124 / 155
123・ムコウジマ日記 Vol.1
しおりを挟む
お久しぶりです、ダイゴです。
妻が勝手に始めたブログに、自分もこんなに便乗するとは最初は思いもしませんでした。
ロイヤル・マドリーに移籍して2ヶ月が経とうとしています。
いろいろなことがありました。
『アジア人が7000万€に見合う活躍が出来るはずがない』
とか
『貴重な外国人枠を日本人二人に使うなんて馬鹿げている』
とかね。
でも、だいぶそんな声も収まって来たのではないか、と思います。
雑音を実力で黙らすというのはなかなか出来ることではなく、我ながら……なんて思うときもあります(笑)
そんな中で、次節、遂に『エル・クラシコ』が開催されます。
たぶん、俺のブログを読んでくれている人は分かっているとは思うけれども、エル・クラシコとはロイヤル・マドリーvsASバルセロナの伝統の一戦です。
なぜそう言われるかと言うと、スペインの近代史が関わってきて、とってもややこしい……
そのためだけに、本が何冊も出ているほどです。
ASバルセロナには、ただでさえルカ・ボバンがいる上に、今季、ア・コルーニャからリバウジーニョ・ジュニオールが加入しました。
正直、敵ながらとんでもない布陣だと思います。
ナンバー10はルカが付けているけれども、ジュニオールだってルカがいなけりゃ10番付けているはず。
俺のことに興味を持ってくれている人は知っているかもしれないけど、この両名は俺のサッカー人生どころか、人生そのものに影響を与えてきた人物です。
負けない! 負けたくない! 出来るなら勝ちたいなあ……
なんてちょっと弱気に思っています。
ちなみに、今現在バルセロナのホームスタジアムはカンプ・ノウではありません。
改修工事のため、今季だけ1992年のバルセロナ・オリンピックの会場だったオリンピック・スタジアムがホームになっています。
うーん、残念……
そして、そのあとは親友であるはずの瀬棚勇也が所属するバレンシアとの闘い!
彼もいろいろあったみたいだけれども、今では自分を見つめ直して、自己鍛錬に励んでいる(と、書いてくれとメッセージが来た笑)
たぶん、敵が味方になって、また敵になるということを生きてきて実際にやるという人は少ないと思う。
そういう意味では、自分はスペインに来て、貴重な体験をしているのだとも思う。
スペインはひとつの国だけども、その地域による対立心が激しい。
それはサッカーも同様で、地域によってプレースタイルが異なる。
雨が多くて芝が激しく伸びる地域があれば、乾燥して砂も同様のピッチでプレーしているところもある。
だから、ロングパスが得意なシャビ・アロンソや、ショートパスが好きなチャビみたいに、同じ国でも違う特色のミッドフィルダーが育ってくる。
もしかしたら、あのカルレス・プジョルもスライディングするのが嫌だと思う地域に生まれて、彼の特色がなくなっていたかもしれない。
あと、スペインはピッチが硬いんだ。
他の国と同じようにスパイクを履いていると、文字通り痛い目に遭うね。
この国はシエスタという昼寝の習慣があって。
その分、夜が遅くて、ナイターの試合は夜9時とかです。
生活のリズムも慣らして行かなくては……!
フランス五輪の予選も始まるね!
正直、リーグ戦と中2日でのチャンピオンズリーグとの連戦はキツイ。
さらには代表の試合でホームに帰国しなくちゃならない。
それも五輪代表と、A代表同時に!
でも、勇也と二人、他国をどうボコボコにしてやろうかと連絡を取っています。
なんたって自分たちは、ディフェンディング・チャンピオンなのだから!
それでは、また。チャオ!
ダイゴ
妻が勝手に始めたブログに、自分もこんなに便乗するとは最初は思いもしませんでした。
ロイヤル・マドリーに移籍して2ヶ月が経とうとしています。
いろいろなことがありました。
『アジア人が7000万€に見合う活躍が出来るはずがない』
とか
『貴重な外国人枠を日本人二人に使うなんて馬鹿げている』
とかね。
でも、だいぶそんな声も収まって来たのではないか、と思います。
雑音を実力で黙らすというのはなかなか出来ることではなく、我ながら……なんて思うときもあります(笑)
そんな中で、次節、遂に『エル・クラシコ』が開催されます。
たぶん、俺のブログを読んでくれている人は分かっているとは思うけれども、エル・クラシコとはロイヤル・マドリーvsASバルセロナの伝統の一戦です。
なぜそう言われるかと言うと、スペインの近代史が関わってきて、とってもややこしい……
そのためだけに、本が何冊も出ているほどです。
ASバルセロナには、ただでさえルカ・ボバンがいる上に、今季、ア・コルーニャからリバウジーニョ・ジュニオールが加入しました。
正直、敵ながらとんでもない布陣だと思います。
ナンバー10はルカが付けているけれども、ジュニオールだってルカがいなけりゃ10番付けているはず。
俺のことに興味を持ってくれている人は知っているかもしれないけど、この両名は俺のサッカー人生どころか、人生そのものに影響を与えてきた人物です。
負けない! 負けたくない! 出来るなら勝ちたいなあ……
なんてちょっと弱気に思っています。
ちなみに、今現在バルセロナのホームスタジアムはカンプ・ノウではありません。
改修工事のため、今季だけ1992年のバルセロナ・オリンピックの会場だったオリンピック・スタジアムがホームになっています。
うーん、残念……
そして、そのあとは親友であるはずの瀬棚勇也が所属するバレンシアとの闘い!
彼もいろいろあったみたいだけれども、今では自分を見つめ直して、自己鍛錬に励んでいる(と、書いてくれとメッセージが来た笑)
たぶん、敵が味方になって、また敵になるということを生きてきて実際にやるという人は少ないと思う。
そういう意味では、自分はスペインに来て、貴重な体験をしているのだとも思う。
スペインはひとつの国だけども、その地域による対立心が激しい。
それはサッカーも同様で、地域によってプレースタイルが異なる。
雨が多くて芝が激しく伸びる地域があれば、乾燥して砂も同様のピッチでプレーしているところもある。
だから、ロングパスが得意なシャビ・アロンソや、ショートパスが好きなチャビみたいに、同じ国でも違う特色のミッドフィルダーが育ってくる。
もしかしたら、あのカルレス・プジョルもスライディングするのが嫌だと思う地域に生まれて、彼の特色がなくなっていたかもしれない。
あと、スペインはピッチが硬いんだ。
他の国と同じようにスパイクを履いていると、文字通り痛い目に遭うね。
この国はシエスタという昼寝の習慣があって。
その分、夜が遅くて、ナイターの試合は夜9時とかです。
生活のリズムも慣らして行かなくては……!
フランス五輪の予選も始まるね!
正直、リーグ戦と中2日でのチャンピオンズリーグとの連戦はキツイ。
さらには代表の試合でホームに帰国しなくちゃならない。
それも五輪代表と、A代表同時に!
でも、勇也と二人、他国をどうボコボコにしてやろうかと連絡を取っています。
なんたって自分たちは、ディフェンディング・チャンピオンなのだから!
それでは、また。チャオ!
ダイゴ
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
16
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる