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第二章
学園祭.1
しおりを挟む直径6mm 長さ20㎝の、上下に穴が空いた棒、24本
夏にクラレンス邸に行った時 お屋敷の職人さんに頼んでおいた。
そして着物合わせのブラウス。
これ、なんだっけ、カシミール?カシオール?カショクール?
まあいいわ、そんなブラウス。
合わせて、[南京玉すだれ]セットだぁー
昔、町の老人クラブて[ストローで作る 南京玉すだれ講座]を受講した事があった。
秋の学園祭でそれぞれ披露何か披露しなければならない と言われていた。
そこで思い付いのが、南京玉すだれだ。
棒を糸を通して隣にかけ 縛る、糸を通してかけ縛る、通してかけて縛って、、、、、
真ん中は間隔を長く取るのよ。
魚とか東京タワー作るとき折るでしょ!だからなの。
さあ、出来たわ。
試して、シュッ、釣り竿ー、あらいい感じ!
音楽いるわね
寝ているガブリエルを起こす
「カブちゃん、ガブちゃん」
「ディック、うるさい」
「あれ?いま、ディックに馬鹿にされた様な?」
「気のせいよ!
ところで余興の音楽を頼みたいの。」
「お嬢様、父兄は不参加ですよ、」
「大丈夫よ舞台袖で鐘鳴らすだけだから」
私は壊れた金属のコップを逆さまにしたのを 4個渡した。
これをね、チャンカ⤴︎チャンカ⤵︎
そう、上手い上手い。
チャンカ チャンカ チャンカ チャンカ
「アさて アさて アさて さて さて さて
さては南京玉すだれ
チョイと伸ばして チョイと伸ばせば
浦島太郎さんが浜辺にて 魚釣る竿にさも似たり
魚釣る竿がお目にとまれば元へと直す」
「うわー、お嬢様凄いです、その棒なんですか?」 ガブリエルも びっくり!
これはね、南京玉すだれと言うすだれなのよ。
「でも、ウラシマァ タロってなんですか?」
そうねぇ~、こっちの世界ではわからないわね、
口上変えた方がいいわね。
展示品は刺繍、レース編み、絵画、詩集、魔道具、工作?、魔法研究書、などなど 個人で作成した物を展示する。
私はミサンガにした。
学年ごとに、喫茶室を作り2交代制にして、女子がお茶とお菓子をセットして男子が運ぶ。
接客は性別問わず手が空いた者がする。
要するに、展覧会のバザーのようなものね。
私とアビゲール様は午前担当
ソフィア様は午後担当
さあ、学園祭の開幕だ!
喫茶室に9:00集合
ドレスの上にスモックを付け、三角巾を被り準備万端。
あれ?誰もいない 時間間違えたかなぁ?
待っても待っても誰も来ない。
ガタン、戸が開きアビゲール様がやって来た。
「マリアベル様、やはりこちらでしたの!
集合はキッチンですわよ」
「あれ?でも喫茶室って、、、」
「昨日の夜 場所が変わったと連絡がきましたの。マリアベル様には来てませんでしか?」
「ええ、、、 」
私達は、喫茶室の隣部屋にあるキッチンに急いだ。
「まぁ、高貴なお方は矢張り違いますわね」
「わたくし達とは同席したくないのでは?」
「まぁ、あのお姿、どなにか お茶でもかけられる予定かしら」
クスクス、クスクス、
やられた、やる事が子供だわ。
アビゲールが泣きそうな顔をして言った。
「マリアベル様、頭の被り物をお外ししますね。 その、ドレスの上のコートも脱ぎましょう。」
わたくしが付いていながら、こんな目に合わせてしまって••••
アビゲールが私のせいで傷付いてしまった。
「私は大丈夫よ!ね!気にしない、気にしない。
だって相手は子供でしょ、私達は大人よ。
子供の悪戯にいちいち腹を立ててたらキリがないわ。」
アビゲールの手を包みポンポンする。
ふぁっ、と手が銀の粒子で包まれる。
2人でニッコリと笑った。
学園祭スタート
喫茶室は大忙しだったが、
でも、誰も 私には仕事をさせてくれない。
手伝おうとすると無視させる。
椅子に座っていると、今度は陰口叩かれる。
子供にいじめられても痛くも痒くも無いけれど、やっぱり居心地は悪い。
「マリアベル嬢はどこですか?」
サリバン先生がやって来た。
「貴方にお客様ですよ。接客をお願いね!」
どなたかしら?
お父様とお祖父様、
赤、青、紫の髪の人、そして、もう1人は•••
「ブッ ファッ!」吹いちゃった。
王様じゃないのぉ~、変な変装してる。
「いらっしゃいませ。そちらの方は今日は叔父様で宜しいでしょうか?」
「そうだ、今日は叔父さんだよ!お前は察しが良くて助かるよ。」王様はウインクした。
赤い髪はハワード侯爵
あら、ランディ兄様にソックリ!
青い髪はアルビス公爵
紫はランディエール侯爵
「三家の皆様にはお初にお目にかかります。マリアベルと申します。」礼を取って挨拶した。
「赤子の時にお会いしているのですよ!」
「マリアベル様、お会いしとぅごさいました~」
「コーネリア様にソックリですなぁー」
おっさん’s と、握手会になってしまった。
青も紫も 息子達は色ボケなのに 父親はしっかりとしているわ!
「マリアベル様、いつも息子がお世話になっております。先日は手づからお作りになられたお守りを頂戴したとか、
倅が大変喜んでおりました。」とハワード侯爵からお礼を言われた。
手作りのお守り!!!!
なんだ、それ、聞いてないぞ、おっさん’s ザワザワした。
「マリーや、お守りとはなんだね?」祖父が言った。
私の展示作品がミサンガと言うお守りになります。
喫茶室を抜けても良いと サリバン先生から了承いただいたので、おっさん6人従えて マリアベルは展示室にと向かった。
***********
こりぁ、また、女の子達に陰口たたかれるわね、憂鬱だわ•••
でも、きっと何をしても文句言われるんだわ。
私って、小説の[悪役令嬢]みたいね
じゃあ、ヒロインは誰なのかしら?
だいたいヒロインはピンクの髪でしょう
赤+白=ピンク、と言う事はハワード家とキングスバリー家の混血?
じゃぁ、名門中の名門じゃないの!
そんな子いたっけ?
***************
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