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ファイル.08 サキとナージャの異世界冒険
ファイル.08 サキとナージャの異世界冒険(5)
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『ねえ、サキちゃん、サキちゃん』
『なーに、アマちゃん』
サキの中にいる怪異がサキに話しかけてきた。
『あのエレベーターがある木の場所、わからなくなると、元の世界に帰れなくなるでしょ?』
『あー、確かにそうだねー』
『うん、だから、ボクがマーキングしておいたよ。これで、どこにいてもあの場所を感知できるよ』
『さすがアマちゃん。ありがとうー』
サキの中にはアマビコと呼ばれる怪異がいる。
アマビコには予言の力があるとされていて、彼がサキのダウジングによる占いの精度を高めていた。
「先輩、ダンジョンの攻略なんですけど、そもそも、私たち武器も持ってないし、魔法も使えないですけど、どうやって敵と戦いますか?」
「あー、確かにー。それ、考えてなかった」
「とりあえず、武器とか必要なんで、街に買い出しに行きませんか? 私たち、ほとんど撮影用の機材しか持ってきてないので、もっといろいろアイテムが欲しいところです」
「そうだねー。私は何か食べ物が欲しいよー。よし、なーちゃん、とりあえず街にいこー」
「はいはーい。行きましょう先輩」
はしゃいでいる二人を遠くから二人組の盗賊が眺めていた。
「おい、見ろよ。おかしな格好をしてる女たちが歩いてるぜ」
ひげを生やした中年の男が顎に手を当てながらもう一人の男に話しかけた。
「あれは今流行りの異世界からの旅行者だな。ロクなスキルを持ってないから狩り放題らしい」
白髪混じりの男がひげの男に答えた。
「とりあえず人気の無い所まで跡をつけるぞ。そこで二人とも狩ってやる。どっちもまだ子供みたいだから楽勝だな」
二人の盗賊はニヤニヤしながら二人の跡をつけた。
「先輩、気づいてますか。私たち、つけられてますよー」
ナージャは後方にいる盗賊たちに違和感を与えないように、自然な振る舞いをしながらサキに話しかけた。
「ふふ、私のアマちゃんもちゃんと気づいて教えてくれたよー」
「先輩も気づいてたんですね。さすがです」
「それじゃあ、軽くやっつけちゃいますかー」
「はい!」
二人は気配を消して、素早く後ろの二人組の視界から外れた。
「あれ、あいつらどこいった?」
「確かにいねえな。気配もしねえぞ。まさか、消えたのか?」
「まさか。幽霊じゃねえんだから消えたりしねえよ。そんな遠くにはいないはずだ。よく探そうぜ」
次の瞬間、男たちはサキとナージャに背後から後頭部を重いカバンで思いきり殴られて、気絶した。
「先輩、跡をつけてきたのが大したことない人間たちでよかったですね」
「私たちが気配を消したぐらいで見失うようじゃ、まだまだですねー」
「でも、武器がないので今みたいに不意打ちするしかないのがつらいですけど」
「そーなんだよねー。ま、とりあえずDoProで戦闘シーンをバッチリとれたからおっけーよー」
「ふふ、そうですね。この調子でどんどん撮影していきましょう」
サキとナージャはにっこりと笑いあった。
『なーに、アマちゃん』
サキの中にいる怪異がサキに話しかけてきた。
『あのエレベーターがある木の場所、わからなくなると、元の世界に帰れなくなるでしょ?』
『あー、確かにそうだねー』
『うん、だから、ボクがマーキングしておいたよ。これで、どこにいてもあの場所を感知できるよ』
『さすがアマちゃん。ありがとうー』
サキの中にはアマビコと呼ばれる怪異がいる。
アマビコには予言の力があるとされていて、彼がサキのダウジングによる占いの精度を高めていた。
「先輩、ダンジョンの攻略なんですけど、そもそも、私たち武器も持ってないし、魔法も使えないですけど、どうやって敵と戦いますか?」
「あー、確かにー。それ、考えてなかった」
「とりあえず、武器とか必要なんで、街に買い出しに行きませんか? 私たち、ほとんど撮影用の機材しか持ってきてないので、もっといろいろアイテムが欲しいところです」
「そうだねー。私は何か食べ物が欲しいよー。よし、なーちゃん、とりあえず街にいこー」
「はいはーい。行きましょう先輩」
はしゃいでいる二人を遠くから二人組の盗賊が眺めていた。
「おい、見ろよ。おかしな格好をしてる女たちが歩いてるぜ」
ひげを生やした中年の男が顎に手を当てながらもう一人の男に話しかけた。
「あれは今流行りの異世界からの旅行者だな。ロクなスキルを持ってないから狩り放題らしい」
白髪混じりの男がひげの男に答えた。
「とりあえず人気の無い所まで跡をつけるぞ。そこで二人とも狩ってやる。どっちもまだ子供みたいだから楽勝だな」
二人の盗賊はニヤニヤしながら二人の跡をつけた。
「先輩、気づいてますか。私たち、つけられてますよー」
ナージャは後方にいる盗賊たちに違和感を与えないように、自然な振る舞いをしながらサキに話しかけた。
「ふふ、私のアマちゃんもちゃんと気づいて教えてくれたよー」
「先輩も気づいてたんですね。さすがです」
「それじゃあ、軽くやっつけちゃいますかー」
「はい!」
二人は気配を消して、素早く後ろの二人組の視界から外れた。
「あれ、あいつらどこいった?」
「確かにいねえな。気配もしねえぞ。まさか、消えたのか?」
「まさか。幽霊じゃねえんだから消えたりしねえよ。そんな遠くにはいないはずだ。よく探そうぜ」
次の瞬間、男たちはサキとナージャに背後から後頭部を重いカバンで思いきり殴られて、気絶した。
「先輩、跡をつけてきたのが大したことない人間たちでよかったですね」
「私たちが気配を消したぐらいで見失うようじゃ、まだまだですねー」
「でも、武器がないので今みたいに不意打ちするしかないのがつらいですけど」
「そーなんだよねー。ま、とりあえずDoProで戦闘シーンをバッチリとれたからおっけーよー」
「ふふ、そうですね。この調子でどんどん撮影していきましょう」
サキとナージャはにっこりと笑いあった。
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