コルトハイドの子供
エイルス、ルナキース、ヴェルトン。三人の貴族の少年は幼馴染で、丘陵地帯の古城コルトハイド城の全寮制学舎に揃って入学した。
その当日のうちに、エイルスは「開けてはならない」と規則で定められる、式典で配られた守り袋を開けてしまう。
中から出てきたつやりと光る乳白色の粒は、一体何なのか。
学徒三人と、開けてはならなかった袋の中身と、かつて学徒だった二人の教師と。古、龍帝により暗黒の軍勢から救われた国の学校での、昔とその日と未来。
その当日のうちに、エイルスは「開けてはならない」と規則で定められる、式典で配られた守り袋を開けてしまう。
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