欲にまみれた楽しい冒険者生活

小狸日

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048身体の順位

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魔獣との遭遇率が高くなり、拓もガラ、レオと連携を取り攻撃に加わった。
特訓のお陰でサポート力も上がっているのだが、ガラからはもっと上を目指せると言われ色々と指摘を受けていた。
魔獣退治が今や拓の特訓の場となり、拓はクリームとも組みサポートを行いアドバイスを貰うようになっていた。
ジェニファーとロビンは拓のサポート力不足の補助を行っていた。

今夜から野宿となる。以前は村も有ったが魔獣に襲われ村を捨てて王都や他の町へ移住していた。
広場に馬車を止めるとエチゴは周囲に魔獣除けの薬を撒く。
テントが4つ張られ、拓達は3人で1つのテントを使う。
魔獣との戦闘で汗をかいているが、普通なら濡らしたタオルで体を拭くぐらいしかできないが

「どうせなら、湯で体を覆ってサッパリさせませんか?」

拓の提案で2人づつ体を洗うことになった。
当然、拓には下心もある・・・いや下心だけの提案をしていた。
まだ明るい内に順番に体を洗い皆の体を観察、そして拓が選ぶベスト3

第3位:エチゴ
恰幅が良いだけでなく、胸や腕、足の筋肉がすごい。
「こうやって町を回って販売するなら、自分自身位は守れるように鍛えていますから。」
驚いた拓に話してくれた。

第2位:トム
タンクとして大きな盾を扱っているだけあり、筋肉の付き方が凄い。
優しそうな顔に、この体。これで夜には野獣になるのなら完璧だ。

第1位
ジーク。体格とかはガラやレオと同じ感じで、自分がこの辺がストライクゾーンだと改めて思った。
そして2人とは違う漢臭さが有って、操っているお湯を使って悪戯をしなかった自分を褒めたいくらいだ。

ちなみに、アルの熊の様な体も良いが、好みとしては体毛の薄い方が好きだったりする。
熊好きだったら、ダントツで1位になっていただろう。
そして、驚きのダニエル。デカい。ガラやレオのがデカいと思っていたが、ダニエルのは太くて長い。
一体、そそり立ったらどんな感じになるのだろうかと、興味は尽きない。

拓が確認した裸体をしっかりと記憶に残そうと思い出していると

「拓、何か考えているみたいだが、俺とレオには湯を出してくれないのか。」
「このスケベ野郎は皆に湯を出して何を考えていたんだろうな。」

ガラとレオにほほを突かれて、妄想の世界から現実に戻された。

「確かにお湯を出していたから体は見ていたけど、やっぱり2人が一番良いよ。
 それにしても2人のってやっぱりデカいよな。この世界の人が皆、このサイズだったらどうしようかと思ったよ。
 ついでに、俺も一緒に浴びさせてもらうね。」

話を胡麻化すと、2人からデコピンをもらったが機嫌は直ったみたいだった。
ちなみにジェニファーとロビンは自分達でお湯を作って体を拭いていた。

護衛組は順番に夜は見張りを行う。ガラやレオは慣れていると言うが大変そうだ。
拓は逞しい裸体を見るだけで、ガラやレオに手を出すのも躊躇われる。

「ダイフク、これは生き地獄というのだよ。
 湯で体を覆うような提案をしなければ良かった。
 こんな極上な身体を前にして手を出せない苦しみが、お前に分かるか?
 護衛任務に、こんな罠が仕掛けられていたとは思いもしなかった。」

この状態が3日も続くと、欲求不満の拓が出来上がっていた。
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