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第11話
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AMYサービスでの初日が終わろうとしている頃、慧は日に二度目の風呂を済ませ、二階の廊下を歩いていた。
長い間温めてきた計画を実行に移したのだ。彼は心身ともに疲弊していた。
与えられた自室に置かれていた寝具はあまりに柔らかい。床でなければ畳に敷いた薄っぺらい布団でしか寝た経験のない彼は、段違いの高級品でうまく寝付けるのか不安だった。しかし、心配は無用となった。
気を抜けば、慧の瞼は閉じてしまいそうな状態にある。あえて慣れた硬い床で休息を取る必要はない。朦朧とする意識を引きずりながら、彼は思った。
自室のドアを目前にしたとき、廊下の縦長の窓から庭を見下ろしている俊平を見つけた。
別に無視しても良いのだが、この邸宅にはまだまだ知らないことが多い。情報収集のためにも、彼に倣って慧は近くの窓から外を眺めた。
邸宅から漏れる光が、暗い庭の一角で身体を丸める女性の背中を照らしていた。頭頂部で一本に結われた長い髪が、動物が好意を主張するときのように揺れている。
「もう寝たのかと思っていたが、こんな夜遅くにあいつは何をしてるんだ?」
「見回りさ。僕たちは善意によって善行を積む集団であるけど、それだけに恨まれることも多くてね。たまに報復を企む往生際の悪い奴らが現れるのさ。闇を抱える者は闇に共鳴するのか、不貞の輩は決まって夜に訪れる。奇襲されても面倒だから、交代で歩哨の役割を担っているのさ」
「歩哨というが、あいつは座っているし足元しか見ていない。俺にはとても周囲を警戒しているようには見えないが、お前たちの組織ではあれを歩哨と呼ぶのか?」
「細かいことを気にするね。要は見張りだよ。彼女はあそこにいても充分に役割を担えるから問題ないのさ。それに、邸宅のそばなら裏庭の壁を破壊された際にも迅速に対処できるしね」
「頼りにされてるんだな。それにしても、尖ってる部分ばかり見せられてきたが、あれは花を観察してるんだろ? 花を好む嗜好があったとはな。かわいらしいところもあるじゃないか」
「いっただろう、彼女は魅力的だって。彼女の花好きは大層なものでね、気に入った花には名前をつけているんだ。ほら、よく見ればわかると思うけど、花を眺める彼女の口元が微かに動いているだろう? あれは、自分で付けた名前を呼んで話しかけているのさ」
慧が注視してみると、確かに琴乃は周りに誰もいないのにしきりに唇を動かしている。弛緩した彼女の表情は今日一日で目撃したいずれの顔より幸せそうだ。慧には一度も見せなかった幼い純真さに溢れている。
「ちなみに、花に付けているのは総じて男性の名前だそうだよ。そこにどれだけの意味が込められているのかは知らないけど、前に訊いたときは殺されかけたね」
「なんというか……結局はあいつも変わり者というわけか」
にこやかに笑顔で話す琴乃。その相手は恋人でもなければ親友でもなく、人間ですらもない植物。もしかすると、彼女にとっては恋人なのかもしれないが。
慧はそっと庭から目を逸らして、自室の入口に手を伸ばす。
「この家は色々と刺激が強すぎる。眠れなくなる前に休ませてもらおう。俊平も、あまり他人の観察に没頭してやるなよ。いい趣味とはいえんぞ」
一方的に提言して、さっさと寝てしまおうとドアノブをまわした。
「上倉」
呼び止められ、慧は扉に手をかけたまま振り返る。
彼を呼んだ俊平は、変わらず窓から広がる景色を眺めていた。
直前までとは違った。彼の視線は刃物の如き鋭さを帯び、琴乃ではなく邸宅の正門の方角を注視する。
異状を感じ取り、慧は俊平に近寄る。
何発かの銃声が、窓の外から聞こえた。
真夜中の急襲だった。正門の外側から無数の銃弾が乱射される。慧と俊平は咄嗟に窓枠から身を隠したが、飛来する弾丸がガラスを突き破ることはなかった。
「上倉の知り合いかな?」
「暗くてわからん。影が三つ見えたから、人数はそれで合ってると思うが」
「それ以上いたら、僕たちも働くことになるね」
不意に、悠司から貸与された小型機器が慧の胸ポケットで振動する。
つい数時間前に受けた説明を思い出し、ポケットからイヤホンマイクを取って右耳に装着した。機器の側面にある電源ボタンを人差し指で押す。ごそごそと雑音が耳の奥で響いたのち、声が聞こえた。
《ぼちぼち全員繋がったかい? 慧くん、君との通信は初めてだけど、ちゃんと私の声を聴けているかな?》
音量が大きく耳障りだ。喋る前に、慧はボリュームを下げるボタンを何度か押した。
「聞こえている。こっちの声も届いているか?」
《良好良好。他のみんなはどうだい?》
《問題なし。僕にも届いているよ》
目と鼻の先にいる俊平が答える。慧の耳の内側と外側の両方から、重なるように彼の反応が届く。
《ふむ。有事の際の連絡手段の確立は最優先事項だ。もっとも、みんな周知徹底してくれてるし、慧くんも理解してくれてるみたいだから、いうまでもないかもしれないけどね》
暢気なことを話している間に、庭の銃撃戦が激化する。
誰かが通話に加わるノイズ。次の瞬間、耳元で銃声がした。幾度も、幾重にも。
《こんな夜中になんなのよもうッ! ていうか、いきなり撃ってくるとかどういうつもり!?》
《琴乃くん、敵の数を教えてくれるかな?》
《三人よっ! 惜しみなく騒音を立ててるのは二人だけみたいだけど》
《それは危険だね。残りの一人はたぶん〝保険〟だ。しかし我々も自分たちの家を荒らされて怯むわけにもいくまい》
《じゃ、やっていいのね?》
《逃げられると面倒だから一撃で仕留めてほしいんだけど、できるかい?》
銃声を背景に、鼻で笑う音が響く。
《当然よ。このあたしが警備してる時点で、勝敗はもう決まってるんだから》
長い間温めてきた計画を実行に移したのだ。彼は心身ともに疲弊していた。
与えられた自室に置かれていた寝具はあまりに柔らかい。床でなければ畳に敷いた薄っぺらい布団でしか寝た経験のない彼は、段違いの高級品でうまく寝付けるのか不安だった。しかし、心配は無用となった。
気を抜けば、慧の瞼は閉じてしまいそうな状態にある。あえて慣れた硬い床で休息を取る必要はない。朦朧とする意識を引きずりながら、彼は思った。
自室のドアを目前にしたとき、廊下の縦長の窓から庭を見下ろしている俊平を見つけた。
別に無視しても良いのだが、この邸宅にはまだまだ知らないことが多い。情報収集のためにも、彼に倣って慧は近くの窓から外を眺めた。
邸宅から漏れる光が、暗い庭の一角で身体を丸める女性の背中を照らしていた。頭頂部で一本に結われた長い髪が、動物が好意を主張するときのように揺れている。
「もう寝たのかと思っていたが、こんな夜遅くにあいつは何をしてるんだ?」
「見回りさ。僕たちは善意によって善行を積む集団であるけど、それだけに恨まれることも多くてね。たまに報復を企む往生際の悪い奴らが現れるのさ。闇を抱える者は闇に共鳴するのか、不貞の輩は決まって夜に訪れる。奇襲されても面倒だから、交代で歩哨の役割を担っているのさ」
「歩哨というが、あいつは座っているし足元しか見ていない。俺にはとても周囲を警戒しているようには見えないが、お前たちの組織ではあれを歩哨と呼ぶのか?」
「細かいことを気にするね。要は見張りだよ。彼女はあそこにいても充分に役割を担えるから問題ないのさ。それに、邸宅のそばなら裏庭の壁を破壊された際にも迅速に対処できるしね」
「頼りにされてるんだな。それにしても、尖ってる部分ばかり見せられてきたが、あれは花を観察してるんだろ? 花を好む嗜好があったとはな。かわいらしいところもあるじゃないか」
「いっただろう、彼女は魅力的だって。彼女の花好きは大層なものでね、気に入った花には名前をつけているんだ。ほら、よく見ればわかると思うけど、花を眺める彼女の口元が微かに動いているだろう? あれは、自分で付けた名前を呼んで話しかけているのさ」
慧が注視してみると、確かに琴乃は周りに誰もいないのにしきりに唇を動かしている。弛緩した彼女の表情は今日一日で目撃したいずれの顔より幸せそうだ。慧には一度も見せなかった幼い純真さに溢れている。
「ちなみに、花に付けているのは総じて男性の名前だそうだよ。そこにどれだけの意味が込められているのかは知らないけど、前に訊いたときは殺されかけたね」
「なんというか……結局はあいつも変わり者というわけか」
にこやかに笑顔で話す琴乃。その相手は恋人でもなければ親友でもなく、人間ですらもない植物。もしかすると、彼女にとっては恋人なのかもしれないが。
慧はそっと庭から目を逸らして、自室の入口に手を伸ばす。
「この家は色々と刺激が強すぎる。眠れなくなる前に休ませてもらおう。俊平も、あまり他人の観察に没頭してやるなよ。いい趣味とはいえんぞ」
一方的に提言して、さっさと寝てしまおうとドアノブをまわした。
「上倉」
呼び止められ、慧は扉に手をかけたまま振り返る。
彼を呼んだ俊平は、変わらず窓から広がる景色を眺めていた。
直前までとは違った。彼の視線は刃物の如き鋭さを帯び、琴乃ではなく邸宅の正門の方角を注視する。
異状を感じ取り、慧は俊平に近寄る。
何発かの銃声が、窓の外から聞こえた。
真夜中の急襲だった。正門の外側から無数の銃弾が乱射される。慧と俊平は咄嗟に窓枠から身を隠したが、飛来する弾丸がガラスを突き破ることはなかった。
「上倉の知り合いかな?」
「暗くてわからん。影が三つ見えたから、人数はそれで合ってると思うが」
「それ以上いたら、僕たちも働くことになるね」
不意に、悠司から貸与された小型機器が慧の胸ポケットで振動する。
つい数時間前に受けた説明を思い出し、ポケットからイヤホンマイクを取って右耳に装着した。機器の側面にある電源ボタンを人差し指で押す。ごそごそと雑音が耳の奥で響いたのち、声が聞こえた。
《ぼちぼち全員繋がったかい? 慧くん、君との通信は初めてだけど、ちゃんと私の声を聴けているかな?》
音量が大きく耳障りだ。喋る前に、慧はボリュームを下げるボタンを何度か押した。
「聞こえている。こっちの声も届いているか?」
《良好良好。他のみんなはどうだい?》
《問題なし。僕にも届いているよ》
目と鼻の先にいる俊平が答える。慧の耳の内側と外側の両方から、重なるように彼の反応が届く。
《ふむ。有事の際の連絡手段の確立は最優先事項だ。もっとも、みんな周知徹底してくれてるし、慧くんも理解してくれてるみたいだから、いうまでもないかもしれないけどね》
暢気なことを話している間に、庭の銃撃戦が激化する。
誰かが通話に加わるノイズ。次の瞬間、耳元で銃声がした。幾度も、幾重にも。
《こんな夜中になんなのよもうッ! ていうか、いきなり撃ってくるとかどういうつもり!?》
《琴乃くん、敵の数を教えてくれるかな?》
《三人よっ! 惜しみなく騒音を立ててるのは二人だけみたいだけど》
《それは危険だね。残りの一人はたぶん〝保険〟だ。しかし我々も自分たちの家を荒らされて怯むわけにもいくまい》
《じゃ、やっていいのね?》
《逃げられると面倒だから一撃で仕留めてほしいんだけど、できるかい?》
銃声を背景に、鼻で笑う音が響く。
《当然よ。このあたしが警備してる時点で、勝敗はもう決まってるんだから》
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