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仲直り
仲直り
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「未知」
二人きりになった途端、強く強く抱き締められた。
お腹いっぱいになりうとうし始めた太惺が、驚いたように目をぱっちりと開け、彼をじーと見つめた。
「頼むからママを貸してくれないか。
パパ、ママ不足で今にも干からびそうなんだ」
まさかそんな台詞が彼の口から出てくるとは思いもよらなかったからびっくりした。
「未知はみんなのモノだ。それは分かる。でも俺の妻だ。本当は誰一人近付いて欲しくないし、馴れ馴れしく呼んで欲しくない。喋るようになった未知の声を一人占めしたいし、誰にも聞かせたくない」
「遥琉さん………」
独占欲を露にし熱を帯びた眼差しで見詰められ、胸がドキドキした。
「これからは大人の時間だ。太惺、お利口さんしてねんねしようか?」
遥琉さん顔が怖いよ。
太惺が怯えるからもうちょっと笑ってあげて。
ふぇーんふぇーん
だから言ったのに、怖い顔しちゃ駄目だって……
急に泣き出した太惺を寝かし付けるのに四苦八苦していた彼。
三十分近く格闘しようやく寝かし付けたと思ったら、今度は心望が目を覚まし、更に格闘すること三十分。やく眠った心望を起こさないように太惺の隣にそぉーと寝せると、布団の中にごそごそと潜り込んできた。
「咲とは別れたきり一度も会ってないし、連絡も取り合っていない。信じてくれって言うのが無理かも知れないが」
間近から見詰められ、ぎゅっと抱き締められた。
「未知、仲直りのキスがしたい」
答えないでいたら今にも泣きそうな表情で顔を覗き込まれた。
橘さんがもし聞いていたら、甘やかし過ぎですって怒られるかも知れないけど。
誰よりも、何よりも彼が大好きだから、側にいたいから、僕は遥琉さんの言葉を信じる。
彼を元気付けようと笑顔で頷くと、
「ありがとう未知」ほっとして微笑むと、耳朶に軽くキスをされた。
彼にもっとキスがしたいってねだられて、夢中で口付けを交わすうち、布越しでもはっきり分かるくらいどんどん彼のが成長していくのが分かった。
思わず赤面すると、何故か声を立てて笑いだした。
二人きりになった途端、強く強く抱き締められた。
お腹いっぱいになりうとうし始めた太惺が、驚いたように目をぱっちりと開け、彼をじーと見つめた。
「頼むからママを貸してくれないか。
パパ、ママ不足で今にも干からびそうなんだ」
まさかそんな台詞が彼の口から出てくるとは思いもよらなかったからびっくりした。
「未知はみんなのモノだ。それは分かる。でも俺の妻だ。本当は誰一人近付いて欲しくないし、馴れ馴れしく呼んで欲しくない。喋るようになった未知の声を一人占めしたいし、誰にも聞かせたくない」
「遥琉さん………」
独占欲を露にし熱を帯びた眼差しで見詰められ、胸がドキドキした。
「これからは大人の時間だ。太惺、お利口さんしてねんねしようか?」
遥琉さん顔が怖いよ。
太惺が怯えるからもうちょっと笑ってあげて。
ふぇーんふぇーん
だから言ったのに、怖い顔しちゃ駄目だって……
急に泣き出した太惺を寝かし付けるのに四苦八苦していた彼。
三十分近く格闘しようやく寝かし付けたと思ったら、今度は心望が目を覚まし、更に格闘すること三十分。やく眠った心望を起こさないように太惺の隣にそぉーと寝せると、布団の中にごそごそと潜り込んできた。
「咲とは別れたきり一度も会ってないし、連絡も取り合っていない。信じてくれって言うのが無理かも知れないが」
間近から見詰められ、ぎゅっと抱き締められた。
「未知、仲直りのキスがしたい」
答えないでいたら今にも泣きそうな表情で顔を覗き込まれた。
橘さんがもし聞いていたら、甘やかし過ぎですって怒られるかも知れないけど。
誰よりも、何よりも彼が大好きだから、側にいたいから、僕は遥琉さんの言葉を信じる。
彼を元気付けようと笑顔で頷くと、
「ありがとう未知」ほっとして微笑むと、耳朶に軽くキスをされた。
彼にもっとキスがしたいってねだられて、夢中で口付けを交わすうち、布越しでもはっきり分かるくらいどんどん彼のが成長していくのが分かった。
思わず赤面すると、何故か声を立てて笑いだした。
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