抜け出し、執事の方と色々と話をしていた。
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