星導の魔術士

かもしか

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第一章 魔術学校編

第36話 群にして個

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 その時は刻一刻と近づいている。
 魔術におけるトップ集団との対戦までわずか数十分となっていた。
 レント達も流石に緊張が勝ってしまい作戦会議所ではなかった。

「レント、震えてる」

 リンシアから言われるも自覚はしている。
 武者震いだと思いたいが間違いなくそうじゃないだろう。

「それよりも、だ。どうする?」
「決まってるよ。持久戦は不利、でも短期戦はよりきつい。なら消耗戦だ」
「おいおい、これが最後の戦いじゃないんだぞ? 昼からもあるんだ」
「知ってるよ。そのためのレントなんだ」

 要は、相手を搦めて消耗させろということだろう。
 影魔術にはそれが出来るだけの力がある。しかし、相手に通じるかは賭けになる。

「上手くいけば……ってとこかなぁ」
「0%じゃないならいいさ」
「やるだけやるしかない」

 リンシアも同意する。
 あれこれ言っててもあと僅かな時間で始まってしまうのだ。そろそろ腹を括るべきだろう。

「とりあえずレントは最初から全力で相手の力を削ぐんだ。何とか僕が守りきってみせる」
「攻撃は私が」

 レントの役割はデバフのようだ。
 これはひとつ奥の手をきる必要性がありそうだと覚悟をしておく。
 そうして何度か話し合いが続き、時間はあっという間に開始へと差し掛かる。

「そろそろ行こう」

 ミラがそう言って扉まで歩いていくと勢いよく開く。
 景気づけのつもりだろうかミラは既に戦う覚悟ができているようだ。

「行く」

 リンシアもいつもは見せないキリッとした表情をさせて扉をくぐる。
 部屋に残ったのはレントのみだった。
 ここでただずんでては男が廃るというものだ。
 非常用として奥の手をストックして扉へと向かう。

「よし、これ以上できることは無い。やれることをやるだけだね」

 扉をミラよろしく勢いよく閉めると待っていたミラとリンシアと並んで舞台へと歩いていく。

「次の相手は君たちかい?」

 言っちゃ悪いが男勝りな女性が先頭に立っている。
 その口調からかなり強そうだ。

「えぇ、少しの間胸を借りますよ」
「おう、望むところだ」

 ミラとリーダーらしき彼女が会話をかわすとレイスターが舞台上に上がって挨拶を済ませる。

「これより、準々決勝1戦目を始める! 魔術士団きっての強者達『リブラスケイル』! それに挑むは魔術学校の異端児達『シャドウ』! これをもって開始の宣言とする、いいな?」

「リブラスケイル」と「シャドウ」の面々は頷いて了承の意を見せる。

「それでは……始め!」

 レイスターはさっさと舞台を降りて脇へと逃げるように去っていく。
 そしてすぐさまレントは魔術を複数展開していく。
 作戦会議ではああ言っていたがどうにも消耗戦をするには早すぎる。それをするのはもう少し後でも遅くないだろう。

「『影の支配シャドー・ステージ』……そして、『闇点《あんてん》』」

 その声と同時に舞台は影で染まる。舞台上にいる限りどこにいてもその影からは逃れられない。
 ひとまずやれることはやったので少し安心する。

「ふむ、これが影魔術か。興味深いな。だが、どうかな?」

 そう言うと男勝りな女性はこちらに向かって剣で攻撃を繰り出した。
 名もわからないまま負ける訳にはいかないレント、だがそれがただの物理攻撃ならレントへのダメージは無い。
 しかし、一抹の不安がよぎる。
 相手は魔術士団なんだ。ただの剣撃な訳が無いと距離をとる。

「おっとそう簡単には落とさせてくれねぇか!」
「あっぶなぁ」

 地面を見ると切りつけても瞬時に元に戻る影が綺麗に切られていた。
 すぐには戻りそうになさそうだ。
 まともに食らってたらと思うと背筋が凍る。

「ミラ!」
「大丈夫! 解析は済ませた」

「よし」とレントはそれを待っていたかのように攻勢に出る。
 リンシアの攻撃が通るように、ミラは魔術をかけていく。

『天魔《てんま》の光《ひかり》』

 途端に空を覆うようにオーロラが広がる。

(この魔術は確か天魔術における最大の防御になる魔術のはずだ)

 レントの記憶の通りこの魔術は最大にして最高の盾となる。
 術者が解析を終えた魔術をその光が覆って軽減するのだ。
 無効化まではいかないもののそれなりにダメージは減らしてくれる。

「彼女の魔術は『天魔術』だよ。しかも攻撃に極振りした、ね」

 天魔術ひとつとってもミラのように防御特化したものと、彼女のように攻撃特化した2種類がある。
 防御特化すれば行き着く先はどんな攻撃も弾き返す最大の盾となり、攻撃特化すればあらゆる盾を切り刻む最高の矛となる。
 まさに矛盾とはこの事だろう。
 実際のところこの場合は盾が勝つので攻撃特化だとしても盾を切り刻む事は出来ない。

 ────同じ力量同士なら、の話ではあるが

 説明するまでもなく相手は格上だ。
 この場合は矛が勝ってしまうのだ。
 それもあってかあらゆる攻撃に対する防御では間に合わないと悟り、1部に特化した盾を展開したのだ。

「これなら……ある程度は稼げるッ!」
「お兄様、上出来」

 その隙にリンシアが展開を終えていた。
 水属性の純二重魔術は氷属性となり世界を真っ白に塗り替える。
 その魔術が今振り下ろされようとしていた。

「手加減はできない、全力でいく」
「そうはさせないぜ、カティア姐さん」

『氷世壊《クリア・ワールド》』
『雷帝《らいてい》の白盾《はくじゅん》』

 リンシアの魔術は舞台を白く染めあげ、息すら白くさせるほどの冷気を作り出した。
 そしてその影響は相手にも向かう、はずだった。

「よくやった、スレイ」
「守りはオラに任してください」

 どうやらリーダーらしき男勝りな女性の名はカティアと言うらしい。
 そして、その守りとしてスレイという男性が全てを請け負うようだ。
 守備特化と攻撃特化の担当を分けて戦うという、奇しくも同じような戦い方をする事になった。

 しかし、練度はあちらが上なのは変わらない。
 その証拠にリンシアの魔術はスレイの作った雷の結界で防がれてしまったのだ。
 普段なら雷の防御はそこまで高くないが相反する属性ときたら打ち負かされるだろう。
 そして、未だ動かないもう一人の男がやっと動きだした。

「姐さん、俺も行くぜ」
「あぁ、モーガンやってくれ」

『豪炎《ごうえん》の殺陣《たて》』

 カティアの足元に魔法陣が浮き上がる。
 そしてその身を炎で覆い始めた。
 その身を炎に転換する火魔術のひとつ。
 レントが影と同一になるように、カティアもまた炎となっていた。

「この状態のあたいは攻撃特化の極みに位置している。生半可な防御じゃ紙切れ同然だよ」

 まさかまさかのもう1人はバフ係だった。
 モーガンと呼ばれた彼は当然だがかなりの腕前に見える。

「まさか仲間に自分を守らせて、自分は攻撃一辺倒とは……」

 ミラが少し後ずさったが、道理を見ればかなり効率はよく見える。
 群の力を個に集約した方が火力自体は高くなりやすい。しかも彼らの場合はそれを高いレベルで扱っている。
 しかし、レントには火力に対して防御役が薄くないかとさえ思えてくる。

「スレイって男が雷魔術の使い手ならリンシアとの相性はすこぶる悪い。仕方ない、僕の奥の手を出すよ」
「残念」

 いくら火力を盛っても雷の盾の前には水も氷も無意味に等しかった。
 ならばやるべきではひとつしかない。
 スイッチだ。
 リンシアが補助に回りレントが攻撃に出る。
 似ているどころの話ではなく、それは正《まさ》しくカティア達の戦い方そのものであった。
 しかし、一つだけ違うことがある。

「ほう? 真似っ子か?」
「いえいえ、元々ある作戦ですよ」

 それはレントが火力役では無いことだ。
 本来影魔術というのは火力に乏しい。
 しかし、吸収という形で火力を得ることは出来る。
 とはいえそれは食らうことの出来るダメージに限った話だ。
 一撃貰ったら終わってしまうような攻撃に対しては使えない。
 そして火力になりえるもうひとつ、それが今回の奥の手であった。

「そろそろまとまったかい?」

 彼女達は流石と言うべきか余裕綽々といった感じだ。
 事実格上なのだから当然と言えば当然である。

「えぇ、これが通じなかったら僕達の負けかもしれない」
「へぇ? なら耐えきってみようじゃないか」

 そう言うとカティアはその剣身に炎を纏わせ魔力を込めていく。
 次第に赤く染まり一撃必殺の威力となるほど熱量を持った剣が出来上がった。
 心做しか少し長くなったかもしれない。

「そろそろいこうか」
「えぇ」

 カティアとレントはそれぞれ睨み合い仲間とタイミングを合わせていた。
 ミラとスレイは敵の攻撃の低減のために、リンシアとモーガンは攻撃役の補助のために。
 しかし、レントの影魔術はリンシアの魔術。吸収してしまう都合上相性はあまり良くない。

「ということで、よろしくね。リンシア」
「仕方ない」

『氷の雫』

 リンシアは魔術を展開すると、その矛先をレントに向けた。
 これにはカティア達もびっくりしたようで表情に出ている。

「……正気か?」
「もち……ろん」

 リンシアの魔術をまともに食らったレントはその痛みを何とか我慢して魔術を展開する。

 ──そう、『影の狂演シャドー・ダンス』だ。

 その身に受けた氷の魔力を己の糧とし、影の魔力と絡め合わせていく。
 その光景の異常さと危機感からか、カティアは慌てて攻撃に移ってしまった。

「……っ!? させねぇ! 『赫焔一閃《かくえんいっせん》』」

 それは未熟さではなく熟練が故の反応だ。
 危険と判断するとその発動前をなんとしてでも止めようとする。
 それは何も間違っておらず、正解の手となるのがほとんどだ。
 実際にカティアはその刀身を振るい、濃い赤色になった炎を纏わせた剣で斬りかかっていた。
 しかし、今回ばかりは違ったのだ。

「……ふぅ」

 その息は冷気を帯びて白く濁り、あらゆる時を遅く感じさせる。
 氷魔術の特性だ。
 かの魔術は氷結という表の面と、それ故の停止という裏の面を持つ。
 レントから見ても正直やってられないと思うほど出鱈目なものであった。

 その力を帯びたレントは、改めて敵に回らなくて良かったのだと思わざるを得ない。
 そのゆっくりした時間の中、レントは魔術の展開を始める。
 技を出したまま速度が遅くなり、無防備な姿を晒すカティアに向かって全力でぶっぱなす。

『闇墜氷白影《やみおつるひのはくえい》』

 レントが手をかざすと同時に舞台に広がる影から無数の氷弾が天に向かって打ち上がる。
 それは空を羽ばたく鳥さえも撃ち墜とす勢いで射出されていた。
 遅くなっても防御は生きているのか致命的なダメージは与えられていない。
 しかし、目的はそれとは別にある。

「うわ、おおおおおおおお!」

 カティア達3人は空高く打ち上げられ、その手足をバタバタさせている。
 このまま落ちても着地されておしまいだろう。もう一押しと言ったところだろうか。

「ここからは僕の出番だね!?」

 そういうとミラは空中に立方体の結界を作り出す。
 それはどんどん空に向かって昇っていき、ちょうどカティアと同じ高さになるといきなり膨張し始めた。

「!? うぐっ」

 膨張した結界に押されて声にならない呻きが口から出るも何とか舞台に落ちようと必死に足掻く。

「はぁはぁ……無駄だよ。その結界はじきに円柱状になり舞台を覆うことになる」

 それの維持が困難なのか息を荒らげてなんとか制御していた。
 勝利を信じて覚悟を決めた男の意地である。
 そして、それは実を結ぶことになる。

 次第に膨張をしなくなると今度は下に向かって伸びてくる。
 このまま舞台を覆うように結界を作るのだろう。
 その時はそう長くはなかった。

『天魔筒《スカイビル・シリンダー》』

 その声と共に結界は完成を迎えた。
 その後はその結界に沿うようにカティア達が落ちてくる。


 そしてその落ちた先は、舞台外であった。


「そこまで! 勝者、『シャドウ』!!」

 観客でさえも息を飲んで静まり返っていた対戦は、学生側の勝ちに終わることでその目に熱を取り戻していった。

「うおおおおおおお!」
「やりやがったぞ!」
「すげぇ!」

 周囲から激励の言葉が飛んでくる中、何とか勝ち取った勝利も喜べぬくらいには消耗しきっていた。

「……ったた。強引にやりやがる。だが、負けは負けだ、素直に認めよう。おい、スレイにモーガン」
「あ、え?」
「はい!」
「帰ったら特訓だな」

 2人揃って「喜んで!」と声を揃えて叫んでいた。

「レントとか言ったな。またどこかで会おう、そして、今度は勝つからな」
「は、はは。勘弁して欲しいですね……」



 そうして強大な壁とも思えた魔術士団との試合はなんとか勝利を手にして両チームは舞台から降りていった。
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