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俺の頭の中では“部屋から出る”という選択肢しかないはずなのに、引き寄せられるように美鼓ちゃんの元へと足が動いた。
まるで自分の足ではないようで。
俺の意思で動いている足ではないようで。
そんな足で俺は美鼓ちゃんの元へと歩き、寝転がりながら俺を見上げている美鼓ちゃんは真剣な顔のまま俺を見詰め続ける。
「美鼓ちゃん、それは良くないから・・・。
そんな風に次に進むのは良くないから・・・。
俺のことは捨てて次に進んだ方がいいよ・・・。」
「でも、元気さんとエッチをしないと次に進めない。」
「そういうことはちゃんと好きな人と、ちゃんと付き合ってる人とした方がいいから。」
「元気さんが言うと説得力がありますね。
でも私は元気さんとエッチしないと次に進めないです。
私とエッチしてください。」
頭の中では“そんなことは良くない”と思っているのに、分かっているのに、まるで自分の身体ではないように言うことを聞かない。
「美鼓ちゃん、それは良くないから・・・。」
「言ってることとやってることが全然違いますけど。」
美鼓ちゃんの上に跨がり美鼓ちゃんのワイシャツのボタンを外し始めた俺に、美鼓ちゃんは嬉しそうな顔で笑っている。
その顔を見て死ぬほどホッとした。
美鼓ちゃんの嬉しそうに笑う可愛い顔を見て死ぬほどホッとした。
「そうやって笑う顔、ずっと見たかった。」
まるで自分の足ではないようで。
俺の意思で動いている足ではないようで。
そんな足で俺は美鼓ちゃんの元へと歩き、寝転がりながら俺を見上げている美鼓ちゃんは真剣な顔のまま俺を見詰め続ける。
「美鼓ちゃん、それは良くないから・・・。
そんな風に次に進むのは良くないから・・・。
俺のことは捨てて次に進んだ方がいいよ・・・。」
「でも、元気さんとエッチをしないと次に進めない。」
「そういうことはちゃんと好きな人と、ちゃんと付き合ってる人とした方がいいから。」
「元気さんが言うと説得力がありますね。
でも私は元気さんとエッチしないと次に進めないです。
私とエッチしてください。」
頭の中では“そんなことは良くない”と思っているのに、分かっているのに、まるで自分の身体ではないように言うことを聞かない。
「美鼓ちゃん、それは良くないから・・・。」
「言ってることとやってることが全然違いますけど。」
美鼓ちゃんの上に跨がり美鼓ちゃんのワイシャツのボタンを外し始めた俺に、美鼓ちゃんは嬉しそうな顔で笑っている。
その顔を見て死ぬほどホッとした。
美鼓ちゃんの嬉しそうに笑う可愛い顔を見て死ぬほどホッとした。
「そうやって笑う顔、ずっと見たかった。」
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