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第二章
乱れてほしい(2)【※】
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セレニアの顔がさっと蒼くなったのを見てか、ジュードは「大丈夫」と優しく声をかけてくる。しかし、安心できない。そんなはしたないこと、自分は出来ない。そういう意味を込めて彼の顔を見つめるのに、ジュードはその目を柔和に細めるだけだった。
「俺も手伝ってあげるから」
そして、彼はそう言うとセレニアの手を取りセレニア自身の胸に押し付けるような体勢にした。先ほどまでジュードに弄られてた胸の頂はすでに芯を持ち始めており、ほんの少し爪が触れただけでも微かな快感をもたらしてくる。
「……出来るよね?」
楽しそうな声でそう言われ、セレニアはもう成す術もなかった。どれだけ恥ずかしいと伝えたところで、ジュードは譲ってくれないのだろう。そう思いこくんと首を縦に触れば、彼は「いい子」と言いながらセレニアの頭に口づけを落としてくる。
「……まずは、胸を自分で触ってごらん」
ジュードの指示通り、セレニアはその小さな手で自身の胸のふくらみを包み込む。ジュードの手よりも小さいためか、手の間にあまり隙間はない。大きくもなければ小さくもない胸のふくらみは、セレニアの手にすっぽりと収まる。
「そう。……じゃあ、優しく触れてみて」
頭の上から飛んでくる指示に従って、セレニアは自身の胸のふくらみを優しくもんでいく。しかし、ジュードに触れられたときのような気持ちよさは感じられない。そう思って眉を顰めていれば、ジュードがセレニアの手に自身の手を重ねてくる。
「こういう風に触れたら気持ちいいかも」
そう告げ、ジュードはセレニアの手に自身の手を重ねたまま下からすくい上げるようにと揉む。その感覚は気持ちいいとは思えない。けれど、先ほどよりは気持ちよかった。さらに言えば、身体の中の官能がぐつぐつと煮えたぎり始めるのを実感してしまう。
「ぁ、あっ」
徐々に声が漏れ始めたことに気が付いてか、ジュードはセレニアのもう片方の胸のふくらみに手を当て「こっちは、俺が弄ってあげるね」と声をかけてくる。そのまま彼はセレニアの胸のふくらみを堪能するかのように優しく揉みしだいてくる。……気持ちよかった。
「次は……そうだな。ここをぐりぐりってしてごらん」
次にジュードはセレニアの胸の頂を指でツンツンとつつく。たったそれだけなのに、セレニアの身体には強い快感が走ってしまう。その快感はセレニアの背筋をゾクゾクとさせ、下腹部が熱くなっていく。蜜口からとろりとした蜜が溢れたような気がしてしまう。
(ジュード様のおっしゃった通りに、すれば……)
気持ちよくなれる。
セレニアはそれを学習してしまい、恐る恐る指で自身の胸の頂を挟む。そのままぐりぐりと優しく弄れば、その口からは「ひゃぁあっ!」というような大きな嬌声が零れてしまう。
「そう。……さっき俺が触ったから、ある程度は硬くなってるからね。……今度は、爪の先で先端をつついてみたりするといいかも」
耳元でそう囁かれ、息を吹きかけられる。何処となく艶っぽい声でそう言われ、セレニアは逆らう術もなくジュードの指示通りに指を動かす。綺麗に切りそろえられた爪で胸の頂の先端をつつけば、それだけで気持ちよくて仕方がない。
「ぁ、あっ、ひゃぅっ!」
「そう。……可愛らしい。じゃあ、もう片方は俺が弄ってあげるね」
セレニアのもう片方の胸のふくらみを包み込むジュードの指が、セレニアの胸の頂を弄ってくる。指の腹でぐりぐりと刺激されたかと思えば、爪でつつかれる。時折引っ掛かれるのも気持ちがいい。
「ぁ、あんんっ!」
「ダメ。自分の指が止まってる」
ジュードの指に集中してしまうと、自分の指が止まってしまう。それを指摘され、セレニアは自分の指も必死に動かす。もう、自慰行為をしていることに関しての恥ずかしさなどは消えてしまった。ただ、ジュードの指示通りに動くことしか考えられない。
「ぁんんっ! ああっ、ひゃぃ……!」
両胸の頂を弄られ、セレニアの身体から力が抜けていく。後ろにいるジュードの胸に背を預ければ、彼の口元が緩んだような気がした。上目遣いに彼の顔を見つめれば、彼はにっこりと笑って「……可愛らしいね」と言葉を投げかけてくれる。
「そろそろ下もよくなっただろうし……下着、脱ごうか」
それから、彼はそう言うとセレニアの秘所を隠す下着のひもを解き、あっさりと脱がせてしまう。
秘所に冷たい空気が当たり、セレニアの背筋がぶるりと震える。大きく脚を開かされているため、恥ずかしい部分は隠れていない。むしろ、隠すことは出来なかった。
「じゃあ、触ろうか」
その後、ジュードはそう言ってセレニアの手を掴んでその手をセレニア自身の秘所に持っていく。そのまま蜜口にセレニアの手を押し付ける。……そこはうっすらと湿っている。それがセレニア自身にも嫌というほど伝わってしまった。
(……やだ、わた、し……)
自分で身体を弄って、濡らしたのか。それを実感するとどうしようもなく恥ずかしくて……どうしようもなく、もどかしかった。
「俺も手伝ってあげるから」
そして、彼はそう言うとセレニアの手を取りセレニア自身の胸に押し付けるような体勢にした。先ほどまでジュードに弄られてた胸の頂はすでに芯を持ち始めており、ほんの少し爪が触れただけでも微かな快感をもたらしてくる。
「……出来るよね?」
楽しそうな声でそう言われ、セレニアはもう成す術もなかった。どれだけ恥ずかしいと伝えたところで、ジュードは譲ってくれないのだろう。そう思いこくんと首を縦に触れば、彼は「いい子」と言いながらセレニアの頭に口づけを落としてくる。
「……まずは、胸を自分で触ってごらん」
ジュードの指示通り、セレニアはその小さな手で自身の胸のふくらみを包み込む。ジュードの手よりも小さいためか、手の間にあまり隙間はない。大きくもなければ小さくもない胸のふくらみは、セレニアの手にすっぽりと収まる。
「そう。……じゃあ、優しく触れてみて」
頭の上から飛んでくる指示に従って、セレニアは自身の胸のふくらみを優しくもんでいく。しかし、ジュードに触れられたときのような気持ちよさは感じられない。そう思って眉を顰めていれば、ジュードがセレニアの手に自身の手を重ねてくる。
「こういう風に触れたら気持ちいいかも」
そう告げ、ジュードはセレニアの手に自身の手を重ねたまま下からすくい上げるようにと揉む。その感覚は気持ちいいとは思えない。けれど、先ほどよりは気持ちよかった。さらに言えば、身体の中の官能がぐつぐつと煮えたぎり始めるのを実感してしまう。
「ぁ、あっ」
徐々に声が漏れ始めたことに気が付いてか、ジュードはセレニアのもう片方の胸のふくらみに手を当て「こっちは、俺が弄ってあげるね」と声をかけてくる。そのまま彼はセレニアの胸のふくらみを堪能するかのように優しく揉みしだいてくる。……気持ちよかった。
「次は……そうだな。ここをぐりぐりってしてごらん」
次にジュードはセレニアの胸の頂を指でツンツンとつつく。たったそれだけなのに、セレニアの身体には強い快感が走ってしまう。その快感はセレニアの背筋をゾクゾクとさせ、下腹部が熱くなっていく。蜜口からとろりとした蜜が溢れたような気がしてしまう。
(ジュード様のおっしゃった通りに、すれば……)
気持ちよくなれる。
セレニアはそれを学習してしまい、恐る恐る指で自身の胸の頂を挟む。そのままぐりぐりと優しく弄れば、その口からは「ひゃぁあっ!」というような大きな嬌声が零れてしまう。
「そう。……さっき俺が触ったから、ある程度は硬くなってるからね。……今度は、爪の先で先端をつついてみたりするといいかも」
耳元でそう囁かれ、息を吹きかけられる。何処となく艶っぽい声でそう言われ、セレニアは逆らう術もなくジュードの指示通りに指を動かす。綺麗に切りそろえられた爪で胸の頂の先端をつつけば、それだけで気持ちよくて仕方がない。
「ぁ、あっ、ひゃぅっ!」
「そう。……可愛らしい。じゃあ、もう片方は俺が弄ってあげるね」
セレニアのもう片方の胸のふくらみを包み込むジュードの指が、セレニアの胸の頂を弄ってくる。指の腹でぐりぐりと刺激されたかと思えば、爪でつつかれる。時折引っ掛かれるのも気持ちがいい。
「ぁ、あんんっ!」
「ダメ。自分の指が止まってる」
ジュードの指に集中してしまうと、自分の指が止まってしまう。それを指摘され、セレニアは自分の指も必死に動かす。もう、自慰行為をしていることに関しての恥ずかしさなどは消えてしまった。ただ、ジュードの指示通りに動くことしか考えられない。
「ぁんんっ! ああっ、ひゃぃ……!」
両胸の頂を弄られ、セレニアの身体から力が抜けていく。後ろにいるジュードの胸に背を預ければ、彼の口元が緩んだような気がした。上目遣いに彼の顔を見つめれば、彼はにっこりと笑って「……可愛らしいね」と言葉を投げかけてくれる。
「そろそろ下もよくなっただろうし……下着、脱ごうか」
それから、彼はそう言うとセレニアの秘所を隠す下着のひもを解き、あっさりと脱がせてしまう。
秘所に冷たい空気が当たり、セレニアの背筋がぶるりと震える。大きく脚を開かされているため、恥ずかしい部分は隠れていない。むしろ、隠すことは出来なかった。
「じゃあ、触ろうか」
その後、ジュードはそう言ってセレニアの手を掴んでその手をセレニア自身の秘所に持っていく。そのまま蜜口にセレニアの手を押し付ける。……そこはうっすらと湿っている。それがセレニア自身にも嫌というほど伝わってしまった。
(……やだ、わた、し……)
自分で身体を弄って、濡らしたのか。それを実感するとどうしようもなく恥ずかしくて……どうしようもなく、もどかしかった。
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