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第2章 聖女と護衛騎士、そして進展する関係
夜這い 4【※】
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「俺に縋るあなたも、大層可愛らしいですね」
アッシュがそんな言葉を零す。そして、彼の手はセレーナの胸のふくらみをナイトドレス越しに包み込んだ。
そのまま彼の手が、やわやわとセレーナの胸のふくらみに触れてくる。
手の動きはとても厭らしく、セレーナは自身の身体が徐々に熱を持っていることに気が付いてしまった。
「んっ」
胸のふくらみに触れられるのは、お世辞にも気持ちがいいとは言えない。
が、その指が度々胸の頂をかすめてくる。その所為で、セレーナは喉を鳴らした。
「……あぁ、徐々に硬くなってきましたね」
アッシュがそう告げて、セレーナの乳首を軽くつまんだ。
それだけ。たったそれだけの行為なのに、セレーナの身体にはぴりりとした快感が走り抜けた。
どうしようもない快感に、セレーナが身をぶるりと震わせる。それを見たアッシュは、くすくすと声を上げて笑う。
「あなたの乱れた姿はとてもそそりますよ。……胸だけで、こんなにも感じてしまって」
指の腹でぐりぐりと乳首を刺激されて、セレーナの喉から「ひゃっ」というような悲鳴が零れた。
乳首はどんどん芯を持って、ぷっくりとしてくる。それを弄ぶようにアッシュが指で愛撫してくるものだから。セレーナは、なすすべもなく白い喉をさらけ出すことしか出来ない。
「直接触れましょうね。……このままだと、もどかしいでしょうから」
そう言って、アッシュがセレーナのナイトドレスのボタンを一つ一つ丁寧に外していく。
ボタンを一つ外されるたびに、セレーナの心臓はどくんと大きな音を立てる。ドキドキと大きな鼓動を鳴らして、顔にカーっと熱が溜まっていくのが感じられた。
アッシュはセレーナのナイトドレスの前を左右に開き、そのシュミーズをまくり上げる。
すると、セレーナの胸元を隠すものはなに一つとしてなくなった。
「……やっぱり、ここはぷっくりとしていますよ」
アッシュの指が、セレーナの乳首を直接捉える。そのまま軽く爪で引っかかれ、セレーナの口からは甲高い嬌声が零れた。
その甘ったるい声が、自分の喉から出たものだと信じられない。けど、それは真実で。
合わせ、アッシュがその唇をセレーナの耳元に寄せていく。乳首を弄られながら、耳旅を甘噛みされると、セレーナの背中が自然とのけ反る。
「……あぁ、あなたはやはり耳が弱いのですね。……舐めてあげます」
――そんなの、必要ない……!
そう言いたいのに、それよりも早くにアッシュがセレーナの耳の孔に舌を差し込むものだから。セレーナは、ただただ彼に翻弄されることしか出来ない。
至近距離からくちゅくちゅという水音を鳴らされ、セレーナの気持ちがどんどん淫靡になっていく。
乳首はさらに硬く立ち上がり、蜜口からとろりとした蜜が溢れるのがよくわかってしまった。
(こ、わい……)
その感覚はとても怖いものであり、セレーナがぐっと息を飲む。けれど、アッシュは愛撫の手を止めることはない。
セレーナの耳の孔をちろちろと舐め上げ、乳首をぎゅっとつまむ。セレーナの中から官能を引きずり出すような行為に、セレーナは乱されることしか出来ないでいた。
「ぁあっ、あんっ! や、やめぇ……!」
乳首だけで、耳だけで。
こんなにも感じている自分が、ひどく淫靡な存在に思えてならない。
だが、彼の愛撫が巧みなのが悪い。そう自分に言い聞かせ、自分自身の身体の反応を正当なものだと思い込む。
「やめてほしいんですか? 本当は、やめてほしいなんて思ってないくせに」
セレーナの呟きに、アッシュが反応する。
確かに、身体はもっともっと快楽が欲しいと強請っている。下腹部にも触れてほしくて、たまらない。
「やめてほしいって言うのならば、もうやめますよ」
アッシュの唇が耳から離れていく。それに気が付き、セレーナは口の中に溜まった唾液を飲みこんだ。
やめてほしいわけでは、ないのだ。
「ち、ちがっ!」
遠のいていくアッシュの身体に縋るように、彼の衣服を掴む。そうすれば、彼は意地の悪い笑みを浮かべていた。
その笑みが、とても魅力的に見えてしまう。それは間違いなく、セレーナが恋に溺れている証拠だろう。
「違うの、ですか?」
アッシュがそう問いかけてくる。
本当は恥ずかしくてたまらない。でも、ここで引いてしまったら、セレーナはこの昂った身体を持て余すことになる。
ならば、ここは羞恥心なんてもの捨ててしまったほうがいい。
「も、もっと……」
「もっと、なんですか?」
「もっと、触って……!」
最後のほうは、涙が混じってしまった。
おかしくなりそうなほどに身体が熱くて、冷静さを奪っていく。
もしかしたら、淫らだと思われたかもしれない。ほかでもない、大好きなアッシュに。
そうなったらもう、生きていけない。
「……よく、言えましたね」
けれど、アッシュは今にも泣きだしそうなセレーナの頭を撫でて、そう言ってくれる。その後、セレーナの唇に触れるだけの口づけを落とした。
「意地の悪いことを、してしまいました。……今度は、きっちりと達するように導いてあげますね」
「……え?」
「今度は、気持ちよくておかしくなりそうなほどに、愛して差し上げます」
アッシュの手がセレーナのドロワーズにかけられる。そのままひもを解き、彼はドロワーズをセレーナの脚から引き抜いた。
アッシュがそんな言葉を零す。そして、彼の手はセレーナの胸のふくらみをナイトドレス越しに包み込んだ。
そのまま彼の手が、やわやわとセレーナの胸のふくらみに触れてくる。
手の動きはとても厭らしく、セレーナは自身の身体が徐々に熱を持っていることに気が付いてしまった。
「んっ」
胸のふくらみに触れられるのは、お世辞にも気持ちがいいとは言えない。
が、その指が度々胸の頂をかすめてくる。その所為で、セレーナは喉を鳴らした。
「……あぁ、徐々に硬くなってきましたね」
アッシュがそう告げて、セレーナの乳首を軽くつまんだ。
それだけ。たったそれだけの行為なのに、セレーナの身体にはぴりりとした快感が走り抜けた。
どうしようもない快感に、セレーナが身をぶるりと震わせる。それを見たアッシュは、くすくすと声を上げて笑う。
「あなたの乱れた姿はとてもそそりますよ。……胸だけで、こんなにも感じてしまって」
指の腹でぐりぐりと乳首を刺激されて、セレーナの喉から「ひゃっ」というような悲鳴が零れた。
乳首はどんどん芯を持って、ぷっくりとしてくる。それを弄ぶようにアッシュが指で愛撫してくるものだから。セレーナは、なすすべもなく白い喉をさらけ出すことしか出来ない。
「直接触れましょうね。……このままだと、もどかしいでしょうから」
そう言って、アッシュがセレーナのナイトドレスのボタンを一つ一つ丁寧に外していく。
ボタンを一つ外されるたびに、セレーナの心臓はどくんと大きな音を立てる。ドキドキと大きな鼓動を鳴らして、顔にカーっと熱が溜まっていくのが感じられた。
アッシュはセレーナのナイトドレスの前を左右に開き、そのシュミーズをまくり上げる。
すると、セレーナの胸元を隠すものはなに一つとしてなくなった。
「……やっぱり、ここはぷっくりとしていますよ」
アッシュの指が、セレーナの乳首を直接捉える。そのまま軽く爪で引っかかれ、セレーナの口からは甲高い嬌声が零れた。
その甘ったるい声が、自分の喉から出たものだと信じられない。けど、それは真実で。
合わせ、アッシュがその唇をセレーナの耳元に寄せていく。乳首を弄られながら、耳旅を甘噛みされると、セレーナの背中が自然とのけ反る。
「……あぁ、あなたはやはり耳が弱いのですね。……舐めてあげます」
――そんなの、必要ない……!
そう言いたいのに、それよりも早くにアッシュがセレーナの耳の孔に舌を差し込むものだから。セレーナは、ただただ彼に翻弄されることしか出来ない。
至近距離からくちゅくちゅという水音を鳴らされ、セレーナの気持ちがどんどん淫靡になっていく。
乳首はさらに硬く立ち上がり、蜜口からとろりとした蜜が溢れるのがよくわかってしまった。
(こ、わい……)
その感覚はとても怖いものであり、セレーナがぐっと息を飲む。けれど、アッシュは愛撫の手を止めることはない。
セレーナの耳の孔をちろちろと舐め上げ、乳首をぎゅっとつまむ。セレーナの中から官能を引きずり出すような行為に、セレーナは乱されることしか出来ないでいた。
「ぁあっ、あんっ! や、やめぇ……!」
乳首だけで、耳だけで。
こんなにも感じている自分が、ひどく淫靡な存在に思えてならない。
だが、彼の愛撫が巧みなのが悪い。そう自分に言い聞かせ、自分自身の身体の反応を正当なものだと思い込む。
「やめてほしいんですか? 本当は、やめてほしいなんて思ってないくせに」
セレーナの呟きに、アッシュが反応する。
確かに、身体はもっともっと快楽が欲しいと強請っている。下腹部にも触れてほしくて、たまらない。
「やめてほしいって言うのならば、もうやめますよ」
アッシュの唇が耳から離れていく。それに気が付き、セレーナは口の中に溜まった唾液を飲みこんだ。
やめてほしいわけでは、ないのだ。
「ち、ちがっ!」
遠のいていくアッシュの身体に縋るように、彼の衣服を掴む。そうすれば、彼は意地の悪い笑みを浮かべていた。
その笑みが、とても魅力的に見えてしまう。それは間違いなく、セレーナが恋に溺れている証拠だろう。
「違うの、ですか?」
アッシュがそう問いかけてくる。
本当は恥ずかしくてたまらない。でも、ここで引いてしまったら、セレーナはこの昂った身体を持て余すことになる。
ならば、ここは羞恥心なんてもの捨ててしまったほうがいい。
「も、もっと……」
「もっと、なんですか?」
「もっと、触って……!」
最後のほうは、涙が混じってしまった。
おかしくなりそうなほどに身体が熱くて、冷静さを奪っていく。
もしかしたら、淫らだと思われたかもしれない。ほかでもない、大好きなアッシュに。
そうなったらもう、生きていけない。
「……よく、言えましたね」
けれど、アッシュは今にも泣きだしそうなセレーナの頭を撫でて、そう言ってくれる。その後、セレーナの唇に触れるだけの口づけを落とした。
「意地の悪いことを、してしまいました。……今度は、きっちりと達するように導いてあげますね」
「……え?」
「今度は、気持ちよくておかしくなりそうなほどに、愛して差し上げます」
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