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191アンディ・ジョーンズ参上
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OZが朝食を作るために朝早く起きたつもりが、既に全員が起きていた。
技術者と商人は夜遅くまで話をしていたというのに、塀の上から朝日を眺めていたらしい。
朝食を食べ終わると、OZ、クリーム、アルは周囲の魔獣退治を始めた。
「やはり、それなりに魔獣は居るな。」
「何度も退治をしているけど、湧いて出て来るよね。」
アルのぼやきに拓が答えながらアイテムボックスに倒した魔獣をしまっていた。
OZはここを拠点に魔獣退治を続けていたが、安全を確保することが出来ない。
「結局、瘴気の吹き溜まりを何とかしないと話にならないか。
5年前に何かが起きたんだ。こんな状態になる原因が有っても良さそうなんだけどね。」
「それこそ、国が何か掴んでいても良さそうだけどな。」
「何度か城に伺っているけど、何も情報は得られない。商人のネットワークは?」
「新しい情報と言っても、国から瘴気の吹き溜まりについての地図が出て来た位だな。」
アルも特に情報は得られていないらしい。
討伐を終えると、拓は森と面している石柱と石柱の間に石柱の半分の幅の壁を作り始めた。
「拓、頑張り過ぎじゃないか。」
「今回は、拓の気分転換を兼ねてるんだぞ。夜位休めよ。」
「この面だけだよ。これだけ作ってしまえば、ずっと安全になるだろ。」
拓が作業を始めたので、OZだけでなくクリームや他の護衛も周囲の警備を行い、商人や技術者達も今後の話に熱が入っていった。
滞在期間は延長され、拓は森に接する面の壁を作り上げ、商人も技術者も村作りの詳細な計画まで作り上げた。
ベースにしたのはバラキエ公爵の元へ行ってしまった技術者達の資料。
それは、かなり細かい所まで検討され、素晴らしい置き土産だった。
「結局、誰も羽を伸ばさなかったね。」
「拓が一番やり過ぎたからな。」
「別に、拓がそこまでやる必要が有るのかよ。」
「まぁ、無いけどね。ただ、皆の頑張っている姿を見たら手伝った方が良いと思うじゃない。」
ガラとレオから見れば、逆で拓の頑張る姿に周りが感化されているのだが。
「後、戻ったら1つやりたいことが有るんだけど・・・」
拓の提案にガラとレオは
「良いが、気を付けろよ。」
「一人で全てを背負とするなよな。村作りは皆でやる事なんだからな。」
心配しつつも、提案を受け入れた。
地方の町から技術者が集まり、王都に向けて出発した。
地方では魔獣の攻撃は少ないが、王都に近付けば魔獣との遭遇が一気に上がる。
護衛には貴族の私兵の他に一部の冒険者も加わっていた。
「出発するぞ。この先は今まで以上に気を引き締めろ。」
団長に声を掛けられ、一行が出発となった。
町から離れて進んでいくと、街道で1人の男が手を振っていた。
「もし王都に向かうのであれば、同行させてもらえないだろうか。
探索魔法は得意なので、周囲の状況を確認することが出来る。」
「お前は、こんな所を1人で旅をしているのか。」
「仲間が居たんだが、はぐれてしまって1人で先に進むしかなくなってしまった。」
団長はカーボーイハットを被り眼鏡を掛けた髭面男を怪しんでいたが
「俺は謎の探検家アンディ・ジョーンズ。」
「アンディ・ジョーンズだと。」
噂になっていた名前を聞いて思わず声を上げてしまった。しかし同時に「謎?」と不思議に思ったが・・・
技術者と商人は夜遅くまで話をしていたというのに、塀の上から朝日を眺めていたらしい。
朝食を食べ終わると、OZ、クリーム、アルは周囲の魔獣退治を始めた。
「やはり、それなりに魔獣は居るな。」
「何度も退治をしているけど、湧いて出て来るよね。」
アルのぼやきに拓が答えながらアイテムボックスに倒した魔獣をしまっていた。
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「拓、頑張り過ぎじゃないか。」
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拓が作業を始めたので、OZだけでなくクリームや他の護衛も周囲の警備を行い、商人や技術者達も今後の話に熱が入っていった。
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「別に、拓がそこまでやる必要が有るのかよ。」
「まぁ、無いけどね。ただ、皆の頑張っている姿を見たら手伝った方が良いと思うじゃない。」
ガラとレオから見れば、逆で拓の頑張る姿に周りが感化されているのだが。
「後、戻ったら1つやりたいことが有るんだけど・・・」
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「良いが、気を付けろよ。」
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心配しつつも、提案を受け入れた。
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