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オネェ系剣士の雄の本性~告白したら成り行きで食べられてしまいました~
3.【※】
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「ぁ、ぁんっ」
くちゅくちゅと口元から水音が聞こえる。
その水音に脳内までくらくらとさせられてしまいそうになりながら、アーシュラは必死にウェズリーに口づけていた。
彼のそのごつごつとした大きな手がアーシュラの後頭部をつかんで離さない。その所為で、アーシュラは彼から与えられる口づけを享受することしか出来なかった。
「ったく、本当に悪い子ね。……こんなことになる前に、逃がしてあげようと思ったのに」
ウェズリーがアーシュラから唇を離し、そういう。その言葉の色っぽさ。そして何よりもその情欲の宿ったような目にアーシュラの心臓がどくん、どくんと大きく音を立てていた。
「にげ、ないから」
「本当に?」
「うん、ウェズリーちゃんにだったら……何、されてもいいから」
勢いで告白してしまい、そのまま口づけられた。それは本当に突然のことで。アーシュラは嬉しさよりも戸惑いを感じてしまった。
だが、離れたくなくて。彼の身体に自身の身体を密着させ、アーシュラはウェズリーにもっとと口づけを強請ったのだ。その結果が、これだった。
ウェズリーの手がアーシュラの身体をたどる。その手がするりと滑るようにアーシュラの後頭部から腰に移動する。それからぐっと抱き寄せられ、アーシュラとウェズリーの身体がぴったりと密着する。……その所為で、心臓の音が聞こえてしまうのではないかとアーシュラは不安になってしまった。
(……はず、かしい)
心の中でそう思いつつも、アーシュラは口には出さない。口に出せば最後、ウェズリーは止めてしまうだろうから。
もしも今止められてしまったら、自分たちの関係は元には戻れないし前にも進めない。それがわかるからこそ、アーシュラは襲い来る羞恥心などにも耐えることを選んだ。
「アーシュラ姫ったら……顔真っ赤」
間近に迫ったウェズリーの真っ赤な目に見つめられ、アーシュラはさらに顔に熱を溜める。それさえも面白がるように彼はくすくすと声を上げて笑う。その後、そのごつごつとした指がアーシュラの唇をなぞる。
「……本当に、何をされてもいいの?」
「……うん」
「もしも、私がここで貴女を抱くって言っても?」
少し小悪魔っぽくそう言われ、アーシュラはほんの少しためらった。けれど、ウェズリーにだったら純潔を捧げても構わないという意思はある。だからこそ、アーシュラは「……うん、いいよ」と言って彼の首筋に腕を回す。
「一体いつの間にこんな誘惑の術を身に着けたんだか」
眉を下げながらウェズリーがそう言う。それに答えようとする前に、また唇をふさがれた。
ウェズリーの舌がアーシュラの口内を掻き回す。口蓋を舐められ、頬の柔らかい部分をつつかれる。それだけではなく、舌の付け根に触れられたときは腰が砕けてしまいそうなほどに気持ちよかった。
「ぁ、んぁ……!」
身体がびくんと跳ね、口づけだけで嫌というほど感じていることがウェズリーに伝わってしまう。
それに気が付きつつも、アーシュラは止めなかった。彼の舌を自ら絡め取り、拙い口づけを繰り返す。
「……アーシュラ姫」
唇が離れて、一抹の寂しさが身を襲う。でも、そんなことを深く考える余裕などなかった。
ウェズリーの手がアーシュラの身体をソファーに押し倒す。そのままそのワンピースのボタンに手をかけ、ぷつり、ぷつりと一つずつ外していく。その手つきがやたらと早急に感じられ、アーシュラは「……ぁ」と小さく声を上げてしまう。
「アーシュラ姫」
彼の手がボタンをすべて外し終え、アーシュラのワンピースを左右に開いてしまう。薄手のシュミーズと胸当てはあっさりと取り除かれ、アーシュラの控えめな胸が露わになる。
「……ぁ、みちゃ、だめ……」
顔を背けながらそう言えば、ウェズリーは「いやだ」なんて艶っぽく返事をくれてその控えめな胸のふくらみに手を添える。
次にやわやわと触れられてしまえば、アーシュラの中の官能が疼き始める。侍女たちに身体を洗ってもらう時とは全く違う感覚に、アーシュラの心臓がバクバクと大きく音を鳴らした。
「ふふっ、控えめなすごく可愛らしい胸ね」
そう言われ、アーシュラの顔にさらに熱が溜まる。胸が小さいことをアーシュラはずっと気にしていた。だが、ウェズリーにそう言ってもらえるとそんなことどうでもよくなる。むしろ、彼に好んで触れてもらえるのならば……と思ってしまうくらいだった。
「それに、ほら」
ウェズリーがそう言ってアーシュラの胸の頂を軽くつまむ。そうすれば、アーシュラの口からは「ひゃぁあっ!」というような嬌声が零れた。その声の甘ったるさに自身でも驚きながらアーシュラは与えられるじんとした快感に酔ってしまいそうになる。
くちゅくちゅと口元から水音が聞こえる。
その水音に脳内までくらくらとさせられてしまいそうになりながら、アーシュラは必死にウェズリーに口づけていた。
彼のそのごつごつとした大きな手がアーシュラの後頭部をつかんで離さない。その所為で、アーシュラは彼から与えられる口づけを享受することしか出来なかった。
「ったく、本当に悪い子ね。……こんなことになる前に、逃がしてあげようと思ったのに」
ウェズリーがアーシュラから唇を離し、そういう。その言葉の色っぽさ。そして何よりもその情欲の宿ったような目にアーシュラの心臓がどくん、どくんと大きく音を立てていた。
「にげ、ないから」
「本当に?」
「うん、ウェズリーちゃんにだったら……何、されてもいいから」
勢いで告白してしまい、そのまま口づけられた。それは本当に突然のことで。アーシュラは嬉しさよりも戸惑いを感じてしまった。
だが、離れたくなくて。彼の身体に自身の身体を密着させ、アーシュラはウェズリーにもっとと口づけを強請ったのだ。その結果が、これだった。
ウェズリーの手がアーシュラの身体をたどる。その手がするりと滑るようにアーシュラの後頭部から腰に移動する。それからぐっと抱き寄せられ、アーシュラとウェズリーの身体がぴったりと密着する。……その所為で、心臓の音が聞こえてしまうのではないかとアーシュラは不安になってしまった。
(……はず、かしい)
心の中でそう思いつつも、アーシュラは口には出さない。口に出せば最後、ウェズリーは止めてしまうだろうから。
もしも今止められてしまったら、自分たちの関係は元には戻れないし前にも進めない。それがわかるからこそ、アーシュラは襲い来る羞恥心などにも耐えることを選んだ。
「アーシュラ姫ったら……顔真っ赤」
間近に迫ったウェズリーの真っ赤な目に見つめられ、アーシュラはさらに顔に熱を溜める。それさえも面白がるように彼はくすくすと声を上げて笑う。その後、そのごつごつとした指がアーシュラの唇をなぞる。
「……本当に、何をされてもいいの?」
「……うん」
「もしも、私がここで貴女を抱くって言っても?」
少し小悪魔っぽくそう言われ、アーシュラはほんの少しためらった。けれど、ウェズリーにだったら純潔を捧げても構わないという意思はある。だからこそ、アーシュラは「……うん、いいよ」と言って彼の首筋に腕を回す。
「一体いつの間にこんな誘惑の術を身に着けたんだか」
眉を下げながらウェズリーがそう言う。それに答えようとする前に、また唇をふさがれた。
ウェズリーの舌がアーシュラの口内を掻き回す。口蓋を舐められ、頬の柔らかい部分をつつかれる。それだけではなく、舌の付け根に触れられたときは腰が砕けてしまいそうなほどに気持ちよかった。
「ぁ、んぁ……!」
身体がびくんと跳ね、口づけだけで嫌というほど感じていることがウェズリーに伝わってしまう。
それに気が付きつつも、アーシュラは止めなかった。彼の舌を自ら絡め取り、拙い口づけを繰り返す。
「……アーシュラ姫」
唇が離れて、一抹の寂しさが身を襲う。でも、そんなことを深く考える余裕などなかった。
ウェズリーの手がアーシュラの身体をソファーに押し倒す。そのままそのワンピースのボタンに手をかけ、ぷつり、ぷつりと一つずつ外していく。その手つきがやたらと早急に感じられ、アーシュラは「……ぁ」と小さく声を上げてしまう。
「アーシュラ姫」
彼の手がボタンをすべて外し終え、アーシュラのワンピースを左右に開いてしまう。薄手のシュミーズと胸当てはあっさりと取り除かれ、アーシュラの控えめな胸が露わになる。
「……ぁ、みちゃ、だめ……」
顔を背けながらそう言えば、ウェズリーは「いやだ」なんて艶っぽく返事をくれてその控えめな胸のふくらみに手を添える。
次にやわやわと触れられてしまえば、アーシュラの中の官能が疼き始める。侍女たちに身体を洗ってもらう時とは全く違う感覚に、アーシュラの心臓がバクバクと大きく音を鳴らした。
「ふふっ、控えめなすごく可愛らしい胸ね」
そう言われ、アーシュラの顔にさらに熱が溜まる。胸が小さいことをアーシュラはずっと気にしていた。だが、ウェズリーにそう言ってもらえるとそんなことどうでもよくなる。むしろ、彼に好んで触れてもらえるのならば……と思ってしまうくらいだった。
「それに、ほら」
ウェズリーがそう言ってアーシュラの胸の頂を軽くつまむ。そうすれば、アーシュラの口からは「ひゃぁあっ!」というような嬌声が零れた。その声の甘ったるさに自身でも驚きながらアーシュラは与えられるじんとした快感に酔ってしまいそうになる。
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